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 眉山さくら先生 インタビュー

2013/10/17 19:18

小説『花嫁飼育』(リブレ出版)10月18日発売
マフィアのドンの花嫁は……、高校教師! 眉山さくら先生の新刊は、10月18日にリブレ出版「ビーボーイSLASHノベルズ」からリリースの『花嫁飼育』。今作では、眉山先生はかねてから抱いてきた「マイ萌え」を描くべく、これまでで初めての挑戦を……。それらが何かはこのあとすぐ! それでは「801 AUTHORS 108」214回目のゲスト、眉山さくら先生どうぞ!

Q. 新刊の紹介をお願いします!
今回の作品は、以前からのマイ萌え、「攻めの自分の想いを認められずにあがく、懊悩と苦悩」が書きたい! というところからはじまりました。
あと野獣(マフィア)の中に放り込まれる受けというシチュエーション萌えや花嫁萌えとか、色んな萌えを詰め込んでできあがりました。
マフィアの権力闘争の道具として政略結婚の相手にされてしまい、色んな苦難が降りかかる中でもなんとかまっすぐで誠実であろうとする陽生(受け)と、マフィアという特殊な環境下で生まれ育った今までの人生経験でそんな純真さを忘れたシニカルで、色んなものを騙し、ねじ伏せてしまう力を持ったジルベルト(攻め)の物語です。
もちろんスラッシュなので、ラブ&エロスも頑張りました♪

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?
上と少し重複してしまいますが…;
傲慢俺様でありながら、天性の色香と物腰の優雅さ、甘さで色んな貌を使い分けるマフィアのドン×竹を割ったようなさばさばした性格で強気な、でもその実誰より情にもろくてお人よしな高校教師―――といったところでしょうか。あと、陽生(受け)は天然人たらしかな?

Q. 当て馬や重要な脇役は?
今回は、重要な役割の脇役が結構出てきます。
陽生(受け)の理解者であるディオ、ジルベルトの懐刀であるジャンニ、この二人はかなり物語に密接にかかわってくるキーパーソンで、お気に入りです。
そして何気においしいところをさらっていく老獪さのあるブルーノ氏も、出番は少ないですが結構気に入ってます。
あともう一人(プラスα)、重要な人物がいるのですが……ネタばれになりそうなので、伏せておくことにします。

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?
今回のこだわりは、ズバリ攻めの心情描写です!
メインテーマが「攻めの懊悩と苦悩」なので攻め視点は必須ということで、初めて受けと攻め、二人の視点から物語を書くことにしました。
だからこそ書ける、攻めの受けへの想い、そして二人の考え方の違いとそれゆえのすれ違いにも力を入れました。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!
受けと攻め視点を交互に…という書き方は初めてだったので、最初、感覚をつかむまで右往左往しました。
特に攻め視点は久しぶり、というか、ノベルズサイズの長編では初めてだったので、最初はおっかなびっくりのところがありました。
でも書き始めるとめちゃくちゃ楽しかったです!

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?
裏話というほどではないんですが……今回イタリアを舞台にしていますが、最初は日本から始まる予定でした。陽生(受け)の日本での教師生活にも少し触れる予定だったのですが、尺とテンポの問題でカットしました。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします!
一番印象的だったのは、この作品の執筆途中、ちょうど筆が乗ってきたというところでマイコプラズマを移されたことですね。
幸い、重症にならずに自宅療養ですんだのですが、元々病気と縁遠い&ただの風邪とあなどって病院に行くのが遅れて長引いてしまい……一ヶ月ほどひどい咳と熱っぽさに苦しめられ、作業が大幅に遅れてしまいました。
関係者の皆様、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
みなさん、おかしいなと思ったらすぐ病院に行くのが吉です(涙)。

Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?
読んでくださる人にどれだけ伝わるか……発売日前はいつも緊張してしまいます;
ですが、書きたい萌えを詰め込めたので充実感があります。
あとはまな板の上の鯉状態です。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
ここまでお付き合いくださって、本当にありがとうございます!
今回は、昔から書きたかった萌えを、今の私にできるベストで描ききったと思います。
小山田先生のイラストがまた素晴らしくて、物語世界をさらに深みを持たせてくださっています。
ラブ&エロスも頑張りました。
ぜひ読んでくださるとうれしいです!よろしくお願いします♪

担当編集より
濃厚エロティック好きの読者さんには、絶対読んで頂きたい作家さんです。
受は、かわいい系、ツンデレ系、いろんなタイプがいますが、共通してみんな誠実で、好感度が高い子ばかりです。
かわいい系と言っても、女の子っぽいわけじゃありません。一人の男性として真っ直ぐ生きている子ばかりです☆
攻は、傲慢で強引なグイグイ引っ張っていくタイプ! 強くてとにかくカッコイイ攻に、受はとろっとろに愛されて、時にはいじわるに攻められたりしては、激しく喘いじゃってます♥ 
快楽に満ちた眉山ワールド、ぜひ浸って下さい~!

(c)眉山さくら/小山田あみ/Libre Publishing

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