赤河左岸先生インタビュー

ちょっと不思議で見惚れる美しさ。赤河ワールド全開な長編集！

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2402回
赤河左岸／リブレ／ビーボーイコミックスDX
コミックス『果ての荒野でバカンスを』7月10日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！

STORY
惑星開拓の任務についているシンは、毎日、地球にいる友人で技術者のルキヤに定期報告をしている。夜ごと、ルキヤを想ってAIとの擬似行為をする自分に自嘲しながら、想いを伝える日を待ち望んでいた。赴任して3回目の誕生日、ついに地球へ帰還する日を迎えて――。他、森の奥深くに住む美しい青年と子どものBLおとぎ話「ふたりぼっちのエバーアフター」、好意が気持ち悪い“蛙化現象"の青年の恋を描く「蛙の王子様」も収録した、静かに、だけど心に届く長編読み切り集!!

――作品紹介をお願いします
・鬱蒼とした森のそばで隠れるように暮らす2人の仄暗いファンタジー
・自分の綺麗な顔が嫌いな少年と人間の美醜より虫とかの方が好きな少年の現代物
・地球から遠く離れた赴任星から想い人と一日一度の通信をするSF
少し長めの読み切り作品が3本収録されています。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？　
・赤子～老人まで成長×成長しない青年
・不器用マイペース眼鏡×自己肯定感低め美少年
・片思い宇宙飛行士×片思い天才技術者

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
博物館のシーンで甲殻類を描いている時に「何故こんなに甲殻類を描いているんだろう」と思いました。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
夏日に博物館通いをしたのは良い思い出です。科博はおすすめです。

――今、何かハマっていることは？
魚介類をさばく動画

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
2冊目が出てびっくりしています。ありがたい事です。　

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
どの話が一番お好きでしょうか。どうぞよろしくお願い致します～。　

株式会社リブレ　担当編集
赤河左岸先生のマンガの魅力は、どこか不思議な世界観です。赤河先生の目を通すと、日常はこんなふうに映っているんでしょうか。ふんわり淡々と描かれているようでいて、緻密に描きこまれた背景や、キャラクターの表情。大胆なコマ割りや見開きの世界の美しさにいつしかその物語に入り込んでしまいますし、ネームを読んだあとすぐ誰かに話したくなるような読後感をいつも感じています。

このコミックスは弊社月刊誌「MAGAZINE BE×BOY」に掲載された読み切り集ですが、どの作品も50ページを超える渾身の長編読み切りで読み応えのある一冊になりました。内容を熱く語ってしまうとネタバレになるので控えますが、単行本に纏める際に、赤河先生が過去から未来まで描き切ったみたいですね。とおっしゃっていて、確かに全く違うテイストの作品たちなのに、どこか一本芯が通ったような不思議な感覚がありました。ぜひ多くの方に読んでいただき、私と同じ感覚を共有できたら嬉しいです。

コミックス『果ての荒野でバカンスを』

特典情報

実店舗
アニメイト限定：描き下ろし漫画ペーパー
コミコミスタジオ限定：描き下ろし漫画ペーパー
とらのあな限定：描き下ろし漫画ペーパー

電子書籍
電子書籍書店限定：電子描き下ろし漫画
コミックシーモア限定：電子描き下ろし漫画

詳しくはリブレ公式サイトフェア・購入特典情報へ

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(C)赤河左岸/リブレ