アオイトリ

blue bird

アオイトリ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神43
  • 萌×28
  • 萌6
  • 中立2
  • しゅみじゃない5

30

レビュー数
14
得点
267
評価数
64
平均
4.3 / 5
神率
67.2%
著者
木原音瀬 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
峰島なわこ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
価格
¥890(税抜)  
ISBN
9784799746462

あらすじ

発情期が軽い体質であるΩの河内は、35歳まで童貞ならβになれる可能性があると医師に言われて、それを守ってきた。βになったら彼女と結婚しようと考えていた矢先、突然強烈な発情期に襲われる。しかもその場に運命の番であるαの犬飼が現れて…!

表題作アオイトリ

犬飼貴広、若き営業部のエースα、27
河内健太郎、医療機器メーカーで働くリーマンΩ、34

その他の収録作品

  • アオイトリ2
  • ラブ&ハニー(書き下ろし)
  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数14

二人の葛藤に共感

男性も出産するオメガバースの設定が苦手でしたが、犬飼と河内の葛藤にとても共感しました。

二人は、それぞれに何年も願っていたことがありました。犬飼は自分が深く愛する河内から同じように愛されることを。河内は女性と結婚して、母親がかなえられなかった幸せな家庭を持つことを。
不幸な事故のような形で夫婦となり、一緒に暮らすことに馴染んできても、河内は犬飼を心からは受け入れられず、そんな態度に犬飼が傷ついてしまう。犬飼が河内と暮らせるだけで満足し、河内も目の前の優しい犬飼の愛をすんなり受け入れられたら。簡単には割り切れないのが人間なのでしょう。ずっと願っていたことならなおさら。二人が葛藤し苦しむ描写を頷きながら読みました。

すれ違ってしまった二人がキャンプ場の山林で衝突したとき、犬飼が自分を愛してくれない河内を丸ごと受け入れると決意する場面に胸を打たれました。愛されなくても愛したい、そんな犬飼の大きな愛が伝わってきます。
ありのまま受け入れられることで、心を動かされた河内が、やっと打ち明ける本心。長く苦しい葛藤を経て、爆発するように二人の心が動いていく描写に胸が熱くなります。

犬飼が河内に指輪を渡す場面が、とてもいいなと思いました。犬飼が「ずっとあなたにあげたかった。」と言うと、河内が顔を真っ赤にして「嬉しくないわけじゃない(=嬉しい)」と返すやり取りが初々しくて甘くて。
二人がやっとたどり着いた幸せな結末に、葛藤ある人生も悪くないと感じたのでした。

1

なんかもう別ジャンル

あらすじは皆さん書いて下さっているので省略。

こちらのアオイトリは、アンソロジー・電子で発表されていて、そのどちらも読んでいました。
(電子の方は気づかず重複して買ってしまった・・・)

その時から好きな作品でしたが、今回はそれに続編が追加されています。
短編のみの作品は終わり方も薄暗く、木原先生らしいなと思いましたが、こちらはラストらぶらぶな感じになっていてよかったです。××プレイも楽しめます。

とにかく木原先生らしいオメガバースなので、王道のオメガバースに飽きた方でも楽しめる作品になっていると思います。
オススメです!

1

さすがの木原先生でした

電子版「アオイトリ」を読んでいたので、文庫化されるにあたり迷わず購入しました。
木原先生の筆力で今まで読んだ事が無いようなオメガバ、仄暗い終わり方をしていたのでとても気になっていました。

2回目で更に続編が入っていたので、読んでいてイメージがかなり変化しました。「アオイトリ2」は犬飼視点だったので、河内を求める気持ちの強さと愛されたい気持ちが痛々しくて、読んでいるうちに河内を応援してました。

余りにもすれ違う2人にどう決着付けるのだろうと不安になる展開はさすが木原先生です。

自分はΩである前に男だと生きてきた河内、高校時代に目撃したラットに男同士の性交を嫌悪していました。しかも発情期が酷いので番である犬飼と性交して精子を身体に入れないと死ぬし、症状も治らないのです。出産してからすぐに発情期が来る河内は、妊娠している期間だけ発情期から開放されるのです。
なんて苛烈な設定でしょう。
犬飼に抱かれて快感を得る自分の身体が許せないし、でも産まれた子は自分の母親のように愛情深く育てたいという葛藤を抱えていました。
犬飼と信頼して安心した生活を歩み始めて、次に産まれる子は心から望んで妊娠したいと考えていた河内でした。しかし拒絶されていると思っていた犬飼は河内を思って性交しなくて済む治療を提案した事から、河内は誤解して離婚を考えるようになります。

