幾田むぎ先生インタビュー

見える…！受けを待ち続ける年下わんこ攻めにしっぽが…！

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3012回
幾田むぎ／竹書房／バンブーコミックス Qpaコレクション
コミックス『ウィークエンドベイビー』3月17日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！

STORY
休日出勤に他人の仕事の尻拭い、彼女からの別れ話、挙句、ガラの悪い酔っ払いに絡まれとことんツイてない1日。そんな大海を救ってくれたのはハロウィン仮装で包帯まみれのチャラ男で、「おにーさん オレの運命の人かも」と謎発言まで飛び出してくる。ジェネレーションギャップを感じながらもコータとの交流がスタート。セックスもコミュニケーションツールだと割り切っている大海は、寄せられる好意にいつものようにセックスで応えるが、若いと思っていたコータが実はひとまわり下のDKだと知って――!!!??

――作品紹介をお願いします
要領良く流されながら生きてきた社会人の大海が、ある日突然出会った高校生の幸多に超ストレートに好意をぶつけられ……な感じの年下×年上ラブです。
年下ムーブ全開の年下攻めと、絆され甘やかしてしまうお兄さん受けを描きたいなあと思い描き始めました。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
受→石崎大海(ひろみ)
人からの好意にはただ応えておけばいい、と流れ流されてきた貞操観念ゆるリーマン。仕事も真面目で容姿も良くモテるが、恋愛感情が欠陥している。

攻→和山幸多(こうた)
直感と勢いで生きてきた陽キャDK。好きなものは好き、変なことは変とハッキリしている。
恋愛ごとには興味が無かったが、不良から庇ってくれた大海に運命を感じて一目惚れする。

――当て馬や重要な脇役は？
大海の大学時代からの友人のジェニーと、幸多の元カノ？ の凛子は2人それぞれの良き理解者で、恋愛観にも影響してる人物かなーと思います。
当て馬って描いたことないなーって思いました～描いてみたい！

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
年齢、性格、環境などひとつも共通点のない2人が出会って、共通点が無いからこそ惹かれ合っていく感じを意識しました。
後はひたすら幸多の年下ムーブを……！大海と共に庇護欲掻き立てられたらいいなと思います。

――今作にまつわる裏話はありますか？
作中では匂わせる程度でしたが、凛子(元々女の子が好き)とマリ(過去に色々あり男性、特にスーツの大人の男性と性的な事に嫌悪感がある)の百合設定がありました。
後は乳首を完全に開発されてしまう大海など……。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
4話と5話の間が私事でめちゃくちゃ間が空いてしまい、恐ろしいことに1話から最終話までで5年くらいかかってしまいました……。
こうして単行本にしていただけて編集部の皆様、担当さんには大大大感謝です！

――今、何かハマっていることは？
作業中はひたすらゲーム実況や配信、芸人さんのラジオにお世話になりました。
あとは某オーディション発の11人組男性アイドルをゆる～く追っていて楽しいです！　

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
すごく久しぶりの単行本なので、初単行本かな？ ってくらいソワソワ緊張しています……！
書店に見に行くのが楽しみです！(笑)

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
楽しく描かせていただいたので、是非たくさんの方に読んでいただけると嬉しいです。
元気がない時にも読めるハピエンなのでよろしくお願いします！

 
担当編集より
ぴゅあかわいくて甘酸っぱい恋を描く、幾田むぎ先生Qpa collection最新刊『ウィークエンドベイビー』が発売です！

プライベートでも仕事でもツイてないこと続きの1日だったリーマン・大海を助けてくれた男・コータ。怪我人かと思えばハロウィンの仮装だったり、「おにーさん オレの運命の人かも」と不思議な発言をしたり、今まで関わらないようにしていた人種の気配と身の危険を感じた大海は思わずその場から逃走。
ところが、落ち着いたところで鞄を忘れたことに気づいた大海は大慌てで探しに戻ると、元の場所で鞄を大事そうに抱えたコータが待っていてくれて…。
大海との再会を喜ぶ様子と若者の勢いに流されるまま連絡先を交換、ジェネレーションギャップを感じながらも、ワンコのように懐いて好意をぶつけてくるコータに悪い気はしない大海。
セックスもコミュニケーションツールだと割り切り、求められたら応えてしまう流されスタンスの大海は、いつものようにコータを受け入れようとするも、逆に誰でも受け入れてしまうことをコータに否定されてしまいます。
とはいえ、大海が大好きで性欲に勝てなかったコータに貪るように抱かれてしまうのですが、問題はその後…実はコータがひとまわりも年下のDKだと判明してさあ大変…！

ふたりに立ちはだかる最大の障害「年齢差」!!!
ストーリーが進むにつれ、お互いへの大好きな気持ちが高まっていくのに、倫理観が"その先"に進むことをストップさせてしまうのです。

体を繋げる行為に特別な意味を見出していなかった大海が、コータと関わっていくなかで"お付き合い"について考えるようになり、恋愛というものがよくわからない状態から、ゆっくりと恋心を自覚していく様子は見どころのひとつです！
一方のコータもチャラそうな見た目に反して純情で、さらに年相応に悩みながら精一杯アタックしたり、大海の行動すべてに反応して一喜一憂する姿はとってもかわいくて応援したくなること間違いなしです！    

イチャイチャしたいのに自制心とのせめぎ合いに悩む大海と、若さゆえの溢れる性欲を抑えきれないコータのやりとりが、幾田先生によってかわいくコミカルに描かれている本作、恋心 vs 性欲の攻防はどちらに軍配が上がるのか…!? ぜひ最後まで見守っていただきたいです♥

コミックス『ウィークエンドベイビー』

特典情報

全国特約書店共通：描き下ろしペーパー
アニメイト限定：描き下ろし4Pリーフレット
とらのあな限定：描き下ろし両面イラストカード
コミコミスタジオ限定：

【有償特典】アクリルコースター
【無償特典】描き下ろし4Pリーフレット

詳しくは竹書房サイトの特設ページをご参照ください。

その他情報

Qpaの情報はお知らせページと公式Twitterで随時更新中！
どちらも要チェックです！

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(C)幾田むぎ／竹書房