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表題作HANON-ハノン-

高坂均(ピアノ教室教師)
月島涼(ピアノ教室へ通う少年の兄)

同時収録作品SONATA

大原圭
月島翔

同時収録作品となりの中学生

庄平 隣人
孝太 中学生

同時収録作品この恋の台本

劇作家・湯島秀人
新人劇団員・坂井晴紀

同時収録作品きっと僕とは違う人

宮沢

あらすじ

あの力が欲しい、あの才能が欲しい、あの指が欲しい――。
ずっと忘れられない彼がいる。6年前、その指は力強く、そしてなめらかに鍵盤の上を踊っていた。ピアニストの母とコンダクターの父を持ち、22年間音楽以外のことを考えたことのない毎日を過ごしてきた高坂均(こうさかひとし)。ピアノ教室の教え子の兄・月岡涼が6年前の“彼”と知ったとき……!?
彼への嫉妬、憧れ、言葉にできない想い。再会した今、その想いはあふれて――。
表題作のほか、涼と高坂のその後、そして涼の弟・翔の淡い恋心を描いた続編「SONATA」、弟でも友達でもない大切な存在、触れると壊れそうな繊細な恋を描いた「となりの中学生」など5編を収録。

作品情報

作品名
HANON-ハノン-
著者
大和名瀬 
媒体
漫画(コミック)
出版社
実業之日本社
レーベル
MB Comics
発売日
ISBN
9784408433042
3

(6)

(0)

萌々

(0)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
18
評価数
6
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

初期短編集

5つの恋物語が収録されています。その内の2つは、兄カップルと弟カップルで話が繋がっていて、面白いです。絵も可愛いし、弟カップルの方では、中学生同士なのでショタに悶えます。

一番好きだったのは『きっと僕とは違う人』です。
真面目な中学生の学は、酔った父親を家に連れて来てくれた宮沢と知り合います。
偶然、道で再会して仲良くなる二人。実は、宮沢には付き合ってる彼女がいて。そのコが中学生(自称)で、付き合い方が分からなかったので、学に今時の中学生の好きなこととか聞きたかったからでした。

でも、無邪気で子供らしい学に、宮沢はだんだん惹かれていきます。
学も、一生懸命に自分に合わせてくれる宮沢に好感を持ちます。どうして自分に優しくしてくれるのかと、戸惑う学です。

そんな時に、宮沢の彼女が電話で話してるのを聞いて、年齢を詐称しているのを知ります。この彼女に食って掛かる学が可愛くてキュンとなります。そして、宮沢のために泣くのも。
宮沢の告白と、学の必死の告白にキュンキュンします。

ホント、大和名瀬さんの描かれるショタっ子が大好きだなと実感する1冊です。

1

短編集

大和名瀬さんの初期短編集です。
絵はちょっとだけ古いけど、お話のテイストは最近の大和名瀬さんのままで、とても面白かったです。
なにより、ちびっこショタ絵のかわいさは昔から 神 だったんだなと思いました。
中学生がガンガン出てるのも昔の作品って感じでイイ。最近この手の作品ってなかなか無いですからね~。

表題作はピアノをやってる二人の恋の話。
ストーリーそのものはフツーなんですが、とにかく受けの弟くんが可愛くてハァハァしました。
続編はその弟くんが主役になってて嬉しかったです。この二人の恋はもっと先まで読みたかったなァ。もう続きは出ないだろうけど。

あと大和名瀬さんのユーモアのさじ加減も大好きです。
とくに『きっと僕とは違うひと』が好き。
名瀬さんお得意の「おバカなチビ受け」の言動がいちいち可愛くて面白いんですよね。アホの子萌えのツボにきます。

0

安定の大和さん作品でした

大和さんは好きな作家さんのお一人なのですが、この初期作品集は今まで読んだことがありませんでした。
雑誌『My Boy』1997年4月~1999年7月号に掲載された5作品が収録されています。
社会人の主人公もいるのですが、中学生の主人公もいて、ショタっ子です。
絵柄は今と比べると時代を感じますし、この1冊の本の中でも変化が感じられますが、この頃から綺麗で、攻め様はハンサムだし、受け様は可愛かったです。

私が一番好きだったのは、表題作シリーズです。
表紙のカップルと表紙のカップルの受け様の年の離れた弟のお話とで2話シリーズになっています。
特に兄の方のお話が好きだったのですが、寡黙で想いを内に秘める性質なのか突然大胆な行動に走る攻め様と訳ありそうな美人な受け様が好みでした。
作品解説で大和さんも仰っていますが、ムッツリ攻め様が多めな1冊となっております(笑)。

0

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