もうページ数見ながらどう決着するのだろうと読みました。
結局キャンプ場で急に発情期が来た河内との野外セックスでお互いの気持ちを吐き出して誤解は解けました。この場面もかなり痛々しかったです。

最終話で緊急事態で一緒に二週間の出張に行った2人が家族として労わりあい、発情期以外のセックスをしていました。とても幸せそうな2人が印象的でした。
気持ちも通じ合ったセックスで河内の発情期が改善される事を願います。

アルファ一族の犬飼の家族との決着が残ったままですが、河内と気持ちが通じ合った犬飼がこれからもっと強く家族を守って行くと思いました。

1

木原ワールドの中ではスイーツ

えっ、めっちゃ甘い……
ラブラブじゃ〜ん!甘い!と、この作品で思ってしまったわたしは木原ワールドに毒されてしまっているのでしょうか!?w
えっ、でも木原先生の作品の中ではすごく甘い!!…はずです、多分…
だって!攻めの犬飼くんが「一途」「スパダリ」「優しい」「他人の気持ちを思いやることができる」んですよ!木原ワールドの攻め様には珍しいマトモなタイプ…多分。
(基準がおかしいかもしれないので、ちょっと自信なし)
すれ違いはあるものの、受けの河内さんのことを懸命に気遣いますし、健気です。
離婚されるかも!の下りでは、犬飼くんが可哀想で可哀想で不憫で切なくて泣きました。

もちろん、色んなところで「木原先生っぽーい!」となる部分はあります。
河内がマイノリティを簡単に乗り越えられないところとか、自棄になった犬飼の言葉責めとか。けれど、やっぱり終盤にかけてとても甘い。
木原ワールドの住人としてはアンソロジー収録部分の「アオイトリ」だけでも十分に楽しめるのですが、「アオイトリ2」と「ラブ&ハニー」が加わることによって木原先生初心者の方々にも楽しめるBL作品になったのではないかな、と思います。

あ、でも一つだけ…
他の方も書かれているんですが、発情期の度に妊娠してたらめっちゃ大変なことになりそう…最終的に何人のお子を授かってしまうのか?!金銭的に、河内の体力的に大丈夫!?と要らぬ心配をしてしまいました…
きっと、愛情に満ちた生活を送る内にホルモンも安定して、その内避妊してても発情期を乗り越えられるようになるのかな?と勝手に納得していますw

わたしはすごく好きでした!!

4

木原オメガバース

オメガバースはあまり好きな設定ではないのですが、木原先生の作品なので購入しました。
電子版の「アオイトリ」はとにかく河内が可哀想で犬飼このやろー! って思ってたので、今回の書籍もそうなのかな、と思って読みました。
なにせ木原先生なので、気が抜けないのです。
が、ラストのラブ&ハニーはタイトル通り、甘々でごちそうさまでした。2人とも、幸せになれて良かったね。
峰島なわこ先生の表紙とイラストがイメージピッタリでなおさら良かったです。
ぜひ続きをお願いします。

2

最後は甘い

アンソロジーで読んだときには酷原先生酷すぎる…と思ったのですが、こちらの本は最終的には甘くなって着地しました。かなり甘いです。
優しくて木原先生のデレ作品キターってなるくらい甘いです。

あらすじははしょりますが、河内が彼女と、生まれる子供を一緒に育てて欲しいと言ったところは、男性思考だなーと思いました。
家でおとなしく寝てればよかったのに責任感があるから、たった半日の出勤をしたばかりに運命が狂ってしまって、社畜…ってなりました。

二人目の子供の出産シーンでは、私も感動してうるうるしてしまいました。
自分の子供を産んでくれた人に、こんなに感謝感動してくれる男はかなり信用ができるのでは?!
それが河内にも伝われば後半のすれ違いも緩和されたと思うのですが、そう都合よく気持ちが伝達するわけはなく離婚問題へ発展。
感情的になってめっちゃ酷いことを言うところは、木原先生らしくて好きでした。

このままいくと毎年のように出産しなきゃいけませんが、ある程度生んだら落ち着くのではないかと勝手に思っています。落ち着かないかな?
特効薬が開発されないと困りますね。

犬飼の家族問題だけ解決しないで終わったように思いますが、いつか紹介する日が来るのでしょうか。
もうちょっと続きが読みたい作品です。

6

すごくよかった!

