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表題作きみが恋に溺れる

呉服屋副店長・陣内和史
呉服屋店長兼弓道家・主藤礼一郎

その他の収録作品

  • きみが恋に溺れる-epilogue-

あらすじ

陣内和史は呉服屋・藤ノ屋に勤める次期店長候補。
そこに大学出たての社長令息・主藤礼一郎が赴任してきた。
不器用さから、たびたび客とトラブルを起こしてしまう礼一郎に当初反発していた陣内もやがて面倒を見るハメに…。
そんな中、かつての親友と再会し恋愛感情を覚えた礼一郎は陣内に相談を持ちかけるが、それをきっかけに陣内は恋を自覚し…!?
陣内によって変えられていく礼一郎の恋の行方は?
書き下ろし漫画も有り!!
(カバーより転記)

作品情報

作品名
きみが恋に溺れる
著者
高永ひなこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスCL-DX
シリーズ
きみが恋に堕ちる
発売日
ISBN
9784048541329
3.8

(57)

(19)

萌々

(14)

(20)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
23
得点
215
評価数
57
平均
3.8 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数23

さすがです

高永ひなこさん。「恋する暴君」があまりに有名ですが、これも素晴らしい!さすがの一言です。

まず絵柄がきれい。
「恋する~」よりもすっきり描かれている気がするのは気のせいでしょうか。礼一郎さんが美しすぎます。着物っていうのがまた良いですよね~。

内容はすでに皆さまが書いてくださっているのでさっくりと。

呉服屋副店長・陣内×呉服屋社長令息かつ新店長・礼一郎

良くも悪くも箱入りで、ド天然ちゃんの礼一郎さんが陣内の務める呉服屋さんの新店長さんとしてやってくるところから始まります。仕事にプライドを持って働いている陣内からすると、社長令息というだけのぼんくらな(陣内にはそう見える)礼一郎が店長になるのが納得いかない。けれど、決して無能なわけではなく、アドバイスをすればきちんと吸収していく礼一郎に対して陣内も認め始め、口は悪いけれど頼りがいのある陣内に次第になついていく礼一郎。

ここで前作の『きみが恋に堕ちる』とリンクして、礼一郎と春との関係をにおわす形になります。
その一件を通して陣内は自分の礼一郎に対する気持ちを早々に認めるけれども、人とのかかわりがうまくできない礼一郎は自分の気持ちを持て余す。そこを陣内が押し切る形で恋人という関係になるのですが。

なんというか、礼一郎さんがまるで産まれたての赤ちゃんのようなんですよ。自分の気持ちを表現することが苦手で、他人とうまく関わることが出来ない。無垢っていうか、まっさらっていうか。それでいて芯は一本通っていて、男気もある。そんなギャップがたまらないです。
そんな礼一郎さんを陣内が少しずつ育てて形にしていく、っていう感じがします。

実は『きみが恋に堕ちる』は未読なんです。『きみが恋に堕ちる』のスピンオフ作品なのに、こちらは3巻もあるんですね。
と思ったら、「あとがき」で高永さんが「こちらの話ありきで『きみが恋に堕ちる』を書いてました」って書かれてるんです。そっか、こっちがメインだったのかあと納得する萌え作品でございました。

こんなにレビューがあるのに萌えが滾ってしまって思わずレビュって(こんな言い方があるのか知りませんが)しまいました…。

『きみが恋に堕ちる』も読むつもりです~。


4

初めて読んだBLです!

高校2年生の頃にBLというジャンルの存在を知って、初めて買って読んだBL漫画でした。
表紙のイラストの美しさ、今でも惚れ惚れします。
和服、イイですね。礼一郎の和服と陣内のスーツ。美味しい組み合わせで、眼福です。

礼一郎の端麗な美しさと、和服で増した色香、なのに中身は世間知らずのおぼっちゃまで純粋無垢で少し抜けているギャップが素敵でした。
陣内の三枚目な感じの面倒見のいいわんこ?攻めな感じがいい意味で礼一郎を引き立てているというか。。

きみが恋に堕ちる、新作の乱れるも合わせて読みましたが、溺れるの方が好きです。

2

初な店長はいかが!

