BLアワード2021|ちるちる

BLアワード2021|ちるちる

ランキング決定!!
商業BLの祭典BLアワード2021!!

BEST ディープ 6位

受け攻め交互に語られる独白に本心が…

「ディレイル」

ポイント:
1795pt
著  者:
相葉キョウコ
出 版 社 :
祥伝社
シリーズ:
on BLUE comics
発 売 日 :
2020/11/25

執着攻め最高~~!! 受け攻め交互に視点が入れ替わるという独特なストーリー展開で語られる本作。その珍しさもさることながら、ヤンデレか⁉ というレベルに光に執着するハルが彼を手に入れるための計算がリアルで生々しい…。共依存好きはハマること間違いなし! 拗らせ度MAX攻めから目が離せません!!

ユーザーの声を紹介

拗らせ執着に沼る…幼馴染の両片思い

大好きで何回も読み返しました…。攻め重いな〜拗らせてるな〜って思って読んでいたらまさかの展開に読んでる途中でページを戻して読み返しました(笑)本当にとっても面白かったです!
頑張るまなたんさん

お互いの執着心がバレていないのが不思議なくらいのクソでか感情で、読んでいて面白かったです。視点が変わるところがうまく活かされていて読み進めるのが楽しかったです。
ちゃんゆりさん

執着系幼馴染のお話ね~!あるある!と思ってたらあらびっくり!裏で糸を引いてたのはホントはどっちなの?ってストーリー展開がすごく新鮮でした。あとやっぱり相葉キョウコ先生は画力が素晴らしい。主人公二人の細かい心理描写が美しく絵で表されてて余計にぐっと引き込まれます。続編読みたいなー!
LisaLisaさん

美しい絵でさらさら読み進められるのに、実はゾッとする重たさで、でもそれが最後にはきらきらに浄化される相葉ワールドにやられました。本当の意味で、深い。と言える作品だったのではと思います。そしてとにかく、絵が美しい…。
匿名さん

幼馴染みで執着もの…大好きな要素が詰まってました!!
そしてなんといっても絵の美しさ…圧倒的美…!!
二人の心理描写もそれぞれの視点で描かれていて、どんどん引き込まれていきました。
misomiさん

素敵な表紙に惹かれて購入しましたが、全面美しい絵柄にとにかく見惚れてしまいました。特にエキゾチックに見えたハルのビジュアルがたまりませんでした…
内容も面白かったです。ディレイル(道を踏み外す)。ネガティブで愛される自信がなくて相手の一挙一動を気にしすぎて?、順序もリアクションも間違えて、でも本能には抗えなくて…。関係だけ深めても最後の一押しがなかなか。臆病な2人が一生懸命で可愛かったです。彼らの過去や未来をもっと読みたいです!!
相葉先生の絵は神だと思いました。
aquamarronさん

大好きな二人でした!!
ハルの思惑通りに翻弄されているようで、実は光もハルに執着していた二人の関係が素敵です!! 闇BLにもなりそうな二人ですが、ラブラブハッピーエンドになったストーリー展開も好きでした!
キレイな部分も闇の部分も隠したりさらけ出したりしながら、これからもラブラブで過ごしていってほしいです!
rincocoさん

その計算高さも味方したくなるし正しさもいらないと思わせるし、ただ欲するものに執着するその熱視線に目が釘付けになりました。罠を張るのが上手くてその絶妙なタイミング、今まで待たされた分を回収する手法が魅惑的です。
幼馴染を脱した関係なのに幼馴染だからこそというものがチラ見えするのも甘さと辛さが交互にやって来て胸が高鳴りました。長く知った相手なのに自分に向ける知らない一面が見えたら一度意識してしまった相手なら尚更想いに重さが増すと思いました。そんな想いを感じられる素敵な作品でした。
cherry00xxxさん

異なる視点で語られるストーリー展開が神!

