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お隣さんになってから20周年。
主人公カナトが失恋するところから、ケダモノと地味メンの攻防が始まります。
攻めのシンの一方的な恋心からスタートするので、ペースはゆったり。
ですが、大人の男二人が小学生みたいに初々しいやりとりをしているのが可愛かったです。
それにしても、イケメン俺様で短気に見えるシンが実は身も心も純潔とは。
七夕の短冊に「(強引に迫ったこと)全部忘れてくれますように。ごめん」と人知れず書いたり、傘を持ってきてくれた受けにキュンキュンして相合傘したり、仕事だと嘘を吐いてデートに誘いだしたり、装着の練習のためにコンドームを買ったり、
どんだけ一途なんだ…!引く手数多だったであろう24年間、素朴で地味な受けのために童貞貫いたなんて、拍手です。
カナトもニブトロと言われてますが、ほどよい優柔不断さでシンのことを振り回していて良いコンビだなと思えました。
最後、ビールを宅配するはずが、ぽかぽか風呂上がり姿でシンの新居に乗り込むカナト、愛しいです。
20年来の幼なじみ3人の、きゅんとしてちょっとエロいラブストーリーです。
家業の商店を継いだ佳南人(カナト)とエリート会社員の森(シン)。
そして、佳南人の初恋の相手空良(ソラ)。
3人が出会ってから20年目の七夕に、佳南人は空良に想いを告げようとするが、空良にはすでに付き合っている年下ヤンキーの彼氏がいて・・・
そんな佳南人をずっと好きだった森。
佳南人の気持ちを察して労わるけど・・
この人かなり野獣です。
紳士的に見える反面、佳南人のこととなると理性が・・・
何度も佳南人を押し倒し、なんとか自分のものにしようと必死です。
そんなところが、「ケダモノ」的な意外な一面なんでしようね。
森は超エリートな上、かなりのイケメン。
そんな森を無意識に振り回す佳南人。
鈍感だった佳南人が少しづつ過去を振り返りながら
今まで、空良のことが好きな佳南人の傍で森がどんな想いでいたかを
じわじわと実感していきます。
そして20年という歳月が、言葉では言い表せない何かを作っていると
改めて自分と森との関係に気付いていきます。
ストーリーは幼馴染ということで可愛い感じにまとまっいていますが
さすが名瀬先生、相変らず笑いとエロのツボは抑えています。
時々出て来る可愛いシン。あのミニシンがたまらなく可愛いです。
そして名瀬先生のSEXシーン、いつもながらに
色っぽい背中のラインに惚れ惚れいたしました。
名瀬先生も最後に書かれていましたが
佳南人以上に鈍感な空良と年下ヤンキー彼氏のスピンオフも
ぜひぜひ読んでみたいです。
見かけによらず、ちょっとした気遣いができるヤンキー。
期待しています!!
私の中で、大和先生の描かれるハイスペックなのにいい意味で残念な攻め様(とりわけ童貞だと尚素晴らしい)・・・というのが非常にツボで・・・
今作も攻め様が、長年お隣さんでもある幼馴染みに片想い中。
裕福な家庭に育ち、会社社長子息で自身も仕事ができて、もちろん見た目も格好良い24歳、童貞・・・
しかも、この年になって自宅でゴムの付け方を練習するあたり・・・(そして、本番でうまくいかなかったりするあたり・・・もうツボ過ぎます)
しかも堂々とコンドームを買っている姿なんかも、個人的には育ちの良さを感じさせます。
顔が格好良くて、その格好良い顔が真顔で凄く天然なずれた事を言ったり、片想い相手とデートするためにアホっぽい作戦を立ててみたり・・・
でも、ずれた発言も、アホっぽいこともハイスペックイケメンの手にかかると、全て素敵に見えてしまうこの現実。
とにかく私としてはどストライクな攻め様で、楽しく萌えさせていただきました。
この手の攻め様の話を今後もまた読みたいなぁ・・・
そうそう、大和先生作品にしては珍しく初Hに現実感(?!)があります。
割といつも初めてでも即すんなり入れてしまう(問題なくあっさり入ってしまう・・・)・・・というお話が多くて違和感を感じてはいたので、私はこのぐらいすったもんだしたり、時間をかけてくれる方が好みです。
幼なじみ3人カナタ、シン、ソラのわちゃわちゃ恋物語。
ストーリーは初っ端からカナタ(受け)がソラを好きだと言い出し、これはどういう展開だ?!と思ったら、ソラに2年越しの彼氏を紹介され即撃沈。
シン(攻め)が「絶対落とす!」と言い切り、ぐいぐい迫られます。
カナタも自分の気持ちに気づき、無事初エッチ…でまさかのどちらもチェリーくんww
良い意味で裏切られました
それにしても大和先生の描く攻め様のかっこいいことよ!!
メインカップルのシンはもちろんのこと、龍太(ソラの彼氏)も大変良き!!
幼馴染の3人。コンビニというか、何でも屋さんを営んでいるカナトの両隣りに住まう家の子たちの生活水準が違い過ぎる。
金持ちの息子らしいシン。母子家庭の子で貧しいが、大らかな空良。
カナトはずっと。幼い頃から空良に片想いしていたけれど、幼馴染記念日20周年の今日、気持ちを打ち明けると決意する。
なのに…。あろう事か、空良には2年前から付き合っているという彼氏を紹介されてしまう。
想いを固めた途端の失恋。男同士という葛藤と、幼馴染であるという葛藤も、二重の意味で失恋してしまうのだ。もっと早く行動していれば…という後悔。寂しさ。
そんなカナトの気持ちの隙につけ込む様に迫って来るシン。
シンはシンで、そんなカナトをずっと見つめていたという。片想い→片想い→片想い。
片想いトライアングル⁈
シンのやや強引さに圧された感じで落ちるカナトですが、一見モテそうなシンが一途にカナトだけを見ていたからというので、童貞だったり。カッコつけようとしては失敗していたり。その必死さも肝心のカナトには真っ直ぐに伝わって無くて、空回りしてるのも可愛い。
そして、あっちがダメだからこっちというわけには…、とモダついていたカナトも片想いの苦しさを知っているから。いつしかシンの事ばかり考えてしまっている自分に気付く。
ぼんやりとしていてドン臭いカナトを可愛い、なんて思えるのはシンだからこそ。
まぁ、後に分かるんですが。空良もカナトもネコちゃん。付き合えっこ無いんですよね〜。っていうオチも。
そして、3軒隣りの彼等もその地を離れてそれぞれの道を進む。カナトは親の店を継いだので、ずっとそこに居るんだけども。シンはカナトの側に居たいという一念で実家暮らしをしていたけども、この機会に独り立ちしようと決める。まぁ、実家よりも一人暮らしの方がカナトとイチャつき放題ですしね。
空良も彼氏と同棲を始めるというので、ポロアパートを出る事になる。
3人の幼馴染のそれぞれの旅立ちを描いていて。ほのぼのとしたラストでした。