とてもおもしろかったけど、木原先生ほどの筆力になると、オメガバーズという設定で物語を描くのがもったいない気がします。

2

未来を思うと……


日頃からオメガバースに惹かれない派なのですが、木原先生の作品ということで、楽しく読ませていただきました。
先生ならではな悲惨な設定も追加されていて、適度に心にきます。
が、思いのほかスラスラ読めました。
後半は糖分きちんとありますし読みやすいのではないでしょうか。

受けの河内のノンケ設定がしっかりしていて、半分すぎても心からの両想いを感じられないところがさすがと思いました(笑)
河内の希望でなくとも関係を作り子どもと一緒に自分の隣にいる…。
結果的に犬飼にとって理想的な「今」の形になっても、寂しさを感じ、諦めていた河内からの愛を求め飢え渇く…というのはなかなかにゾクゾクきました。

ただこの設定、一体何人子どもできちゃうの、って。
未来を思うと明るくなれないんですよね。
それこそ歳重ねたらどうなるの、おじいちゃんになったら?って。
二人で望んだ形になったとはいえ産まれてくる子どもはΩの可能性もあるわけですし…。
でも生きていくためには性行為が必要で…って。
両親は男二人の大家族……とてもとても大変だと思うなー。

だけどラストはとっても甘々なので、私の微妙に盛り上がれないテンションの行き場に困りました。
心から愛し合うママパパになれて良かったねー!では終われなかった…

3

設定が強引だったような……

電子配信されていた頃に気になっていましたが、
単行本になってようやく手に取りました。

期待して読みましたが、
どうしても受けの河内が好きになれなかったです。


本作は一般的なオメガバースの設定に、
かなりオリジナリティが加わっています。
たとえば、Ωが35歳まで童貞だと発情期がこなくなるとか、
ひどいヒートのΩはセックスしないと死んでしまうとかーー!

河内がその35歳の誕生日を目前に、
後輩の犬飼にレイプされてしまったことは許せなくて当然です。
妊娠までましてしまい、あと少しだったのに……
と、私も思いました。
だけど付き合っている彼女に妊娠を隠して、
バレたら一緒に育てようって……それは自分勝手すぎでしょ。

このあたりから大分引いてしまいましたが、
河内目線の〝アオイトリ〟はまだ一人の男の壮絶な人生をみせられている感覚で、悲惨ながらもそれなりに素晴らしい作品だと思いました。


だけど、〝アオアトリ2〟の犬飼目線にかわると、
河内が自分勝手に思えてきてイライラしました。
言っていることは矛盾だらけでしたしね。

それでも、悪いのはやっぱりレイプした犬飼ですし、
彼もまた自分の気持ちを押し付けすぎたと思います。
しかし、犬飼の献身的で思慮深い様は嫌いになれなかったです。

ただ、離婚したいという河内にブチ切れて吐いた暴言は、
犬飼の本心なんだろうなと思います。
後からどんなに謝っても、愛してると言っても、
あそこまで酷いことを言った男は信じられないと思いました。


それにしても、発情するたびに妊娠しているようじゃ、
あと何人生まれるのでしょうね……
河内が30代後半なので10人はいかないだろうけど……
女性でも出産後1ヶ月で排卵が起こる方もいますが、
母乳あげている間(せめて1年くらい)は発情期がこない設定でもよかったんじゃないかな……なんて思います。

そして、こんなに傷付けあった二人が、
話し合って最後にはラブラブってのにも違和感を感じてしまいました。
運命の番というわりに、
運命感じてるのは犬飼だけだった様な気もするし……

ただ、子育てでノイローゼになる河内がリアルで、
素晴らしい表現力とリアルな描写はさすがだと思いました。

7

受けの設定がどうにも気の毒

木原さんのオメガバースもの。やはりありがちな感じとは違って面白かったので一気に読めました。受けの方がガタイが良くて7歳年上。会社内の描写から始まって普通のリーマン物のおじさんがママになり授乳までしています。

発情期を経て成り行き上、夫婦になってしまったような受けと攻めですが、オメガバ運命の番設定があり、攻め(α)は運命に憧れるタイプ、受け(Ω)は運命に逆らいたいタイプの人だったのが悲劇の始まりでした。お互いに苦しみながら最後の最後に受けがやっと落ちる感じです。

木原さんの作品にしては後味の良い甘い終わり方ですが、元々異性愛者で仕事にも恋愛にも誠実で好感を持てる人柄の受けが運命に翻弄されるのがどうにも気の毒すぎて少し乗り切れない部分がありました。

2

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