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2018/05/08 19:15
取り戻した記憶の代償は!? 木原音瀬人気小説コミカライズ最終巻！
木原音瀬先生の大人気小説「COLD」シリーズを原作としたコミカライズ最終巻。麻生ミツ晃先生の新刊コミックス『COLD FEVER』が5月10日に発売されます！ 事故により記憶喪失になった主人公・透と、見守り続けてくれた義理の兄・藤島。困難の末、恋人同士になった二人でしたが、事故から6年後のある日、透が突然記憶を取り戻し……!? 甘い日々から一転、またしても引き裂かれることになった透と藤島が辿り着く先をしかと見届けましょう!! それでは、「801 AUTHORS 108」第1619回、麻生ミツ晃先生どうぞ！
Q. 作品紹介をお願いします！
木原音瀬先生の「COLD」シリーズ、コミカライズ最終巻になります。
6年前の事故で記憶障害になった男性と、彼に罪の意識を持ちながら献身的に支える男性(血の繋がらない兄)のお話です。
前作『COLD LIGHT』で葛藤を越え、結ばれた所から今作は始まります。
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
攻の高久透さんは、記憶喪失の青年です。親からも捨てられ、引き取られた先の藤島家でも虐げられた孤独な人でした。
受の藤島啓志さんも孤独な人でしたが、幼少時代の透さんとの出会いで救われました。でもそんな透さんを裏切ってしまい、罪悪感を抱えながらも、透さんを献身的に支え愛しています。
Q. 当て馬や重要な脇役は？
楠田くんです！ 信頼できる友人がいなかった透さんに、初めて出来た友達です。優しくて明るい好青年です。
そしてキーパーソンとして“キノシタサトコ”さんという女性が出ます。
(この楠田くんが主人公のスピンオフ小説が『COLD HEART』シリーズです。担当)
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
“原作のイメージを大切に、壊さないようにすること”とシリーズ最終刊なので「最後まで読んで良かった」と思って貰いたい…とずっと考えていました。
Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
原作の、繊細で濃密な心理描写をすべて拾うことは出来ないので…。“何を描かないか”が一番難しかったです。
楽しかったのはラストシーンです！ やっと二人がここに辿り着いたんだなぁと、描いている間ずっと楽しかったです。
Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？
楠田くんが大好きなので、透さんが楠田くんに言う“ある台詞”だけは絶対に入れたい…と心に誓っていました！
Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います！
インテリアにはまって、雑貨などを集め始めました！ 筆記用具も少しずつ変えて、漫画を描き始めた頃から使っているペンケースも新調しました。すごく気に入っています！
Q. 今、何かハマっていることは？
アシスタントさんに薦められて、韓流アイドルにはまっています！ 今まで2次元専門だったので3次元の推しの立体感やリアリティにビックリしています。
行きすぎて「生きているって凄いことだな…」という気持ちにたまになります。
Q. 同時発売の小説『COLD THE FINAL』についてお聞かせください。
木原先生が書かれたCOLDシリーズの短編や同人誌の作品をまとめた総集編です。特にスピンオフ作品『COLD HEART』の秋沢さんと楠田くんのお話の続きが読めて幸せでした！(楠田くんが大好きなので…)
あとがきに漫画を描かせて頂けて、透さん・藤島さん・秋沢さん・楠田くんの4人が一緒に居るところを描いたのですが…とても楽しかったです。
Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
「もしかしたら2巻目で終わってしまうかもしれない」と思っていたので、『COLD FEVER』を描かせて頂ける事自体が本当に光栄で幸せでした。描いている間ずっとそうでした。
そういう気持ちで描いて、そのお話がこうやって一冊にまとまって、コミックスとなって発売になる…本当に嬉しいです。感無量で言葉がないです。
この気持ちが読者さまに伝わって、少しでも「読んでよかった」と思って頂けたら本当に嬉しいです。
Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
ここまでお読み下さり、ありがとうございます。
2009年に1話を描かせて頂いてから9年、こうして最終巻までコミカライズを担当させて頂けて本当に本当に光栄でした。
胸が苦しくなるシーンや辛いシーンもあると思いますが、この機会に既刊、原作共にお手にとって頂けたら嬉しいです。
5月10日発売です、どうぞよろしくお願いいたします。
担当編集より
長く続いた「COLD」シリーズの最終巻です。何度読んでも読後、深い感動に包まれました。さらに描き下ろしマンガでその後の二人を覗くことができます。
小説をコミカライズするのは、ページ数の制限などから、かなり難しい作業です。木原音瀬先生の原作を麻生先生が深く深く読み込まれて、マンガにする時はどこに焦点をあてるかなどを考えつくした、麻生先生のプロデュース能力が響き渡ったコミカライズとなっております。
また、季節感の出し方や小物のえがき方など、細部に渡って工夫がなされていますので、小説ファンにとっては宝探し的な楽しみ方もできると思われます。
コミックス『COLD FEVER』
特典情報
コミコミスタジオ：描き下ろしペーパー
アニメイト：描き下ろしペーパー
詳しくはビーボーイWEBへ
(C)麻生ミツ晃・木原音瀬/リブレ
