04/26 佐伊先生インタビュー 熱い想いを持つ攻2人に強く愛され…♥四大国をまとめる皇帝／最強の護衛官×小国の王子 小説『竜王の婚姻』上下巻
BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。
2020/08/06 17:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2432回
椋太郎／三交社／デイジーコミックス
コミックス『10年目、シナリオ通りにいかない恋』8月7日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！
STORY
人気俳優の都(みやこ)は些細な喧嘩をしながらも、付き合って10年の恋人・一誠(いっせい)と仲睦まじく、夜の性活も順調そのもの――…と思いきや一誠の<都限定>EDや、マンネリ疑惑が浮上して、解消策を模索する都。努力の甲斐で再び二人の蜜月が到来!?「勃たなくてもイけちゃった」!? 恋人も仕事も好きが過ぎる、そんな一誠の仕事にも大きなチャンスが訪れるが…。中年カップルに訪れた10年目のはじめては、苦くて甘い大人の味。描きおろし番外編2篇も収録！
――作品紹介をお願いします
以前出させて頂いた拙作『みんなはじめての癖に』収録の「友/愛ライン」前後編に登場する、主人公が好きなドラマの俳優二人が主役になっています。二人が付き合って10年目に大きなすれ違いを経て、どうやってこれから付き合っていくかというのを喧嘩しながら考えていくお話です。
――主人公たちはどんな攻×受ですか？
都(攻)は明るく、器用で包容力があります。些細な事では早々怒らない穏やかなタイプです。
一誠(受)は割と不器用で、自分のそんな不器用な所を都と比べては歯がゆく思っていて、今回はそれがお話の重要な所です。
でもお互いがお互いを大好きで仕方ないカップルです。
――当て馬や重要な脇役は？
当初のプロットではそんな出る予定じゃなかった茶山(当て馬)がいます！
自由気ままな遊び上手の若者です。
作中で1、2を争うくらい素直で、今後二人に振り回されるんだろうな～という感じの子です。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
作中の展開にドラマの演出を組み込んでの場転でしょうか！
ドラマ内のセリフを作中にリンクさせています。
俳優さんなんでドラマシーン入れたいですねって話はしていたので、お仕事をお話にどうやって組み込もうっていうのは凄い考えました。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
苦労した点は、先ほどの組み込む手段ももちろんですが、読んでいただいたらわかると思うのですが、もう、一誠を叱りたい思いでいっぱいになる瞬間がありまして……(笑)。
それをどうやって読んでくださった皆さんに納得してもらうようにしようか、と担当さんに沢山相談させて頂いた記憶があります。
楽しかった点は、同じくドラマシーンの場転。
うまく入ったときはパズル成功！ みたいな達成感があって楽しかったです。
あと二人がスゴロクできゃっきゃしてるシーンも楽しかったです。
――今作にまつわる裏話はありますか？
一誠は都に憧れて芸能界に入ったんですが、実は一誠の芸名「楽 一誠(らく いっせい)」の楽が、楽→洛(都という意味があるそうです)→都と、都の文字からつけたという設定がありました。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
今回作中のスゴロクででハートが目になったサイコロを使用するんですが、
場面によってハートの向きが逆になってしまったりして。
担当さんにチェックを頂いてこれはだめだ！ とスゴロクの展開図をお送りしてサイコロを作ってもらった事です。
――今、何かハマっていることは？
以前のインタビューでも同じ答えをしたような気がするんですが、相変わらず空き時間はゲームをしています。今は『九龍妖魔學園紀』と『オリガミキング』の間を反復横跳びしてます、おすすめです！
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
毎回コミックスが出るよと言うお話を頂く度、実感がないまま見本誌を頂いて「出てるー！」となるのですが、今回のコミックスはがっつり描くのが初の、【大人の男性カップル】でネームもプロットも凄い苦しんだ記憶があってとても不安で(笑)。少しでも楽しんで頂けたらいいなと、そわそわしながら発売を迎えそうです。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
はじめまして、椋太郎(りょうたろう)と申します。
ここまで読んで下さってありがとうございます。
インタビューを通してコミックスに興味を持って頂けたり、既読の読者様には新たな発見を見つけて頂けたら嬉しいです。
ありがとうございました！
担当編集より
椋太郎先生デイジーコミックス2冊目の単行本は、先生初の大人カップルが主役。
四十路×三十路のアダルトなルックス。
加えて、俳優という人から見られる生業の二人ですので、どこに出しても誇れる、熟した身体と夜の営みは見どころです。
そんな彼らの恋模様は、1年目の初々しさや、3年目の停滞…を通り越しての10年オーバーで、もう夫夫の佇まい!!
しかし付き合いが長くなると見えてくる相手の嫌な所が、なんとこのカップルには存在しません。
知れば知るほど全部、好き。
そんな相手との10年は、どれほどの幸せが積もっていったことでしょう。
恋情としてはもちろん、お互いの仕事に対する姿勢や男としての魅力に惹かれ合う二人の姿は、理想的な恋人に見えます。
でも、好きや憧れが大き過ぎると、見えなくなってしまうものもあって…？
「10年となりにいても、はじめて知ることがある」
積み重ね系BLで、長く深く紡ぐ愛。じっくりどっぷりご堪能ください。
発売を記念して、スタンプ入りサイン本をちるちるユーザーにプレゼント！ 以下のボタンよりご応募ください！
(C)椋太郎／英和出版社
