「お前の血も肉も全て俺のものだ」戦神と癒し手、魂を預け合う恋。

イキガミとドナー 上

ikigami to donor

イキガミとドナー 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神160
  • 萌×253
  • 萌18
  • 中立7
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
18
得点
1073
評価数
240
平均
4.5 / 5
神率
66.7%
著者
山中ヒコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784396785093

あらすじ

舞台は未来世界。ある日、平凡な教師の吉野は、国を守る最強戦闘種〝イキガミ〟の鬼道のドナーだと知らされる。
【ドナーの体液は、イキガミの傷を治せる唯一の薬】
という衝撃の事実とともに、強制的に鬼道と同居することになった吉野。
傍若無人な獣のような鬼道に乱暴に体液を要求されるが、次第にその孤独な素顔があらわとなりーーー。
「いつかドナーと出会ったら、愛してくれるかもしれない。そう思って生きてきたーーー。」

表題作イキガミとドナー 上

鬼道慧,20歳,イキガミ
吉野優希,鬼道のドナー,中学校教師

レビュー投稿数18

エモエモのエモッ!

エモい、エモすぎる、、っ!BLでこの感情に出逢うことはなかなかナイですね、、。

生身の人間(と言ってもめちゃくちゃ強いですが)が戦闘機と戦うって何事????戦争映画とか大好きなので終始ドキドキして読み進めました。

キドウの人生が本当に本当に切ない。命をかけて戦っているのに、守りたいものもなく、愛で包まれることもなく。何のために?誰のために?何を糧に????でも、だからこそ怖いもの知らずに飛び込めるワケでもある、と。エモいなぁ。

正直BL的萌を得られるか?と聞かれたら?です。ストーリーを楽しむためにはBL的要素は軽めでいい(NLでもいい)なと思いました。

0

名作です!

上下巻、一気に読んでしまう名作です!私にとっての哲学書です!
正直読んでて苦しくなるところもありますが、生きることって、愛することって、愛する存在がいることって本当に素晴らしいと感動します。
もちろんBLですが、もっと生と死と人間の根源が描かれています。
壮大で重い内容のテーマに、繊細なラインの描写が絶妙にマッチしててとても好きです。自分の語彙力が無いことが情けない。
そして山中ヒコ先生の『500年の営み』も是非読んで欲しいです。

0

お話として面白い

BLアワード冊子目的で、何買おうか探してる時にこちらの試し読みで面白そう!と思い買ってきました。

SF設定で唯一無二な2人の関係性のイキガミの鬼道とドナーの吉野。
この2人じゃなきゃダメ感は、オメガバースよりも強固。だって、ドナーに治してもらわないとイキガミ死んじゃうんだもん。

小さい頃にイキガミになっちゃった鬼道は、
ドナーの出現に期待を寄せていた。
自分の事を愛してくれる人物なのではと。
一見、冷たそうできつい印象の鬼道くんが
無意識ながら、吉野に執着して付き纏ったりベタベタしてる前半すごく可愛い。

嫉妬で軽く突き飛ばしたつもりが、吉野を大怪我させてしまったり、自分が負傷したらドナーから移植される事実を知って吉野の事を思うあまり接触を避ける様になってしまう。
鬼道の身の上を知ってどうにかしてあげたくなる吉野の思いを知ってようやく身も心も近づいたところで終了。
下巻は何が起こるのでしょうか?
楽しみ。

エロシーンは少なめ。かつ、ページも少なっ!
あと、これは何の絵?とわからないコマがある。
作者さんエロ苦手なんでしょうか?

2

雰囲気も鬼道も大好きなんだけど…

エンドゲームがめちゃくちゃ好きで、500年の営みでうるっときて、ギブズも良かったので(王子と小鳥も)すんごい楽しみに本作を去年読んだんです。
ツイッターでの評判も良く、泣いた感動したとの感想をたくさん見かけて、すごい期待して読んだんです去年。
上下巻並べた時の表紙にインパクトがあり、かっこいいし、すごく楽しみにして。

で、も、さくっと読み終わってしまい、泣くどころか、ところどころモヤっとした箇所があり、拍子抜けしたのが正直な感想で。
しばし時をおいて再チャレンジしようと今回読み直しました。

