茶鬼さんのレビュー一覧

てとてとて パパとレオくんとボク 小説

松幸かほ  みずかねりょう 

優しいお話

このレーベルでの前作・兄弟モノが撃沈した為リベンジなるか?
今回は子連れもの。
題名が表わすように、とっても優しくて穏やかで柔らかいお話だったと思います。
出来とすれば、主人公二人の関係だけに絞り、父親としての主人公の立場に絞り、そうやって見ればとっても健気なお話ですが、いつもこれを書いちゃうと身も蓋もないのですが、好みの問題ですよね。
好きな人にはとっても好き。もうひとひねり、という人に…

3

「背中で君を感じてる」ご購入特典書き下ろしペーパー 特典

守護神の休日

本編中、天皇杯をスポーツバーへ観戦に行くお話がありましたが、そこからホテルまでの鬼束の気持ちが綴られたショートです。

仕事明け、本当は疲れていたけど鬼束との約束でスポーツバーへ来た士朗ですが、酒の酔いも手伝って寝てしまうのです。
ゆすっても起きない、やっと起こして歩かせても寝ぼけているのか酔っぱらっているのか足元がおぼつかなく、そんな彼を支えながら車に乗せる鬼束。
そしてとっておいたホテ…

5

鼬といっしょ 小説

本宮榎南  三尾じゅん太 

ちょっぴり切なく、あたたかく

前作『狸といっしょ』の主人公コタの友達で、人間界で高校生として暮らす鼬(イタチ)のキイチ編になります。
愉快さと面白さでいうと、あちらは能天気なコタの性格もあって最初から最後まで、とっても面白い作品でした。
こちらは、イケメンだけどちょっとぽやんとしていて泣き虫で短足というそういう、ちょっぴり抜けているところがあるから皆に愛されているキャラクターという設定の上に、それに少しおバカさんなところも…

5

ドSメガネ、ときどきダメ男 コミック

新也美樹 

SとMは表裏一体で介在する

この表紙、画像だとパンいちなんだけど、帯がついてるとまさかよもやなんですよね♪
しかも、カッコよく一人でキメちゃってるイラスト♪裏もなんかラブい2ショット。
しかしてその実態は!!
そんなギャップがとても楽しい1冊でした。

カフェで仕事をするSM小説家の錫村は、ウェイターの白井くんを見て妄想して小説を書いている。
そして、取材という名目で出かけたゲイバーで再会した二人は、白井君が錫村…

3

やっぱりダメな大人ですが コミック

楢崎ねねこ 

ゼゼアはホモの巣窟ですw

ねねこ作品にしては珍しい攻め×攻め攻防?と注目し、今までの作品とイメージがガラっと男な部分に注目した作品の続編。
いよいよ決着が!?
・・・って言ってももう前でうっすら見えてましたよね(汗)
そうです、先輩・三神のほうが受け嗜好でした。自分より大きい男の上になるのは、無理って。
でもだからこそ、彼が何とか受け入れたいきちんとエッチしたいという気持ちで頑張ろうとするのに、せっかく一時帰国(前…

2

ぐうたら恋愛の製法 コミック

黒岩チハヤ 

超ダメダメ男ですっ!?

作者さんの初コミック。
絵柄は大変にきれいです。
表題は3話構成でじっくり描かれていて、同時掲載のものも2話構成と、かなりこなれた感じもあって本当に初コミック?と驚きです。

攻め視点が中心かな?
幼なじみの明と同居して大学に通う克己は恋愛がめんどくさいので、性欲処理は自分でするのも面倒とデリヘルを呼んでは抜いてもらっている。
それが明の部屋でやったことがバレて怒られるのだが、「人にや…

1

7年目のシンデレラ コミック

吉田屋ろく 

何故か印象に残る作家さんです

最初の単行本の時にも書いたのですが、この作家さんも勢いのある作家さんですよね。
結構有無を言わせずに突き進んでいく。
全開はそれに慣れなくて中立だったけど、今回は楽しめました。
前の時も、エロありとエロなしがくっきり分かれている作品だなと思ったのですが今回もそうです。
それは主人公が高校生だとエロなし、その代わり大人だとがっつりエロエロ。
描き分けされているんですね。

表題は題名に…

1

恋愛できない仕事なんです 小説

砂原糖子  北上れん 

刑事はつらいよ

まさに題名の通り、身も蓋もない職業だ!
ヤマが入ると帰れない、何日も泊りこみ、終わってもつかれて帰るだけ。
おかげで彼女が出来そうになってもすぐ別れたり、運よく結婚できても離婚に至ったり、そんな男達が仕事をする職場w
主人公達がそんな職場の刑事ですから、なかなかに二人きりの時間を甘く過ごすなんてことはできないわけですよ。
確かにお仕事がっつりではありますが、恋愛的には彼等はちょっと可哀相か…

8

背中で君を感じてる 小説

いつき朔夜  宝井さき 

守護神の守護神

地元サッカーチームのイケメン№2の守護神キーパー鬼束と、全くサッカーに興味関心のなかった警備員・士朗との物語。
いつきさんらしい誠実な展開でした。
プロのサッカー選手と一般人の組み合わせではあるのですが、共通点はあるのです。
チームのゴールを守る者と、プレイをする選手をチームを会場を守る警備員。
二人とも守る者同士なのです。
警備員は試合を見ることはできなくて、グラウンドに背を向けていま…

6

藍苺畑でつかまえて 小説

小林典雅  夏目イサク 

シーちゃんが何でもみんな大好きだよ☆

今回の典雅作品、今までのディアプラの中で最高に良かった!
過去作品を羅列してもかなり上位に食い込むとても良い作品だと思います。
もちろん、いつもの笑いのコメディ要素は充分にあるのですが、主人公達がトンチンカンなのではなくて、今回はその周囲の人々のキャラクター。
それと異文化交流と銘打つ通りに、片方が中国人であることから言葉の壁があるわけで、その言葉の遣い方が笑いを誘う、というもので
木に例…

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