同じシーンを攻め視点、受け視点で見ることが出来たのが良かったです。
想いは同じはずなのに微妙にすれ違ってしまっているのが絶妙で、そのドキドキされられる感じの描き方が素晴らしいなと思いました!
のえのえさん

1話が攻め視点で始まるのが面白かったです!
明るくて可愛い雰囲気の受けが意外にも計算していて意表を突かれた。受け攻め共に思ってることが深掘りされているので、読んでいてキャラクターの気持ちが分からなくなることがなくカチっとハマった瞬間が気持ちよかったです。
nyaaayuuさん

攻視点と受視点の話の書き分けが新鮮でした。お互いのことが好き過ぎて、お互いの距離感を測りかねてしまうモダモダ感。二人の心情をじっくり楽しめた作品でした。
satobooさん

幼馴染との関係性の構築の仕方や気持ちの伝え方など、全てにおいて繊細かつ丁寧に描かれていて、大変読み応えがありましたし、受け攻め交互の視点で描かれているのも新鮮でした!
ゆんちゃんんんさん

1話まで読んで、もう一度最初から読み直しました!!読んですぐ誰かに勧めたくなってめちゃくちゃ勧めました!こじれた幼馴染二人の恋が一冊にぎゅっと詰まって完結していて、映画のような素敵な作品でした。
ak20150610さん

めちゃくちゃ読み返してます。受けがかわいくてたまらないので、続きがめちゃくちゃよみたいです…。ちゃんとくっつくまでのもどかしい感じも好みでしたが、最後の方にちょこっとあった2人のラブラブがたまりませんでした…。
本当に受けがかわいい!(2回目)
ちくたくさん

幼馴染が両片想いから恋人になるまで。試すような事をしたり、なかなか本音が言えなかったり突き放したり…2人が恋人になるまで切なくてハラハラしました。素直になる事は簡単なようで難しい。だけどその先に幸せが待っているんだと温かい気持ちになれる良い作品でした!
METALCATさん

読む前までストーリー的に登場人物も多くなく、よくあるシンプルなお話なのかなと思っていたのですが、読んでみたらそんなこと全然なかったー!攻視点・受視点の構成が見事!さすが相葉先生!ともすれば平凡で終わりそうなものなのに、全くそうなっておらず、双方の気持ちを描いてくださったことで意外な展開でビックリしました。あまりに秀逸すぎてコミックスを一気に読んでしまいました!
KOVAさん

BEST ディープ 7位

誰かを守りたい…強くて孤独な神様の物語。

「イキガミとドナー 上」

ポイント:
1543pt
著  者:
山中ヒコ
出 版 社 :
祥伝社
シリーズ:
on BLUE comics
発 売 日 :
2020/9/25

もはやBLの枠を超えています。2人に待ち受ける過酷な運命に号泣すること間違いなし! 「イキガミ」というSF的な存在を通して誰かを守ること、そして愛することについて考えさせられます。BL好きだけでなく全人類に読んで欲しい! 一度読んだら忘れられない、心の奥深くに突き刺さる壮大なストーリーです。

ユーザーの声を紹介

衝撃の声多数…心震える超大作‼

衝撃的でした。鬼道には戦ってほしくないけどそうしなければいけない世界。
愛されること、愛することを知らない鬼道のまえに現れたドナーの吉野。最初こそ、不条理に反発しながらともに過ごすうちに鬼道を愛する吉野に変わっていく鬼道。ラストは号泣でした。
愛菜さん

世界観に惹かれて上下購入しました。ストーリーが斜め上を行くディープさで少し苦しくなりながら読み進めましたが、とっても面白かったです。吉野先生の力で少しずつ愛を知り人間らしさというか可愛らしさが出てくる鬼道がふたりの物語を覗かせてもらってる第三者(?)のわたしに刺さりました。本当に出逢えてよかったと心から思うふたりのお話でした。
おいしいさん

戦闘、唯一無二、解消できないパートナー関係、愛を知らず育った孤独、愛を知ったあとの心の変化…と好きな要素がたくさん詰まっていました。
『守りたい人』ができた人間の強さと弱さがみえたとき、心が震えました。
こゆんさん

ちょっとした事で怪我をさせてしまい、吉野を避ける鬼道だけど後ろから見守っていたり、こっそり写真を切り取っていたりする鬼道さんがかわいいです……。下巻で吉野が「……だから生きて帰ってきてくれ……」と言ったシーンがとっても切なくて……。目覚めて一緒にご飯を食べてるふたりを見て本当に良かったなって……。本当に素敵な作品です、ありがとうございます!
しゅかさんさん

お互いの生死をかけたパートナーシップであるイキガミとドナー。この過酷な運命がのし掛かる2人の未来を思うととても辛いものがありました。どうか2人の未来が少しでも長く続き、生きて欲しいと願わずにはいられません。
りか0609さん