まず、イキガミの設定が残酷だなと。
これを言ってしまうと身もふたもないですがw
生きる兵器…いくらすごい戦闘能力があるとは言え生身の人間で、イキガミ同士の戦いではケガをする。
イキガミのその特殊能力の仕組みもよくわからない。
ドナーとの関係のからくりも。

鬼道は黒髪切れ長目無愛想でめちゃタイプなんです。
吉野にべったりなのもかわいい。
チビ鬼道の横顔なんてめちゃくちゃかわいい。
まっすぐ見つめる瞳が少年らしくて。
その頃から、自分のドナーに会うのを心待ちにしていたんですよね。
訓練中に吉野を見て「吉野だ」と気が散っちゃうのもかわいい。
吉野におでこの傷をなめられて気持ちよさそうにするのが萌え〜です。

ただ!
ドナーのキスや体液でイキガミの傷が治るというおいしい設定なのに、ちゅ〜するとこを見せてくれない。涙(な〜に〜ゆ〜え〜!?)
山中先生にそれを期待するのはお門違いかもしれませんが、ここがBLの見せ場の設定ではないのですか!?とフラストレーションに思いました。

鬼道の吉野のすべてがほしい、という気持ちはわかる。
それまでさびしい思いをしてきたし。
守るものがないという鬼道を守りたいと思う吉野の気持ちもわかる。
それを言われた時の鬼道の表情が切なくて…うれしかったんだろうなときゅんとする。
気持ちが通じ合ったかな、というところで上巻終わり。

やっぱり読んでいるとおもしろくて引き込まれるし、絵もキャラも好きなんですよ。
ただどうしても設定上のハテナ?やわかりにくいコマがあってちょっぴりモヤってしまいますね。

下巻、心してもいっかい読みます!

3

問答無用に引き込まれる

守る者と守られる者。
「守りたい」という気持ちは人を強くするのか、それとも臆病にするのか。
そもそも「守る」とは何なのか。

どんな武器も通用しない人間兵器「イキガミ」がいる世界。
イキガミたちは国を守るために戦い、国民はイキガミに守られて生きている。
社会科を担当する中学教師・吉野は、健康診断の再検査を受けるために訪れた病院で、「イキガミのドナー」だと告げられるが…。

pixivで一部公開されていたときに読んで、ずっと読みたいと思っていた作品です。
想像以上の素晴らしさに、息つく間もなく夢中で読み耽りました。

イキガミにとってドナーは、自分の傷を治癒できる唯一の存在。
自分の命を握っていると言っても過言ではないかも。
ただドナーという言葉通り、イキガミが体の一部を損傷した場合、ドナーの体から補填される。
いわば、イキガミのための部品工場がドナーという存在でした。

鬼道は幼少期に「イキガミ」であることが判明してから、両親から疎まれ、愛を受けることなく、「イキガミ」育成の施設で育ってきた子です。
孤独の中にいた鬼道にとって、吉野の存在はとてつもなく大きいんです。
すごく大事な、自分だけのもの。
それをどう表現したらいいか、どう行動で示したらいいか分からなくて、やり方を間違えて傷つけて…。
その過程がまるで生まれて初めてお気に入りのぬいぐるみをもらった子供のようでした。

ただ「もの」ではない吉野は、突然のドナー宣告への戸惑いもあるし、鬼道の傍若無人な振る舞いにも反発する気持ちがある。
上巻では大事なのに不器用にしか接することができない鬼道と、知識としてではなく生身のイキガミを知って、鬼道と正面から向き合う吉野の姿が描かれていました。

巧いんだ。
吉野は心理描写で、鬼道は行動と表情で、という描き方もそれぞれの性格をより的確に読み取れる手法だし、説明部分も端的かつ明確なので分かりやすくすんなり世界観に入り込めます。
気付いたらあっという間に上巻を読み終わっていました。

「守りたい」という気持ちが、鬼道を戸惑わせて臆病にさせたところで終わった上巻。
取り急ぎ下巻へ!
この作品は絶対に、上下巻揃えて読むべし!ですよ!