なんといっても、表紙から挿絵裏表紙まで、記念に取っておきたい
ほど、大好きです。小説のイラストのカットも好きですが、
コミックも、大変いいです。

内容は、皆さんがいろいろ書いて、レビューしていると思うので、
飛ばしますが、やはり礼一郎の着物姿、いいですね、
お店で正直に、感想を言うすましたところもいいが、
にっこり笑って、お似合いですよ・・・・これ決まりでしょう。

そして、弓道着姿、凛としていて、クール、そして天然!

相方の陣内、本当振り回されて、大変、でもこちらも男前、
いつしか上司から、相談相手にそれから、恋人に?
まだ、道のりは遠いみたいです。

がんばれ、陣内、礼一郎、ゲットだぜ!

0

絵もキャラクターも大好き!!

ドラマCDを先に聴き、お話に興味を持ったのでコミックスを購入しました。
最初はドラマCDの部分だけでいいかな・・・と、前作の「きみが恋に堕ちる」は買わなかったのですが、漫画にもはまって、結局「きみが恋に堕ちる」も、「きみが恋に乱れる」も購入してしまいました。

先ず絵が凄く気に入りました。
それに、礼一郎が好きなキャラ設定で、ドラマCDの時点でもかなり気に入っていたのですが、漫画の礼一郎を見てますます気に入ってしまいました。
育ちの良いド天然、真面目、ストイックな色気・・・に溢れた礼一郎、最高です!!

0

可愛い男

BL歴があっさいあっさい私でも、高永さんのお名前は知っておりましたっ。
でも読む機会が無く、現在連載されている作品も途中から読んで意味があまり…でしたし、どうしたものかと思って居る所に、こちらを読む機会が訪れました。

まず、画がとても綺麗…っ!
表紙やカラーやカットは上手でも、いざ中身となったら「表紙で期待させられただけかよ!」と勝手に裏切られた気持ちになる事も多々あるのですが、さすが高永さんで御座います。
いい感じでデフォルメになったり、登場人物のモノローグが面白かったり、角度をつけて色艶が放出されていたりと、読んでいて全く飽きが来ない!
なぜ今まで読んでなかったんだろー…私って本当にダメ人間だ…orz

って事で、こちらの第1巻。
呉服屋の店員・陣内と、彼が勤める支店の支店長として訪れる社長子息の礼一郎のお話ですねー。
(※因みに【きみが恋に堕ちる】は未読です)

悪印象だったスタートから、徐々に2人の距離が縮まり、陣内がまず礼一郎への好意に気付く。
そして礼一郎に自分への気持ちを気付かせ、2人は幸せへと歩きだす、という所で終わりでした。

何せ陣内の性格が気持ちいいです。
礼一郎への気持ちに気付くのも無理がない流れだったし、時折出てくるモノローグがとても有効的で印象深かった。
振られた礼一郎につけ込む、というようなニュアンスのあの夜は、決して陣内が悪者には見えないし、何だか説得力がある。
これは陣内が大人だから、というのも大きいのかも。

そんな陣内とは正反対の礼一郎。
大卒ですぐ支店長になり、陣内により育てられていきます。


画も綺麗で話の流れも文句なし!なのですが、ただ、礼一郎が陣内を好きだと気付く(気付かされる?)のには、少し強引な感じが残ります。
いや、これがいいように動いて、2~3巻に繋がっていくのでしょうけど。
この1巻だけでも、この表題作が〆られてもいい感じの流れだったので、もし〆るとしたら物足りないなーと思ってしまいました。

礼一郎は天然と言われていますが、芯は強くて強情そうな雰囲気もダダ漏れてますよね♪
これは陣内、一筋縄じゃいかないなと心底思いました。

4

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