「ドナーの体液は、イキガミの傷を治せる唯一の薬」なんて、非常にエロティシズムを感じるのですが、決してそれだけに収まらずドナーは文字通り身を削ってイキガミを癒し、愛し、イキガミは愛するドナーに負担をかけることに苦悩するようになる…。2人に明るい未来なんて存在するのかな?と思うと、ブワッと涙が溢れてきました。愛するとは?なんて考えてしまう素晴らしい作品です。深い!特殊な設定なので読む前は自分の感性に合うか少し不安だったのですが、すぐに作品世界に引き込まれてしまいました。
さやにゃさん

何回読んでも泣ける作品。
愛を知らなかった鬼道が愛を知っていく姿、ドナーは自分の"もの"という感覚だったのが吉野先生を通して考え方が変わっていくところに成長を感じました。
ただのイキガミとドナーだけの関係でなく、先生、恋人、家族と様々な立場で鬼道に愛情を注ぐ吉野先生もまた素敵でした。
陰ながらふたりを支える小池さんが可愛くて癒しの存在でした。
凜ちゃさん

愛とは?BLの枠を超えた問いに号泣…

BLという括りだけでは表せない程に、心を持っていかれました。
この世界観は先生にしか表せない作品だと思います。
愛すること生きること、とんでもない深い想いに何度も涙しました。
すももんさん

お互いが唯一無二の存在……大切な存在だからこそためらう気持ち……めちゃくちゃ泣きました……BLの域を超えて色々な事を考えさせてくれる作品でした。素晴らしい作品をありがとうございました!
koro06さん

今年読んだ作品で一番好きです!!理不尽な世界の最前線で未来の為に足掻く2人がとにかく好きですし、最高に泣けます。親愛、情愛、恋愛、愛って種類がたくさんあるなと読むたびに感じます。
BL読まない方にもぜひ読んでもらいたいです。続編、本当に楽しみにしております。柴田さんのお話し更にディープな匂いしかしなくて発売前から胸がドキドキしております笑
若子さん

SFという特殊な設定にすることでBL的な愛だけではなく、献身や自己犠牲をも含む広義の意味での愛をしっかりと描いているところがすごいです。傷つきやすく、時に残酷なほどに幼い心を持つ鬼道が、吉野先生によってイキガミではなく一人の人間として生きることの意味に気づいていく過程が切なくて切なくて。物語の背景に国同士の争いがあるだけに、誰かの生命を犠牲にして続く争いの愚かさやその大きな波になす術もなく巻き込まれる普通の人々なども描かれ、ディープな、意欲的な作品だと思いました。
A薇冠さん

最初、どうしてこの世界観なんだろう、と思いながら読んでいた。オープニングはヒーロー戦隊みたいな軽いイメージだったのだけど、話が進んでいくにつれ、ドナーの存在がどんどん話に影を落としていくのが怖いけれど目が離せなかった。誰かを守るために戦う、ということ。その重さと尊さをこういう切り口で魅せるのか……さすが山中ヒコ先生…。ラストもすごくよかった。SFらしい、綺麗な終わり方で、読み終わったあと現実に戻るのにちょっと時間がかかりました(笑)。素晴らしかったです。
樒さん

ただただ最高でした。イキガミとドナーの関係性が素晴らしい。唯一無二の「一対」感があって、でも心が繋がっていないとそれは心身の犠牲を強いる(イキガミもドナーも)という切なさも帯びている。そこを踏まえた上で、どう心が通いあって、愛し愛されるようになるのかをじっくりと描いていたところに、ものすごく感動しました。商業BLを読み慣れてない人にも、読んで!とオススメしたいくらい。心に深く深く残る作品です!
Kaina72さん

BEST ディープ 8位

究極の共依存...!吸血鬼テーマの異色作

「スモーキーネクター」

ポイント:
1473pt
著  者:
ミナヅキアキラ
出 版 社 :
大洋図書
シリーズ:
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発 売 日 :
2020/11/24

少年漫画のようなアクションシーンがアツい! ! ミナヅキ先生の個性的な画風とセンスがこれでもかと盛り込まれた異色の吸血鬼BL! バイターとネクター、両者の交わす共生契約はまさに究極の共依存関係。「他のやつのものになるなら死ね」という物語の全てが詰まった言葉に、尊さで過呼吸になる読者が続出しました。

ユーザーの声を紹介

少年誌風なアクションシーンの迫力!

