COLD LIGHT(新装版)

cold light

COLD LIGHT(新装版)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神42
  • 萌×29
  • 萌18
  • 中立0
  • しゅみじゃない4

195

レビュー数
20
得点
300
評価数
73
平均
4.2 / 5
神率
57.5%
著者
木原音瀬 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
祭河ななを 
媒体
BL小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
COLD シリーズ
発売日
価格
¥850(税抜)  ¥918(税込)
ISBN
9784862635310

あらすじ

透をかばって負った傷も癒え、藤島の退院の日がやってきた。再び二人の生活が始まり、恋人として暮らしたいと願う透だが、藤島は「君と恋愛するつもりはない」と拒絶する。透の記憶が戻れば今の関係を忘れられてしまうことだけでなく、過去の何かを藤島は恐れていて――。隠された縁が明らかになり、ますます盛り上がる新装版第2弾! ショート番外編書き下ろし!
出版社より

表題作COLD LIGHT(新装版)

記憶喪失の男 高久透
元、藍染「凪流」本家社長 藤島

その他の収録作品

  • Little Wish
  • NEW YEAR SNOW LIGHT
  • 赤い花

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数20

主役はおかーあさーん!?

そうでした、お母さんがとんでもないお方なんでした。

帯には「シリーズ中、最高に甘い第2巻」って書いてありますが、そうか?そりゃ、前巻「COLD SLEEP」に比べればラブラブになった分甘さは倍増されていますし、(そもそも前巻は、ラブラブまで行っていませんでしたからね)次巻がどうなるんだろうと不安に思う要素もほとんどありませんから、甘いといえば甘いのでしょうが・・・

なぜそんな否定的なことを言いたくなるかといえば、この巻は過去のお話が中心だからです。次に書くように、とにかく痛いんです。
血がつながっていないかもしれない寡黙な入り婿の父と、盲愛し藍染屋の跡取りにこだわり、藤島の『全て』を操縦しようとする母という複雑な家庭環境の中、多大な期待をかけられながら何不自由なく育てられていた藤島。
そこへ父が認知した妾腹の息子だという透が引き取られてきます。
引き取ったものの特に気にかけるわけでもない父、嫉妬にかられ透に辛く当たる母、逆鱗に触れたくないため母の言うことを聞くばかりの藤島。
それでも透を見過ごすことができず、こっそりと世話をやくようになった藤島に透も無邪気に甘えるようになり・・・ところが、一つの失敗でガラガラと崩れるそれぞれの関係。藤島は透に憎まれるほどになり・・・そして透の事故。

それでも今の二人の関係は良好だったのですが、ある日藤島の元妻と娘に出会い、透の記憶が戻るのを恐れ過去を明かしたくない藤島と、離婚しているとは知らないので家族の元に返そうとする透の関係がギクシャクしだします。
そこへ藤島母登場!登場したのがいいのやらマズイのやら・・・とにかく強烈なキャラなので、これはマズイ!っていう感じですが、彼女のおかげで誤解が解けるという皮肉さ。

「君といると苦しい・・・君がいなくても苦しい」「同じ苦しいなら、一緒にいて。どうか、俺と一緒にいてください」というわけで、あー、やっぱり甘甘なんだわ。

番外編は特に安心して読めるラブラブさ。汚れたシーツを心配したくなります。

黒川×谷口のお話も超ショートショートですが、年越し話が楽しめます。最後の二人の会話が一番いいわ。

5

ぐるぐる

強烈すぎて
かなり身構えて読まないと大変なことになりそうです(笑)

久江羽

>ぐるぐる様
コメントありがとうございます。
今回のすごいところは、お母さんのキャラです。
ママとの近親相姦がNGな方にはお勧めできません。
児童虐待NGの方もご遠慮ください。
家庭内暴力NGの方もご注意ください。(^_^;)

ぐるぐる

木原ファンの期待を裏切らない展開ですね。
レビューを見ているだけで、おなかがいっぱいになってきました(笑)
すごそう…

ココからは未知の世界…

COLD SLEEPの方はコミカライズの方で大方の筋は理解できていたので小説の方も余裕を持って読めたわけですが…

このCOLD LIGHTを読むにあたっては覚悟を持って読みました。藤島の過去、幼い頃の透との出会い、すべての真実が少しづつ明らかになっていきます。

度肝抜かれたのは藤島の過去。あまりにも痛すぎて途中で折れそうになりましたが、2人の幸せな姿を見たくて踏ん張りました。

プライドが高く自らの家系の血を大事にする藤島母。まるで修羅のような母親に育てられた藤島は成長していくごとに母の姿に絶望し、恐怖を覚えます。息ができないような生活の中で出会った透は藤島にとって救いの存在だった。しかし、それまでも母の手によって壊されていく…同時に透も心に癒えないほどの傷を負います。

これを読んで、何故昔透が藤島を憎んでいたのか納得がいきます。

透と藤島を結ぶ過去がこんなにも痛くて辛いものだったとは予想もしませんでした。木原節がばんばん効いてました。文章でここまでキャラ、そして読者までもどん底に叩き落とすのかと改めて木原先生のすごさを実感いたしました。

