飯田実樹先生インタビュー

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飯田実樹先生インタビュー 28歳男子が宿命の異世界トリップで…!? 初小説『空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王』

2016/05/17 18:32

Webで人気のファンタジーBL小説、待望の書籍化!
銀行員の守屋龍聖は、見知らぬ場所で目を覚まします。そこは竜が空を飛びかい、竜王が治める異世界の国エルマーン。龍聖は、先祖の契約によって王妃になることが決められているのです。ただ、彼の前に現れた竜王は幼い子供の姿で……。5月19日発売、飯田実樹先生の初小説『空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王』。Webで人気のファンタジーBL小説シリーズが、待望の書籍化! 異世界で繰り広げられる恋物語を、思いっきり楽しみましょう!! それでは「801 AUTHORS 108」第928回、飯田実樹先生どうぞ!

Q. 作品紹介をお願いします!
先祖が交わした契約で、異世界の竜王の伴侶となる運命を持った銀行員の青年龍聖と、竜王のラブストーリーです。龍聖は本来なら18歳でトリップしないといけないのに、28歳になるまでいかなかったせいで、竜王の身に大変な事が起こっていて、二人は本当に結ばれるの? というハラハラもあり、王位を狙う陰謀あり、と全体的に少しシリアスなお話です。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?
受の龍聖は、家族を養う苦労人です。でもものすごくポジティブな性格で、苦労してもあまりくよくよしない性格なので、異世界にトリップして、いきなり王様の嫁になれと言われても、なんとか前向きに生きようとがんばる人です。
攻のフェイワンは、エルマーン王国の王様なんですけど、これまた苦労人なんです。とにかく龍聖を無条件に愛していて、ハンサムで、男らしくて、寛容で、優しいスパダリです。


Q. 当て馬や重要な脇役は?
最初のプロットでは、ハーレムにしようと思っていたんです。みんなが受に夢中になるというモテモテな感じです。それで色んなタイプの攻を作ったんですけど、結局ハーレムは失敗して、気づいたらシュレイとタンレンが、なんだかサブカップルになっていて……過去に訳有の二人の行く末を気にしてあげてください。
個人的には外務大臣のラウシャンが大好きです。イラストのひたき様に呆れられるくらい大好きなんです。



Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?
たまたま偶然のトリップではなく、攻側も受側も、それぞれの家に代々受け継がれてきた由緒あるトリップなんです。今回のメインカップルは、脈々と続く歴代のカップルの中のほんの一コマで、大河ドラマのような雰囲気を物語の中に出せたらと思っています。


Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!
苦労したのは何と言っても「章タイトル」ですね。私は元々タイトルを考えるのが苦手なのですが、書籍化にあたり章ごとにタイトルが必要と言われて……担当編集さんに言うと笑われるのですが、血を吐くような思いをして考えました。でもかなり担当編集さんに助けて頂きました。楽しかったのは、ひたき様からイラストのラフが届くたびに、ドキドキワクワクしていました。

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?
龍聖がトリップした後の守屋家では、母親がすべてを察して、警察に失踪届を出したので、龍聖は失踪人扱いになりました。勤めていた銀行では大ニュースになり、龍聖はあのルックスなので、女性の顧客が大変多くて、支店には問い合わせが殺到しました……などという話はまったく書く隙間もありませんでした。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います!
編集部に電話を掛ける際に、名前をどう名乗るかに、かなり悩みました。本名を言っても分かって貰えないと思うので、ここはやはりペンネームだろうと結論付けたものの、「飯田実樹と申しますが」と名乗るのが死ぬほど恥ずかしいという事に気づきました。「飯田実樹」というペーンネームは、もう10年以上使っているのですが、考えてみたら電話で名乗る機会が今までなかったので……本当に恥ずかしいです。

Q. 今、何かハマっていることは?
「城巡り」です。ずっと前からお城が好きだったのですが、3年前に長く勤めていた会社を辞めて、ようやく普通に夏休みやGWなど、まとまった休みが取れる生活になったので、日本中を旅してまわっています。現在62の城に行きました。「日本城郭検定」も二級を取得しています。また歴史が好きなので、古文書の勉強会に通ったりしています。

Q. BL作家になったきっかけを聞かせてください!
ちょこちょこと趣味で書いていたBL小説をサイトに掲載していました。サイトはもう14年になります。『空に響くは竜の歌声』も以前からサイトに掲載していた作品で、それをたまたまドラゴン好きの担当編集さんが探し当てて読んでいただき、「うちで出版させてください」とお声掛け頂きました。おばあちゃんになるまで、ずーっと趣味で書き続けるんだろうな……とぼんやり思っていたので、まさか作家デビューさせて頂くことになるとは思いませんでした。

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
未だにまだ信じられないのですが、書籍化にあたり担当編集さんには本当にたくさん助けて頂きました。またこの作品をずっと愛して下さり、書籍化することを、我がことのように喜んでくださった読者の方々にも、本当に感謝しています。でもまだ信じられません。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
はじめまして、飯田実樹と申します。美形しかいない竜族の人々とか、大型犬のようなドラゴンとか、ファンタジーは苦手という方にも、割と入り込みやすい作品になっていると思います。どうぞよろしくお願いいたします。


担当編集より
“竜歌”(空に響くは竜の歌声)はWebで多くのファンを持つBLノベルです。
実際、書籍化を発表した時点から、社内、社外問わず、たくさんの方たちから「実は竜歌のファンなんです」というお声掛けをいただきました。
担当として、竜歌のオススメポイントは3つ!

1. 異世界トリップして、いきなり王の妃になれと言われてしまった主人公の気持ちが丁寧に描かれている!!
2. 下巻では子供が生まれますが、BLとしては希有なほど、出産と子育てが綿密に描かれている!!
3. 主人公カップル以外にも、気になるキャラ、激萌えカップルがいる!!    


そして、ぜひラストまで読んでいただきたいです。過去から未来へ繋がる竜の血脈の物語に、胸が熱くなることは間違いありません!

特典情報
アニメイト限定:書き下ろし小説ペーパー『蝸角の争い』
とらのあな限定:書き下ろし小説ペーパー『仙姿玉質』
コミコミスタジオ限定:書き下ろし小説小冊子『睦言』

詳しくは空に響くは竜の歌声特設サイト

(C)飯田実樹・ひたき/Libre Publishing

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コメント6

投稿順|最新順

匿名5番さん(1/1)

子育てはまぁいいとしても出産は萎える…
でもそれだけ人気作なら期待してます。
元々趣味で書かれていたものとは言え商業誌になるからには作者さま(と担当編集)の技量が試されますね。

匿名4番さん(1/1)

編集者さんの盛り上げが凄い。ゴリ押しですね。
あ、リブレだった…

「出産と子育てが綿密に書かれている」って……
主人公は女でも良かったんじゃないの?
わざわざハードルの高い男にした訳は?

てゆうか、同タイトルのドラマCDが気になる
声優ヤバ過ぎ

匿名3番さん(1/1)

。。。

匿名2番さん(1/1)

ふ~ん。

匿名1番さん(1/1)

読んだことないけど、妊娠出産ある時点でBLとしては萎える。

以前、サイトで連載中に夢中になって毎日のように通ってました。書籍になるなんて楽しみです。

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