良すぎて読み終えた時に放心した記憶があります。まず受けを守るために片思いを貫いている攻め。この攻めのアンナがカッコよすぎます。戦闘シーンなんて迫力すごいです。受けのみつるも本当に可愛い。この子もアンナのために事件の調査したり、最初からお互いのこと大好きなのよね!とにかくこのあんみつカップルが私は大好き過ぎるんです。続編希望です、もっとこの2人が見たい!!!
匿名さん

私的、2020年ナンバーワン・ドラマティック作品です。持って生まれた自分の性質に抗っても、大事にしたい絆がとても素敵でした。
少年誌らしい描写と官能のミックスは、ミナヅキ先生にしか描けない世界観だと思います。
moon424rainさん

スピード感と魅力的なキャラクターと、とにかく絵が美しくて、ページをめくるたびにワクワクしました。お話の情報量の調整や演出もよく練られていて、アクションは少し少年漫画っぽさもあり、とても新鮮でした。
子供の頃から幼馴染を守ろうとしていた健気さ、極限の吐露はロマンティックですね。
ひみたさん

 「これBL漫画なの!?」というくらいアクションシーンがカッコいいっ!
 題材として“吸血鬼”は割とあると思うのですが、作り込まれた設定によって新鮮かつ違和感なく物語に入り込むことが出来ました。
 ミナヅキ先生の作品は“静”と“動”の使い分けがとても上手だと感じます。
 例えば、みつるに対する感情を隠し続けていたアンナがみつると繋がる場面では、余裕なくみつるを求めていて今までのクールな雰囲気との対比でより一層心に残ります。さらに、共生契約する時のアンナは、みつるへの愛情+バイターの本能が暴発してる感じでもう……、表現力凄い……。先生の作品、大好きです。
mitiさん

洗練されたかっこいいBL。少年漫画のようなアツイ勢いのある展開と重厚な設定に惹きつけられました。吸血鬼はありがちな設定ですが、バイターやネクターという単語やその中でのルール等、細かい設定が新鮮で面白かったです。画力の高さにも驚かされました。作家さんの描きたかったものがぎゅっと詰まった一冊。ちょっと変わったディープな作品を読みたい方におすすめです。それと、攻めの執着が半端ないのも最高に性癖でした笑
たみたみさん

共依存の極み!吸血鬼契約が性癖に刺さる♥

アンナがとにかく好きで好きで……!アンナは今回のBLキャラMVPです。みつるのことを守るが故に常に現れるヒーローみたいな格好良さと、アンナに迷惑をかけたくないが故にいま一歩踏み込めない臆病さが堪らない!また、それを全部飛び越えてぶっ壊してくるみつるの太陽のような明るさも堪らない!異種恋愛でありながら2人の関係が最高に映えて格好良い最高の作品です!大好きです!!
おにくぼんさん

吸血鬼とは少し違うバイターとネクターのファンタジーかと思いきや、愛が深い話で素敵でした。
吸血鬼モノは不老不死と人間で遺される側が発生するところがネックになりますが、バイターは契約すれば一蓮托生という設定に安心感を少し覚えました。
「溶け合いたい…」のシーンは、幼少期からの葛藤や愛情故のアンナからの絞り出された言葉のようで読んでいるこちらが苦しくなるくらいでした。
あとアンナの「バカモノ!」が癖になります(笑)
梓弓さん

アンナくんとみつるくんはお友達同士だけど、ある事件をきっかけに関係性が少しずつ変わっていくだけでなく、バイターやみつるくんの色々も見えてくる話運びには、読んでいてとてもワクワクしました。血が凝固して死に至る、というのは想像するとなかなか怖くて結構印象に残りました。
アンナくんはみつるくんを守る為に献身的かつ理性的でありつつも、本能剥き出しなところもあって、ギャップがたまらないです。バイターの体力底なし!
みつるくんは水を与えた分以上に開花しそうな色気がある風に見えます。あんみつの2人のお話、すごく面白かったです!
おおいさん