最後の藤島の誓いは読者にとってもすごく心強いものでした。ここまで藤島を変えたのは間違いなく透と言う存在ですね。

4

二人の未来のための大きな一歩

シリーズ2作目。藤島が退院し再び二人の生活へ。
前巻では透にようやく「愛してます」と告げた藤島。このままうまくいくかと思われたが、藤島は頑に恋人になることを拒み…。

いよいよ二人の過去が明らかになるんですが、藤島視点で語られる生い立ちと因縁のような透との関係は、予想以上に重く暗く異様です。
透の思いを受け入れられないのはなぜか、透の面倒をみるという選択がどれほど藤島にとって大きな決断だったのかがよく分かります。
傷付きたくないのも本心なら、透の将来のためというのもまた本心だと思う。
好きな人の幸せを考えようとする健全な愛情を、あの異常な環境の中でちゃんと育ててこれた藤島の強さに涙がでます。
自分の勇気のなさを藤島は責めているけど、よく頑張ってきたと抱きしめてあげたい。
立派に育ったと言ってあげたい。

読み終えて振り返ると、藤島にとって透は唯一の拠り所だとものすごく痛感する。
孤独の中でたった一人、無条件で自分を素直に慕ってくる笑顔、裏切ってしまった透への償いたいという思い。
形は違えど、昔からずっと透の存在が支えであり、同時に母のようにあちら側にいかない枷のようでもあったのかなと。
それにしても22歳の素直で明るい透が、小さな頃と変わらないのが切ない。
もしも引き取られていなかったら、どんな青年に育っていたんだろうと考えてしまう。
人生とは時に容赦なくふりかかり、恐ろしいほどの威力で簡単に人を飲み込んでゆくのがとても怖い。

書き下ろしの「赤い花」が甘くてだいぶアレな感じのカップルに仕上がってます。
びっくり。私ら(読者)へのプレゼントですか木原さん……!
すぐにやってくる二人の未来を思うと、甘ければ甘いぶんだけ同時に苦しかったですが。


それはさておきお二人さん、この日結局何発し…(レビューが暗くなったので軽くしようとして失敗)

3

シリーズ2作目。
ここで描かれるのは、二人の本当の関係、
記憶を失ったとき何があったのか。
攻の心の変化と、それに順ずる受の気持ち。
本当のことを思い出してしまったら、自分との関係を知ってしまったら。
淡いコイゴコロを抱き始めた攻と、その気持ちを知って、さらにおびえる受。2人の関係がどーなっていくのか
山場といえば山場ですな。
切ない気持ちの変化に思わず胸が痛みました(*ノД`*)・゚・。
思い出したとき、思い出したら。
あんなに好きだった、けれどあんなに嫌われていた。

なんだかとっても切なくて
このままハッピーエンドで良いじゃん。
私のなかではそう思いました。

3

過去と真実

記憶喪失もの。
「COLD」シリーズ第2作目。

・記憶をなくした高久透
・記憶をなくす前の高久透
・すべてを知る藤島啓志


3つの視点。今作のターンは、この人!

・すべてを知る藤島啓志

過去と真実が語られます。


このターンは、甘い現在と、酷い過去。
飴とムチ状態でした。

同時収録は「同窓会」シリーズ。
少しずつ「COLD」シリーズにリンクするとのことですが
わーっ!と沸点の上がった頭で、このシリーズを読むのは辛い。
だって「COLD」シリーズの先が読みたくて仕方ないんだもんっ。
一緒にする意味は、もはや焦らしプレイのようなw

2

明らかになる過去

COLDシリーズの2作目。
前作は透視点でしたが、今回は藤島視点で、悲惨な過去がすべて明らかにされます。
母親に捨てられ、引き取られた家で虐待された幼い透の不幸。
一方、いい家に生まれ育ち、物質的には何不自由なく育った藤島も相当に不幸です。
子供にとって母親というのは本当に大きな存在なのに、それが優しさの仮面を被った変態的暴君だったら……。
実の母親が透を虐待するのを目の前で見ながら、それを見殺しにしてしまった罪悪感と、幼い透に性欲を持って手を出してしまった罪悪感の両方にさいなまれ、藤島は過去を知りたがる透に、嘘をつき続けます。

何と言ってもラストが好きです。
透を愛し、透に愛された藤島が、「いつか透の記憶が戻り、愛されなくなっても、別れることになっても、相手の幸せを願えるような自分になりたい」と思いながら、過去のことを出会いから話し始めます。
しみじみしました。

2

木原作品に泣かされっぱなし

今作品で、藤島の過去、透との関係性、母親の異常な執着など
かなりヘビーな内容でしたが、

一番胸を締め付けられたのは
記憶を無くした透と
記憶を無くす前の透
同一人物である二つの存在と
透をなによりも愛している自分の感情と
それらにもみくちゃになりながらも、必死で透が幸せになる道を考えて
溢れでる感情を押さえつけてまで
嘘をつき続ける様が
痛々しくていじらしくて
とても愛しくて。

