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MADK 1 コミック

硯遼 

モツだけどグロくない

同人誌として出された頃から大好きな作品で、連載からコミック化されるまでとても楽しみにしていました。
BLという感覚よりは耽美系の要素が強いような気もします。性別も男女というよりは、そのキャラクターとして捉えるので曖昧ですし…。

男子高校生が自分の異常な性癖に対し、異常と分かりつつも惹かれることに葛藤する。そんな異常さを容認してくれたのは親でもなく、自分でもなく、美しい悪魔だった…。
師弟であり、親子のようでもある、駆け引きし合う悪魔と悪魔になった男子高校生をぜひ見てもらいたい。

志村貴子は私の性癖

志村貴子先生の可愛らしい絵柄も相まって、兄弟二人共の可愛さといじらしさ、その内にあるどろどろとした欲求。とてもたまりませんでした。
この作品は人によってはもどかしい!と嘆くこともあれば…この兄弟の葛藤がたまらない!といつまでも見ていたいと思うような作品で、私は前者も叫びつつ後者でした。くっつくか、否かよりも「家族なのに」「お兄ちゃんなのに」と葛藤しながらも弟に欲望することが止められない兄。気持ち悪いと罵りながらも拒絶しない弟。「手を出してはいけないと分かってるのに手が伸びる」その様にたまらない!と悶ました。
一風変わったBLが読みたいなぁ〜と、思ったならとてもおすすめです。

人生

前巻「箱の中」を読み終わったあと、すぐにでも読みたかったのに買ってなかった…!! と悔やんでいましたが、逆に良い間ができてうっかり得した気分です。

読了直後にこれを書いているんですが、正直涙が止まらなくて困っています。
喜多川と堂野が再開した後……喜多川のあまりにも純粋で真っ直ぐな愛にゾッとしながらも目を潤ませていました。

そして、「なつやすみ」
「箱の中」「檻の外」堂野が冤罪を受け刑務所に入りそこで喜多川と出会い、そして別れ、六年たってようやく再会し―――ここに行き着いたか…、と。
もう胸がいっぱいです。
著者あとがきにもありましたが「人生を書ききった」と、まさにそうだと思いました。

読んで損はないです。
ぜひともおすすめします。

SMOKER コミック

井上佐藤 

エロスの神様

いかにリーマン+煙草が素晴らしいかをとくと味わいました。

煙草から始まる恋愛模様なのですが、さすが井上さんとしか言えない溢れんばかりのエロさ。
短編なのでお話自体は比較的安定したテンプレですが、それで終わりません。
チャラい兄さんから真面目なリーマン、可愛い新人くんに頼れる上司(バツイチ)、清楚ビッチな眼鏡にガチホモ営業マンとかまだまだいるんですけど、もれなくエロい。
馬鹿の一つ覚えみたく連呼していますが(笑)このエロさの破壊力は凄い。打ち砕かれました。
お話もキュンキュンな内容なので安心して読めますよ。


ちょっと余談ですが……
『SMOKER#04』の「5年後」にはグッと来ました。続きはどこですか…っ

ど直球向こう見ず乙女思考の上を行く

ごう慢不遜で自信家な「男マグロ」の王子様、今まで女性関係はそれなりにあったけれども『本気の恋愛』はしたことがなく…
そんな子が恋に落ちて、どんどん乙女思考が展開されて…むしろどこの中高生のウブで純朴な男子だと思うくらい、結構アホな行動に出ています(笑)
しかし、そのあと後悔のあまり仕事も手につかなくなったりして、可愛らしい反面大人としてどうよ…と呆れたり。

でも、私は微笑ましく(むしろ爆笑しながら)読ませて頂きました。

ただ、相手方の気持ちの変化からの最後の展開がちょっと急かな…と。
もう少し純情アホ王子様の乙女思考な葛藤を眺めていたかったです(笑)

罪と愛と…

メディアでも問題として取り上げられている『冤罪』
深く考えさせられました。
なにもしていないのに、ある日突然犯罪者になり、有罪判決を受け、自由の欠片もなければ人権すらないような刑務所へ……
それだけでなく、犯罪者のレッテルを貼られ自分自身だけでなく家族まで苦しめてしまう、なにもしていないのに。
その恐ろしさを軽く考えていました。