まず何より絵が抜群にお上手です!
体格の違いにも萌えたのですが、目で語るというか目の表現が素晴らしいなと感じました。
話の冒頭の場面でみつるに対して煙草の煙をかけているところで「あぁ、アンナはみつるの事大好きだろ」とドキドキしながら読みました。吸血をするシーンはとても綺麗で色気を感じました。
ただエロいというだけではなく、お話の展開がしっかりしていてアクションシーンも少年漫画を読んでいるような格好良さがあってびっくりしました。
攻めのアンナは美しくて格好良いのにみつるの事となると必死でかわいい部分があり、逆にみつるはかわいいのに男前な部分があったり2人の関係性も凄く良かったと思います。
共生契約は究極の独占欲の形って本当にお互いがいないと物理的に生きていけない。
この設定が本当に素晴らしいです。
この2人のこれからをもっと見たいです。読んでる最中はずっとドキドキしていてこんな素晴らしいお話に出会えたことミナヅキアキラ先生には感謝しております。ありがとうございました。
匿名さん

BEST ディープ 9位

「家族」とは?彼らの出した答えがここに

「いびつなボクらのカタチ(上)」

ポイント:
1459pt
著  者:
見多ほむろ
出 版 社 :
徳間書店
シリーズ:
Charaコミックス
発 売 日 :
2020/10/24

BLでありながらも、家族間の「愛」に重点を置いて描かれた作品。主人公の2人だけでなく、彼らの家族間の葛藤や等身大な感情も繊細に描写されています。中でも娘の舞花は子供らしい素直で純粋な性格で多くの読者の心を鷲掴みにしました。リアリティのあるストーリーが改めて家族について考えるきっかけとなりそうです。

ユーザーの声を紹介

繊細に綴られる家族愛に涙

本当にこんな風に葛藤しているひとたちはたくさんいるんだろうな、と。外からみたら歪かもしれないけれどそこには愛が溢れていて、家族は血のつながりとかそんなことではなく、愛し愛されることで家族になるんだなぁと、とても考えさせられました。
愛菜さん

大人になって色んなしがらみどころか恋愛なんてものが遠く離れていった更なる大人が、一人の人間に恋をして。周りの人間に愛されて。愛して。愛と恋と想いがとても暖かい、良い話。けしてファンタジーになり過ぎない世界観がとても綺麗でとてもあったかい。
匿名さん

2020年に読んだBLの中で一番泣きました。切なくてあたたかい物語でした。
ぶつかってうまくいかないこともあるけど、舞花と伊吹がお互いを大切に思っていることが痛いほど伝わってきます。
伊吹は自分を追い込みやすくて、それを佑真が大丈夫だよって教えてくれるようなところがよかったです。年上の余裕を感じました。
伊吹にも佑真にもずっと幸せでいてほしいです。
ぐちお丸さん

導入部から、多分、こういう風になるのかな?こういう事かな?と想像していたものが、良い意味で、尽く裏切られて行くので、次は、どうなるのだろう?どうなって行くのだろう?と、物語にどんどん惹き込まれていきました。そして、あのラスト部分!まさか、ここまで見る事ができるとは、思っていなかったので、気づいたら、自然と涙が零れていました。素晴らしい作品だと思います。
JUNBEさん

ひとりひとりはいびつかもしれないけれど、紆余曲折の末にひとつのカタチを見つけた彼らに拍手を送りたくなる、そんな作品でした。ディープといえばディープなのかもですが、ある程度年齢や経験を重ねた読者に刺さるだろうという意味ではそうなのかな。人間誰しも生きていれば色々あるよね……。
みーぽさん

家族って?血のつながりとは?を問いかける作品。受け・攻めの気持ちだけでなく(そこ、とっても大事だけど!)、親・子供・仕事が全て絡んで、生活や生きる事に繋がり表現されたところが圧巻です。特に家族間のすれ違いや葛藤は丁寧で綿密な描写でないと伝わってこないので、見多先生の表現力だからこそ私の胸の深いところまで届いたのだなと、先生に感謝です。間違いなくディープです!そして涙する爽やかな読後感です!!
kapyさん

家族の愛の形を大切にする中で、恋人としての愛をどうあるべきかと考えさせられるライトな作品が多い子持ちBLの中で「いびつなボクらのカタチ」は少し悲しくてしんどくてそんな中でも家族を守りたいリアルな親の心情描写ぐっときました。
苦しんでる姿を見てどうにかしてあげたいと思うのは親だけじゃなく子供もなんだと自ら進む姿にうるっとしたりそれをきっかけに家族の絆や、支えてくれる人との絆が深まるシーンは何回読み返してもうるっときます。
ぷぷこさん

