おまけ付きRenta!限定版
人外、悪魔、異常性癖、カニバリズム。 ここがBLの極地――。
印象的な表紙と、帯に書かれた商業誌ではなかなか見られない強烈な言葉に惹き付けられて手にとった1冊。『カニバリズム』は全く理解のできない性癖ながらも読まずにはいられませんでした。
悪魔は特に好きなテーマなので好んで読んでいましたが、ちょっとドジだったり、根が優しかったり、人間臭かったりと可愛い悪魔が多かった中、この作品は物腰は柔らかく口調はくだけていながらも、心底冷徹でさらに極上の美をまとった悪魔で「あぁ~、これぞまさしく悪魔だわ~」と、うっとりさせられました。
悪魔だけでなく、高校生・マコトの方も轢死した動物を集めたり、カニバリズムの性癖をもつ異常性欲の持ち主。そんな彼が悪魔Jを呼び出し、Jに見込まれ悪魔へ変貌していくまでの過程がグロテスクながらも人間心理を深く突いているところもあり、目が離せずに一気に、そして何度も読んでしまいました。
途中、高校生にしては幼さが気になるところはありましたが、マコトの時折みせるゾッとするほど恐ろしい表情が悪魔の片鱗を感じさせ、一体この先どんな悪魔になってしまうのか身震いするほどゾクゾクさせられました。
地雷が多く、読み手を選ぶ作品だとは思いますが、あまりにも美しくもおぞましい描写と読み応えのある内容に、悪魔に魅入られたように私には手離せない1冊になりました。2巻が待ち遠しいです。
主人公のマコトくんは人間界にいたときは、その異常性癖っぷりが際立っていたけど、魔界に行ってからは周りがすごいので逆に人間味があってのびのびできてよかったねと思いました。
モツ姦とかしてるけど、痛がりながらではないので安心して読めます。人外がたくさん出てくるけど、ベースは人型だから特に人外が性癖ではなくても楽しめると思います。
マコトくんはJの心を乱そうとこれからどんどん強くなって、Jをもねじ伏せるバリタチになるのではと、続きが楽しみです。
同人誌として出された頃から大好きな作品で、連載からコミック化されるまでとても楽しみにしていました。
BLという感覚よりは耽美系の要素が強いような気もします。性別も男女というよりは、そのキャラクターとして捉えるので曖昧ですし…。
男子高校生が自分の異常な性癖に対し、異常と分かりつつも惹かれることに葛藤する。そんな異常さを容認してくれたのは親でもなく、自分でもなく、美しい悪魔だった…。
師弟であり、親子のようでもある、駆け引きし合う悪魔と悪魔になった男子高校生をぜひ見てもらいたい。
元々モン○ンで知っていた作者さんのBLが本になるとは思わず感動してしまった一冊です。
久しぶりにこういう耽美系が読めてうれしいです、最近あんまりなかったですよね?
これぞ人外だよねっ!人外なら美しさと残酷さ(愛しさと切なさみたいないい方してしまった…)は大事だと思うんですよ!申し分ないです。
20年前私が腐になったころ出会ってる人外ものとか鬼キュンBL好きだった方におすすめしたい…(S稔也さんとか斑鳩サハラさんとか)
表紙とあらすじを見て、期待と不安が入り交じりながらもどうしても読みたい気持ちが勝った作品。
結果としては、早く続きが読みたい!と思える程面白かったです。
絵も美しく、キャラの表情がとても良くて。
いわゆる明確な恋愛要素は今のところないので、恋愛ありきの方には合わないかもしれませんが、悪魔の世界という想像を越えた場所で起こる事柄や様々な悪魔達、何事にもほぼ未経験の高校生だったマコトが葛藤する姿、どれも目が離せず気になります。
異常性癖というのが根底にありますが、グロと痛いは描かないと作者さんがおっしゃってる通り、私個人としての描写の不快感は皆無でした。
とはいえ、個人差なので匂わせるだけでもムリという方は難しいかもしれません…
美しくて残酷な大公爵悪魔Jと、悪魔としての素質を覗かせるマコトとのやりとりにいろんな意味でドキドキします。
個人的には、喉プレイの時のJがとてもゾクゾクしました♪
次巻が楽しみです!