ボロ泣きしてしまいました。
木原音瀬さんは本当に一途な人を書くのがうまいです。

2

愛があれば、きっと…

透をかばって負った怪我が癒え退院した藤島に、透は恋人として暮らしたいと告げますが、藤島はどうしても透の気持ちに応えることができません。その理由が藤島視点の回想で語られます。

藤島の母の歪んだ愛情、自身の忌まわしい出自、透との出会いと悲しく壮絶な別れ。
名のある家に生まれ、母の操り人形のように生きてきた藤島にとって、父が母への当てつけで引き取ってきた幼い透は、藤島が初めて自分から愛したかけがえのない存在でした。自らの過ちがきっかけで透を失ってしまった藤島は、数年後、事故で記憶を失った透を守るために全てを捨てて透と暮らし始めたのでした。
贖罪の気持ちが大きすぎて、自分の本心に気付けない藤島が痛々しくてたまりませんでした。透が自立したら自分は妻と子の元に帰るのだと嘘をついてまで、透を自分から遠ざけようとした藤島。本当はずっと透が好きだった。でも愛されてしまったら、いつか記憶が戻ったとき透に捨てられてしまうのが怖い…。まっすぐで賢い透が藤島の本心を引っ張り出す場面が、息をするのが苦しいほど切なくて。藤島をあやす透の優しい言葉に救われます。「泣くよりも、好きだって言ってよ。笑って、俺のこと好きって言って。」記憶が戻っても、こんな風に藤島に優しくしてほしいけれど…無理なのでしょうね。
本当のことが話せなくて泣いてしまった藤島を、透がケーキを買いに走って慰める場面もすごく好きです。ケーキが二人をずっと結びつけてくれたらいいのに。短編「赤い花」で、透が手作りした純白のケーキを手づかみで食べさせ合う場面が微笑ましいです。
愛があればきっと困難に立ち向かえると信じて、次巻を読みたいと思います。

前作に引き続き、タイトルの意味がどうしても気になっています。
少年時代の藤島にとって、幼い透は光のような存在だったように思います。タイトルのLIGHTは、透のことなのではないか…。COLD LIGHTは、文字通りだと蛍光や燐光などの熱を発しない冷光のことだそうです。記憶をなくす前の透が冷たく暴力的だったことがCOLDに暗示されているのか、今の透と藤島のはかなげな恋愛関係を燐光に例えたのか。幼かった透が藤島の家で作っている藍色の浴衣を見て「夜の終わりの色だ」と言ったことも強く印象に残っており、夜が終わる前の一瞬にさす光のことなのかと思ったり。もしかしたらいろいろな意味を含んだLIGHTなのかもしれません。

黒川・谷口が透・藤島とどうかかわるのかいまだ分かりませんが、このほのぼとしたカップルが次巻で透・藤島の相談相手や避難場所的な存在になればいいなと思います。

2

大好き!

COLDシリーズ第二弾。
藤島視点で書かれていて回想部分が多いです。
これで謎はほぼ解明された感じです。
藤島の今までの行動が裏づけされた感じでとても納得のいく内容。
それから記憶が戻らない透と藤島の成長っぷりが描かれていて彼と藤島の愛と思いやりや強さに心打たれます。
私はこの巻がCOLDシリーズの中で一番好きです。

1

苦く苦しい過去

帯にはシリーズ最高の甘さとあり、退院した藤島と寄り添う透に期待値は上がります。

それでもどうしても受け入れる事が出来ない理由。
前作の謎が明かされ、知る喜びに読み進めるスピードはどんどん早くなります。
歪な家族とその代償に連れてこられた透。
抑圧されて育てられた藤島とは違う純粋さで無防備に藤島を慕う透に、性的なものを感じ始めた事から降りかかる更なる苦しみ。
歪んだ家族の破綻していく様に、そのグロテスクさに、昏い闇が霞のようにまとわりつく。
孤独という底に引きずり込まれる怖さがありました。

その分透と藤島の睦まじさが刹那的で美しく、頼れる者がいない絶望により痛ましさが感じられます。

母親に修羅を見、その自己愛に振り回され続けた藤島の葛藤。
今まで大きな感情に飲み込まれる事なく、言いなりだった自身の不甲斐なさに後悔し決断する姿に大きく揺さぶられます。
家族との別離、母親との対峙など過去に対する贖罪だけでは言い表せない決別の想い。
与えられたくないと自己完結していたものが、愛される事で強くなりたいと祈り願う姿が読みきった後、心に明かりが灯るような穏やかさに包まれます。

そして書き下ろし「little Wish」「赤い花」にて甘さが。
先に苦みを存分に味わったせいか、多少の乙女思考も目を瞑ってしまう程飢えていたスイートさが染み渡ります。

他「NEW YEAR SNOW LIGHT」
ゆっくりと進展している黒田と谷口。
特別な事もなく谷口と一緒にいたいと望み続ける姿が「頑張る」と返事する言葉に詰まっていて、本編とは違う微笑ましさにホッとしました。

2

この作品が収納されている本棚

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