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  • 日本海軍菊花聯合艦隊アンソロジー「ぐんかん!」(アンソロジー著者等複数)

日本海軍菊花聯合艦隊アンソロジー「ぐんかん!」(アンソロジー著者等複数)

  • 紙書籍【PR】

表題作日本海軍菊花聯合艦隊アンソロジー「ぐんかん!」(アンソロジー著者等複数)

軍艦色々(武蔵・三笠・扶桑)
軍艦色々(大和・三笠・妙高)

その他の収録作品

  • キャラクター紹介・牧
  • 「ごちゃまぜ戦艦ファミリー」イノセ
  • 「ミスターミカサの波乱万丈な半生」永井三郎
  • 「征き征きて進軍」真名子
  • 「正しい狩り方」倉科将
  • 「月とメランコリア」トウヤ
  • 「おふねでござる」石川ちか
  • 「あぁ扶桑様」蜂不二子
  • 「もちしお!」たぬき太郎
  • 「大和の秘密」「ツンデレデレデレ大和」「君に名前をつけてあげる」「戦艦デパートへ行く」春なおみ
  • 「水天一碧」ミナヅキアキラ
  • GUNKAN GALLERY」 沖銀ジョウ・河井英槻・コンドル・nap・木乃ひのき・零壱・OMEGA2-D・郵・カシオ・船鬼一夫・九號・EHIME
  • コメント・牧

あらすじ

もう男だけのロマンとは言わせない!

擬人化された"彼等"をみたら貴女も絶対に夢中になる
牧の描く艦達をベースに、豪華執筆陣がキャラクターとしての彼等から様々な表情を引き出す!本編では見られない彼等の新たな魅力を御堪能あれ。


ごちゃ混ぜ戦艦ファミリー/イノセ
大和にはフルコースでは皆はたくあん。一つ屋根の下で大騒ぎな家族パラレル☆

ミスターミカサの波瀾万丈な半生/永井 三郎
日露戦争で日本を勝利へと導いた伝説の戦艦、三笠…しかしその後の運命は意外な危機に満ち溢れていた!

水天一碧/ミナヅキアキラ
傷付き続ける翔鶴に苛立ちを隠せない瑞鶴…擦れ違う二人の想いは重なる事が出来るのか。

and more...

作品情報

作品名
日本海軍菊花聯合艦隊アンソロジー「ぐんかん!」(アンソロジー著者等複数)
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS ~ポーバックス~【非BL】
シリーズ
日本海軍菊花聯合艦隊
発売日
ISBN
9784893936783
4.5

(2)

(1)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
9
評価数
2
平均
4.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数2

その運命を思う時、思わず涙さえ・・・号泣・・・

ちるちる会員の中に、海軍マニアとか軍艦好きの方がいらっしゃるかどうか(ドキドキ。。)
はいっ!わたくし、ヒジョーーーーーーーに好きなのであります(大汗)
この擬人化は、見事です!!!
見事にツボをついている。
本来の海軍マニアの人が見たら、神聖なる帝国海軍を冒涜、、、などと怒る方もいらっしゃるのでは?と思うのですが、愛おしさも余ると、こうした擬人化が的を得たもの(自分的にも)であればあるほど、それに対する愛情も増すわけで・・・
全然興味のない方も、たまたま手にとった方も、これを目にして彼等の歩んだ歴史というものを知っていただくと、学校の歴史の時間では知らなかった悲惨な史実というものへも目が向けられるのではないでしょうか?

とはいえ、擬人化本ですからそんな悲壮感は全くなくて、その軍艦の歴史や性質を踏まえた上でのパロディにはちゃんとなってますから、楽しめることは間違いない!