パートナーに裏切られて臆病になっている佑真の大人の悲哀は胸が痛かったです。
でも大事な家族を失い続け、託された娘が成長して真実を知ることに怯えている伊吹の方こそが潰れる直前だったように思えました。
二人とも惹かれ合っているのに、自分を卑下して遠慮して近づけないすれ違いが切ない…
でも辛さが溢れたときに支えられるなら男同士だっていい、血が繋がってなくたって家族になれる、大切だと思える人と自分の意志で家族になるのは最高に幸せなことだと思いました。
タイトルは「いびつ」となっていますが、幸せのカタチは人それぞれでいい、この物語は伊吹、佑真、香澄さん、舞花の最高の“幸せなカタチ”が描かれていると思います。
上下巻でボリュームたっぷりに描かれた”大切な人を大切にする思い”に何度も涙があふれました。
よこよこyさん

舞花の子供らしい可愛さに癒される…

舞花ちゃん良い子すぎて目頭が熱くなりました!「パパすごくさみしんぼなの舞花知ってるのに」ってパパを傷つけちゃったって心配して涙を流す舞花ちゃん心根が優しくて舞花ちゃんがパパを守っているんだなって思いました。
BLCDヘッドホン貴腐人さん

こんなに胸を締め付けられる作品が今まであっただろうか…。影のある話ですが、切なさのなかに温かさも感じました。
痛いほどのふたりの葛藤に苦しくなりながら、舞花の無邪気さに救われて改めて「家族」というものを考えるような作品でした。
おぶもいもいさん

この作品はまさに名作です。ドラマのあるストーリーで次々とあかされる2つの家族の真相に驚きながら読みました。これはBLだけど家族の絆の話でもあると思います。血のつながりがなくてもお互いを思いあったあたたかい家族になれるんだと証明しています。キャラクターたちも大変魅力的で、特に舞花ちゃんがとても子供らしく元気なのがよかったです。みんなの優しさも伝わってきて安心して読めます。読み終わって、佑真と伊吹には本当に幸せになって欲しいと思いました。
yuzumikanさん

一周目はネタバレなしで次から次へと出て来る「そうだったんだ!」に驚きながら、二周目は噛みしめながら、三周目からはただただ感涙。
佑真さんの40歳の揺らぐ感じとかの等身大感がすごく良いです。そして舞花ちゃんも子供っぽすぎず、背伸びもしすぎず…で絶妙です。子供が都合で大人になったり子供になったりすると醒めちゃうのでこの辺はさすがです。
そして、ストーリー重視!の中にある…しかもワンコ攻めの伊吹にそんな秘密が!のエロ設定…!!! 萌えました。妄想おかわり何杯でもいけるくらい萌えました。
fuukaさん

BEST ディープ 10位

BLの概念を打ち壊す!和風ファンタジー

「ハレとモノノケ 上」

ポイント:
1273pt
著  者:
出 版 社 :
一迅社
シリーズ:
gateauコミックス
発 売 日 :
2020/8/12

多忙な日常生活に疲弊した読者たちを浄化させた「浄化系BL」。美しい山々の背景はもちろん、スローライフの中でこれまたゆっくりと進展していく2人の関係性も丁寧に描写されています。不思議とどこか懐かしく感じられるのは、現代人が忘れがちな日本古来の習わしや文化もちりばめられているからかもしれません。

ユーザーの声を紹介

永遠に続け…2人のスローライフに幸あれ

灼先生の作品はとっっても話が深くて読んだ後にあぁ、良い話だったなぁっていつも思います。
絵も綺麗で大好きで、静かな雰囲気にとても合っていてすごく素敵だなぁといつも思います。これからも素敵な作品を心待ちにしております。
ひーーさん

これめちゃくちゃ言ってるんですけど、本当に絵が綺麗。すんごいですね。お話も作り込まれてます。トキも八潮も幸せそうです。見てる方も幸せになります。永遠にイチャイチャして!トキが一方的に八潮を甘やかして!(願望)みっちゃんは私が守る!!
匿名さん

灼先生の作品の優しさ。目に見えるような甘さではなく全てをあるがままに受け入れるような静かな優しさ。伝承や民話でのモノノケと高校生。上下巻で並べた表紙が雰囲気があり涼しげな目元がとても綺麗です。2人が出会い寂しさと孤独を知る事で時が動き出す。余韻の残り優しさに包まれる話でした。
ろっこりーさん

