ぴんかさんのレビュー一覧

愛しているはずがない 小説

中原一也  奈良千春 

バーテンダーで愛人の湯月は、やっぱりかっこ可愛かった!

『愛して』シリーズのスピンオフ。
本編ではちらりとしか出て来なかった、斑目弟克幸の愛人、湯月目線で語られる、克幸とのお話。
本編では徹底してヒールとして描かれている克幸ですが、『あの』克幸にもこんなロマンスがあったのかと、安心して読める一冊です。
暴力やら、無体なエロやら、可哀相な脇役など、らぶらぶにはほど遠い展開ですが、読んでいる方には「ほらね! ほらね!」ってな、納得のラストで、実にこの…

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