そして、喜多川の愛に色んな意味でゾッとした。
まともな教育もまともな生活もまともな愛情も受けることが出来ずに育った大きな子ども、
そんななかで唯一自分を褒めたり叱ったりしてくれた。
喜多川の愛は友情とか家族とか恋愛とか、そんな枠組みなんてどうでもよくて、そんなもの無いに等しい。
ひたすらに愛しい、それだけ。そんなあまりにも一途で純粋な愛にゾッとした。

そして、さすが木原音瀬とも言える。
喜多川の愛を一心に受ける堂野はいたって普通の男で、とくに男前な訳でなく、かといって人として特別優れた所があるわけでもない。言うなれば「お人好し」

そんな二人、刑務所から出た後どうなるのか…、
気になって気になって……どうして私の手元に『檻の外』が無いのか…っ!!


「脆弱な詐欺師」もなかなかでした…、木原さんえげつない。
大した悪人がいるわけではない所がもどかしくもあり、しかしだからこそリアルである。
個人的に大江さんのストーリーが読んでみたかったり…。

あぁ、早く続きが読みたい!

呼吸困難

あとがきで書いてありましたが、
COLDシリーズはFEVERの為にあったといっても過言ではないです。

2作目も苦しかったですが、今回の比じゃないと思いました。
勘違いや思い込みが生んだ悲惨な行為、それにただ耐える藤島の愛。
もう本当に冗談抜きで号泣しながら読みました。

あまりの痛々しい展開を巻き起こす透を、時折腹立たしく思ったりしましたが、
しかし、怒涛の展開に一番戸惑って苦しんでいるのは彼なんだと思った瞬間
なんて悲しい物語なんだろうと。

誰が悪いわけでもない、なのにどうしてこうも幸せにならないのだろうと。
でも、そこにたまらなく惹かれてしまうのですよ。
これだから木原音瀬さん作品やめられないんです。

痛いのが苦手な方にはキツイと思いますが、
COLDシリーズ、読んで損はないです。

木原作品に泣かされっぱなし

今作品で、藤島の過去、透との関係性、母親の異常な執着など
かなりヘビーな内容でしたが、

一番胸を締め付けられたのは
記憶を無くした透と
記憶を無くす前の透
同一人物である二つの存在と
透をなによりも愛している自分の感情と
それらにもみくちゃになりながらも、必死で透が幸せになる道を考えて
溢れでる感情を押さえつけてまで
嘘をつき続ける様が
痛々しくていじらしくて
とても愛しくて。

ボロ泣きしてしまいました。
木原音瀬さんは本当に一途な人を書くのがうまいです。

かわいい!

かわいくて表紙買いしちゃいましたが良かったです!


表題作はタイトル通り、ほんとに攻めのトムくん「ビックリするほどドジ」です。
今まで見てきたヘタレの中でもトップを争いヘタレっぷりです。
勘違い、思い込み、暴走が通常運行。
ナオ(受)の事が好きで好きで仕方ないっというのがひしひしと伝わりました。でもドジ(笑)

もう一作「微炭酸~」は受け子のかわいいことかわいいこと。
攻めに片想いしていて、これがまた攻め中心で攻め大好き。
ぴよふわな感じがまたかわいいかわいい。


なかなかに面白かったです!

櫻狩り 中 コミック

渡瀬悠宇 

堕ちる堕ちる…

こちらでレビューを見てから気になってはいたのですが、値段的に手が出せずにいました…。
ついに上中巻を購入しました。(下が無いのは田舎書店なので…)

買ってよかった。
圧倒されました。

ストーリーについては、こういってはなんですが昼ドラなどによくある感じです。
貴族、妾の子、包丁、借金、虐待などなど、
蒼磨の正崇への愛も、不器用というか…愛情表現の仕方が分からないまま、ただ手離したくない一心で酷い事をしてしまい、彼を傷つけるだけに…
この辺もBL作品にはよくある感じもするのです
が、

なぜでしょう。

こんなにも「よくある」を連呼して、じゃあなんで『神』評価にしたのか…
正直はっきりとした「これ!」といったものはないです。

でも、息が詰まった。他にはない緊張感、圧倒されどんどん呑み込まれていく感覚、
読んだ後、閉じてもなお続く胸苦しさと重みと高揚感。

いい作品です。下巻を急いで買いに行きます。