灼先生の毎度ながらのしっかり練られた独自の設定と、どこか足りないモノ同士、補うように寄り添うトキと八潮の心が本当の意味で近付いていくさまに心臓をぎゅっと掴まれた気持ちで夢中で読み進めました!作中に漂う儚さや切なさもありつつ、希望のあるエンディングに心をまるっと掬われたような気持ちになったことも記憶に新しいです……!
酢豚くんさん

灼先生の作品どれも大好きなのですが、いじらしい受と飄々としつつどんどん実は重くなっていく攻めの、丁寧な描写がたまりませんでした。丁寧にご飯を作る時間も、二人の共同作業や四季を感じる時間も愛おしいです。
popoponzuさん

灼先生は、本作品のみならず人物とその背景描写が卓越していると感じます。
上品な色気のある絵の細部まで丁寧で繊細な描きこまれ方は、いつ見ても
惚れ惚れします。上巻ではトキと八潮の関係はゆっくりと進むので、それだ
けにキスシーンに重みがある感じがして心を奪われました。深くて優しい世
界観に浸れる作品でした。
匿名さん

2020年に見た作品の中で一番好きなコミックスです。
過度なドタバタなどない、全体的にゆっくりとした時間の流れの中の物語ですが、その分キャラたちの心情描写に置いてけぼりにされないので良かったです。かつ、日本の四季折々の行事についても作品の中で丁寧に描かれており、作者の知識の深さにも驚かされました。勿論、ボーイズラブ作品として、恋愛要素も上下巻通してドキドキできました。主人公たちの心の変化…良い…主人公がかわいい…あといっぬ。
この二人のその後の小話なども見てみたいですし、灼先生の今後の作品がますます楽しみです。
匿名さん

まさに浄化系!山奥の自然が心に染み渡る

これ以上に心が浄化されて綺麗なBL漫画を私は知りません!
ほんとに可愛いし、とっても綺麗です。もののけなトキも寂しさに囚われた八潮も
とにかく良い。これを読まずに何を読む。
ゆずきゅんさん

隅々にいる植物や虫の息吹まで感じられるような自然描写と日本家屋の暮らしぶりは、この作品でしか味わえない豊かさでした。風が吹いたり音が聴こえてきそうな情感と、少年たちの自然な会話や美味しそうなご飯がとても愛おしかったです。
ひみたさん

冒頭の鬱蒼とした山のカットがすごく好きです。絵に引き込まれました。トキと、どこか達観視しているけど子供らしさもある八潮との掛け合いもテンポが良くてとても楽しい。不老不死のトキにシワができちゃうという出来事が愛おしかったです。
SHINE89さん

ひとりぼっち同士が同居人となり、やがて人生の終わりまでを誓い合う存在になっていく様が『日本の日常の暮らし』と共にとても丁寧に描かれている。目線や小さな仕草から読み取れる繊細な心理描写に加え、日々の料理や山の自然などの匂いや温度、湿度まで伝わってくるかのような画力にひたすら圧倒された。2020年出会えてよかった作品No.1!
ゆきしずくさん

他作品とは色が違う雰囲気で、ゆっくり流れる時間の中で、トキと八潮くんが過ごす日々が愛しくて、とても好きなお話です。
自分が東京ですぐそこにコンビニがある生活しかしてこなかったので、日本古来のハレの日という感覚が新鮮であり、二人が自分達の手で収穫したり、作り出したものを共有し、心を充足させていくのを見ていると、私の心も満たされていくようでした。
八潮くんの気持ちの変化がとても可愛らしくて、少しずつ二人が近づいてくのが尊くもあり、なぜか少し背徳感も感じて、、。スマホやテレビに疲れたときに読みたくなります。
りさ1029さん

定期的に読み返したくなる大好きな作品なので、ディープのジャンルというのが勿体無いくらいもっと沢山の人に読まれて然るべきだと思ってます。どことなく、現代と地続きではない感じというか少し遠いところで起きている話という印象を受けました。かと言って時代設定が違うとか別世界というわけではなく、不思議な雰囲気を持っていてすごく中毒性があります。トキと八潮のやり取りが自然で楽しく、日本古来の習わしや丁寧な暮らしの大切さを教えてくれて何度読んでも飽きません。それから作画もすごく好きで、人物は顔も身体もバランスが抜群だし、背景などは緻密で見てるだけでも眼福です。あとはもう控えめに言ってトキのビジュアルがどタイプです。
えぽわすさん