コミックス『comic 楽園のうた』上・下巻（祥伝社）11月1日発売
アイドル×高校生の恋物語……。2009年、携帯小説から書籍化・ドラマCD化された『楽園のうた』が漫画化！ 執筆するのは今回が初コミックスとなる新人、山崎零先生です。祥伝社「SPARK COMIC」から本日11月1日、上下巻同時発売！ 原作者である鈴藤みわ先生による番外編小説のほか、小説版で鈴藤先生とコンビを組んだカズアキ先生の描き下ろしイラストも収録しています。3人の作家のコラボレーション、楽しみです！ それでは「801 AUTHORS 108」224回目のゲスト、山崎零先生どうぞ！

Q. 新刊の紹介をお願いします！
トラウマから恋に後ろ向きで地味を装って過ごしている高校生の那智がとあるきっかけからカリスマ性を持った俺様アイドルなシンと出会って、振り回されながらもお互い少しずつ惹かれていく切ない恋のお話です。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
攻めは俺様なアイドルのシンです。俺様なんだけど嫉妬したり拗ねたりとても表情豊かで可愛いなと思う面もあり、でもやっぱり包容力があってすごくカッコいい素敵なキャラです。
受けは作詞をする高校生の那智。作中でもよく猫のようと言われますが、本当に猫のように毛を逆立てるようなところやすり寄ってみるような感じが非常に可愛らしいです。
那智の恋に対するトラウマをシンが溶かしていく感じが素敵なカップルだと思います。

Q. 当て馬や重要な脇役は？
私は本当に妹の梨夢が好きで、彼女が登場するたびにウキウキ描きました。梨夢がいなければ那智とシンが出会っていないと思えば、このお話においてとても重要なキャラクターなんじゃないかな…と思います。なんだかんだ言って、那智と梨夢は本当に仲がいいなと感じながら描きました。

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
鈴藤先生の描かれたキャラクターがみんな華やかで魅力的でとてもキラキラした世界観だったので、漫画でそれを殺してしまわないように、地味にならないように！ と念じながら描きました。那智が美しく変身するシーンや魅力的な表情のシーンは本当に緊張しながら、少しでもキャラクターの魅力が出るように頑張りました。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
今までトーンを多用した漫画を描いてこなかったもので、今回初めてまともにトーンを店に買いに行きました。種類が多すぎてどれを買えばいいのかわからず、白黒の原稿の前にどのトーンをはれば効果的なのかがわからず頭を悩ましながら作業をしました。最終的に、とても楽しんで貼ってました。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします！
〆切前に父親がベタくらいなら手伝うぞ…と言いに来たこと。丁重にお断りしました。

Q. 今、何かハマっていることは？
美味しい食べ物の食べ歩きです。
カフェとかレストランとか定食屋さんとか！ 美味しい食べ物を食べると幸せになるので、時間ができたらいいお店を探しに行ったりします。

Q. BL作家になったきっかけを聞かせてください！
同人イベントでありがたくもお声をかけていただきました。
まさか現実に漫画を描かせていただけるとは思っていなかったので、声をかけていただいた時は本当にびっくりしてなかなか実感が湧きませんでした。イベント会場のたくさんのスペースの中から、見つけていただけたことに感謝しています！

Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう？
気が気ではありません。原作のファンの方、初めて『楽園のうた』をお知りになる方、満足いただけるかどうか…。胃がピリピリします。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
はじめまして、山崎零と申します。鈴藤先生の大人気小説の漫画版を描かせていただきました。本当に素敵なお話で、魅力的なキャラクターがたくさん登場します！
原作ファンの方も初めてお知りになった方にも、少しでもお楽しみいただければ幸いです。

担当編集 Jさんより
山崎さんは、小説『楽園のうた』の雰囲気と、イラストのカズアキさんのイメージをうまく膨らませてくださいました。格好良くて俺様なシンと、素直になれない可愛い那智という対照的な二人の恋を楽しんで頂ければと思います。個人的には那智やKIXのメンバー（特に遥）にいじられてるシンが可愛くて好きです。攻めキャラなのにいじり甲斐があるというシン…。ぜひご堪能ください。
また、本編のコミカライズに加えて、上下巻ともに鈴藤さんの番外編小説が、カズアキさん描き下ろしイラスト付きで収録されています。カラー口絵も山崎さん、カズアキさんとふたつ付いていますので、かなり豪華な作りとなっています。

特典情報
上下巻ともにアニメイト限定でWカバー仕様で発売されます。
アニメイトで買うと上下巻それぞれに鈴藤みわ先生新作描き下ろしSSペーパーが前後編で付いてます。

(c)山崎零／祥伝社