登場するのは
【大和】ツンデレの箱入り坊ちゃま・・・半ズボン!?
41年竣工の世界最後で最大の戦艦。
巨艦主義の日本が最後の最後まで温存したため、出撃回数は少なく、沖縄への特攻出撃の途中で襲撃され、その最後は有名でもありますよね。
【武蔵】デレデレ、大和命の弟
大和の兄弟艦として41年に竣工。
連合艦隊旗艦として活躍するも、44年レイテ沖海戦で爆破・沈没。
【三笠】ダンディなオヒゲの英国紳士
英国に発注して作られた日露戦争の帝国艦隊旗艦。
その運命は数奇で、謎の爆発により破損するも復元され現在横須賀にて記念艦となっている
【扶桑】ミョウチキリンなヘアスタイルを持つヘタレ(ただしイケメン)
日本初の超ド級戦艦として15年に竣工したが、たび重なる損傷に改造を重ね、そのアンバランスなシルエット、奇妙な第一艦橋の形で有名。
その最後はレイテ沖海戦で爆撃により真っ二つに割れ、生存者ゼロ。
【妙高】フットワークのよい大雑把でガサツで庶民的な男前
重巡洋艦として29年に竣工。
その役割は、重巡洋というだけあり、戦艦としての重装備を持つ。
損害により、改装を行ったりしたが、数々の海戦を経て終戦まで残った貴重な艦。
【瑞鶴】双子の片われはドS、空母だけあり烏を連れている
【翔鶴】双子の片われはドM
この2艦は兄弟艦である。
41年竣工の瑞鶴型空母で、対照的な運命を持つ。
特に翔鶴は、「損害担当艦」と呼ばれ瑞鶴といるといつも攻撃され損害をこうむっている不幸の艦であった。
全く良く似ており乗組員が艦を間違えたほどそっくりである。
翔鶴は、44年マリアナ沖海戦にて、瑞鶴は同年レイテ沖海戦にて沈没。
【潜水艦モチシオ】みんなのマスコット
オヤシオ型潜水艦で、現在海上自衛隊にて現役活動中。
オヤシオは映画「亡国のイージス」で見ることができる。
そのマルっこい形が実に愛らしい。

そんな、彼等の運命を頭に読むと、じつにウンウンとくるアンソロなんです。
滅茶箱入りのツンデレ(ちょっと天然)大和をネコかわいがりして皆とさべつして優遇する武蔵とか、
三笠なんかはその経歴を破廉恥に(!?)ww語って聴かせる話なぞ、まさに!!でおもしろ~いのです♪
扶桑なんか、その髪型をいじられちゃって、スパゲティにされてるし、漂流したといえば、頭にいろんなものが(爆!)
そして、そして、何よりーーーー!
やっぱ、軍艦といえば主砲のインチですよねw
大和、その御坊ちゃまに似合わず46センチ砲(爆!!)
バズーカじゃないですからね、46センチv
一方扶桑は、その眉毛に瓜二つの・・・ご神木~!?
なんて、部分も楽しめます。
瑞鶴、翔鶴なんか、偽装といって「ONE PI●CE」なのか!?とか
ちくいちの話が面白いんです。

し か し

春ナオミさんの作品、大和と武蔵がデパートでソフトクリームを食べている会話に思わずホロリと・・・
「僕たちが負けたから今の日本があるんじゃないかな」

ミナヅキアキラさんの双子の空母の話には、もう涙なくして読めませんでした!
損害担当艦と呼ばれるドMの翔鶴、そして瑞鶴が沈む時。
彼等の絆の深さ。
そこに空母として彼等の存在とか色々な歴史を自分の中で感じてしまって、涙腺決壊しましたとも!
こんな擬人化で感動した作品って初めて・・・ミナヅキアキラ恐るべし!

って、、、スミマセン。
好きすぎて熱く語り過ぎちゃいました。
でも、軍艦萌えなくてもきっと充分に楽しめると思います。
是非、是非、読んでみて下さいな。


4

ちょっとだけ軍艦も分かる擬人化本

軍艦が好きなのなんて99%まで男だろうのに、
船といえば女性で例えられることも多いだろうのに、
敢えて「男性で」擬人化してその雄々しさやんちゃさ、そして切なさを表現した作品。

半分くらいは擬人化された性格に乗った作品でもう半分がその歴史に乗ったシリアス?な作品。
その中でも三笠おじさんが語る三笠の歴史に笑いつつ萌えつつ泣かされそうになりました。
「廃艦となりました→戦えないからだとすることが条件だ」→「去勢!?」
えーっ!その反応なの?マジその言葉使うの?な突っ込みいれたりしつつも、
三笠おっさんがバニーガールの衣装着せられて俺のホットドック味見させられても、
そこに遠すぎるけど根拠があったりする所が何ともw

そして擬人化らしくスーパーでくつろぐ大和と武蔵の会話中。
「僕たちが負けたから今の日本があるんじゃないかな」
本当ですよ、実際。もし勝ってたらいまだに列強で軍国でこんなパロできなかったに違いない。

2

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