Krovopizzaさんのレビュー一覧

誰にも愛されない コミック

山田ユギ 

本好きにはたまらない世界

ユギさんの作品は、航空貨物会社だったりサンパウロだったり、bl作品としてはかなりニッチな舞台設定をうまく使っているところが好きです。

この作品も、受けがチェコ語翻訳家で古本屋、という珍しい設定がすごく効果的にストーリーに使われていて素晴らしい!
古本・人形劇・ミステリ小説など出てくるアイテムが好みすぎて、
ユギ作品の中でも一番読み返してる作品かもしれません。

出版社の営業・飯島がチ…

4

フォルモサの夜 小説

水原とほる  周防佑未 

コンビ結成のその後が激しく読みたい

受けがDVなど酷い目に遭うような作品と、そんなこともない作品(男前受け率高し)に大別される水原作品(最近は後者が多い?)。

今回は、そんなこともない作品の中でも特に、受けの魅力が際立っていました。
持ち前の洞察力・交渉力で危険を切り抜け、攻めに抱かれてても主導権を奪う機会をうかがっている男前女王様受けが魅力的です。
また細かいことですが、水原作品の「ひぃっ…」という受けの喘ぎにどうしても…

6

雨の下の君に捧ぐ 小説

千地イチ  國沢智 

どっちがどっち?と最後まで油断できなかった

攻め受けの事前情報がないまま読んだ方が面白いかも?
身長差的にもパワーバランス的にもどっちに転んでもおかしくなく、最後までドキドキしながら読める、隠れ「攻×攻」作品でした♪

高校時代同じバスケ部で、一度だけキスしたことのある先輩後輩が美容師として再会し、一緒に働くことに。
地味だった高校時代とは別人のように垢抜け、現在はカリスマ美容師の先輩・橋下すばる。そんな先輩の店に異動になった美容師…

6

続・滴る牡丹に愛 ~レオパード白書 5~ コミック

扇ゆずは 

未来を一緒に生きる相手として

4巻の続きの雛胡編。

ヤクザの抗争から逃げる過程で鴉門との色んな交流を通じて
体液恐怖症の発作が出なくなり、家族との記憶も少しずつ蘇る雛胡。
見どころは、鴉門と雛胡の心の通い合い(遠慮のない傷の抉り合いでもありますがw)と、その過程でデレて可愛くなっていく雛胡でしょうか。山荘でのシーンが色々ツボでしたv

鴉門は、初恋の人アキを自分のせいで死なせてしまったという後悔があり。雛胡を救う…

6

タンゴの男 the final コミック

崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵) 

孤独の歳月から、次のステップへ

「百年の孤独を忘れさせてくれる タンゴの男に」
旧装版ではこの台詞で幕を閉じた『タンゴの男』ですが、エピローグなど多数の描き下ろしも含めた今回の新装版を読み返して改めて、この言葉の意味を自分の中で消化できた気がします。
以前は、肉肉しい濃い絵柄やセックスシーン、タンゴという題材の珍しさ…など表面的な部分に気を取られ、物語の方はあまり読み取れていなかったなと。

タンゴの男と呼ばれる天性のダ…

7

恋愛小説は書けない 小説

雨月夜道  本間アキラ 

宇宙人にもセオリーがある

奇人・変人な攻め/受けキャラは多いけど、そんなキャラ本人の視点の話で、自分の思考回路を理路整然と説明している話ってなかなか珍しいんじゃないでしょうか?

モデル並みの容姿でゲイの人気小説家・透哉。
その奇怪な言動故に編集からも煙たがられ、愛犬・ゆずしお相手にひとりごとを言うのが日常の彼ですが、彼視点で行動を追っていくと、突飛な行動にもちゃんと意味があるのです。

女性キャラの上手い台詞が…

7

滴る牡丹に愛 ~レオパード白書 4~ コミック

扇ゆずは 

体液=生きてる証

鴉門×雛胡編(4-5巻)。
4巻はまだ序盤ですが、いい感じに面白いです。
ヤクザ・トラウマ設定の割に暗くなりすぎず、プラトニックだけどエロく…と、シリアスに寄りすぎないバランスが絶妙で。

オールバック・眼鏡・三つ揃えスーツ…と表紙から萌えアイテムが揃っている新キャラの鴉門(あもん)。

関西弁のインテリヤクザで男前、色素薄い系の容姿、スーツの下にはビッシリ刺青…と読めば読むほど萌え滾…

4

アディオス・ミゲル コミック

梶本レイカ 

もう一つのエンディング

『ミ・ディアブロ』のコミックス未収録の、同人版。
コミックスに収録されている「アディオス・ミゲル」とは異なる内容で、
時系列としてはコミックス版「アディオス・ミゲル」のラスト~後になります。

『ミ・ディアブロ』のエピローグの「mi diablo」とは全く異なるもう一つの結末。
本編の構成・展開だけではなく、こうしてアナザーエンディングもあるところがまた映画的だなーと思います。

『…

6

高3限定(2) コミック

梶本レイカ 

更に謎が深まる

恋人になった小野とイケダの幸せな日々が綴られ、しかし刻刻と悲劇が迫ってきているような不安感が付きまといます。

帯に「ホラー史上最大の怪作」とあるように、ここへ来て一気に科学では説明できない出来事が次々起こります。
イケダの、思った以上に凄惨な過去と強い生命力。未来の小野の孤独と後悔。何かとてつもなく大きなものに支配されている田舎町と学校。
怒涛の勢いで様々な事実が明らかになる一方で、予想…

7

高3限定(1) コミック

梶本レイカ 

ただの怖い話じゃない

第1話から頭をガーンと殴られたような衝撃を受け、話が進むごとにどんどん予想外の方向に展開するストーリーに終始目が離せませんでした。

読み始めた段階では、先生・イケダの手ほどきで好青年な生徒・小野がSに目覚めてどんどんバイオレンスな方向に…というようなドロドロのDVモノを想像して戦々恐々としていたのですが・・・
話のスケールも、小野(生徒)という人間も、そんな単純なものでは全くなかった!

8
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