4

入り込めなかった

しっかり作り込まれてると思うんですけど…ごめんなさい、入り込めなかった。
と言っても下巻も読みました

最初の方は惹かれてる描写ないのに盛ってるし、ドナーだから?命の危機で?とか、ドナーが仮に女でも同じ展開だったのでは?とか
こんなことが気になってBL作品として入り込めなかった
もっと無心で読めればいいのですが…

しかし伝えたいこととストーリーの軸はしっかりしていますし素晴らしい作品であると思っています
SF?異世界?みたいなかんじが好きな人はハマるかと思います。

0

2人の関係性が切なすぎる( ; ; )

鬼道は最強戦闘種「イキガミ」として国を守っています。イキガミとは、銃や戦闘機などの攻撃を全く受けない人種で、兵器の代わりに自ら戦闘します。そんな無敵とも思えるイキガミですが、イキガミ同士の戦闘では傷を負い、その傷は「ドナー」と呼ばれるそれぞれのイキガミに適合した1人の相手の体液でのみ治すことができます。

鬼道に適合したドナーは中学教師の吉野。
ドナーは政府の管理下にあり、必ずイキガミの傷を治すため協力しなければなりません。また、イキガミも拒否権はなく国のために戦わなければいけないのです。
そんなイキガミとドナーの関係が解消される場合が3つ。イキガミが死ぬかドナーが死ぬか。また、イキガミがドナーでも治せない傷を負うこと。

イキガミはドナーが見つかった後はより危険な任務を任されます。
そして、ドナーはイキガミよりも利用価値は低く、イキガミが傷を負えば臓器をもイキガミに与えなければいけないのです。

もう、この設定が辛すぎ!!!!

1巻の終盤で吉野は鬼道の孤独に寄り添い、鬼道は吉野の優しさに触れて惹かれあっているのに、お互いの存在が弱みになっていきます。

鬼道は戦闘中、自分が傷を負えば吉野の命をもらわなければならなくなると思い仲間を助けにいけなくなります。

上下巻の今作。
次巻はどんな辛い展開があるのか。
心して読みます!

2

吉野と鬼道の関係に萌えました

山中ヒコ先生作品を読み始めたのは、電子で「丸角屋の嫁とり」を読んだのがきっかけでした。それからちるちるさんで既刊本を調べて購入したり、新刊を発売予定で知って集めだしました。

非BL作品は購入していなかったので「500年の営み」依頼の久しぶりの購入でした。
まずあらすじに惹かれ、スタイリッシュな表紙に惹かれ、同時に悲しい結末だったらどうしようと怯えながら読み始めました。

イキガミの設定がとにかく面白く、平凡な吉野と美しい鬼道の関係に萌えました。
獣のような鬼道を知ろうとする吉野と、近づいてくる吉野に戸惑う鬼道。
傷付けられても手を伸ばす吉野と、そんな吉野と距離を取って見守る鬼道に萌えまくりましてですね、堪りませんでした。

鬼道の幼い時の孤独に切なくなり、ドナーの過酷な条件にゾッとして、彼等にどうか平穏な時が訪れますようにと願いながら下巻に進みたいと思いました。

4

人は。こんなにも弱い。

恐ろしい物語で。行き場が無い。
日本では「イキガミ」と呼ばれる、選ばれし特異体質の若者達は、命を賭して最前線で闘う。
あらゆる武器を跳ね除け、武器の売買を暴落させた彼等は、ただ自国の利益の為に。終わりの見えない戦いに臨む。如何なる武器の攻撃にも、爆破にも耐える無敵の彼等は、イキガミ同士の闘いにのみ甚大なダメージを受ける。
彼等の傷を治癒する為に選ばれ、これまたイキガミを支える為だけに生きる事を国から奨励される命。ドナーと呼ばれる彼等の体液だけがイキガミを生かす。医療の進歩も化学も、ダメージを受けたイキガミには効かない。ただドナーだけが、彼等を守れる存在なのだ。

吉野は一般の教師で、それまで平凡な日常生活を送って来たのに。イキガミのドナーとして選ばれた事で、その生活は一変する。闘いで、深い傷を負った鬼道の手当てをして行く内に、鬼道の孤独と、今は荒んでしまった、深い心の奥の。柔くて苦しい胸の奥底を想うとき。吉野は手を差し伸べずにはいられないのだ。
最初はつっけんどんな態度を取っていた鬼道も、吉野の優しさに触れる内に。彼を失なう事を恐ろしいと思うようになって行く。これは不穏だ。
国は、イキガミもドナーも、ただ消費されるモノとして扱っていて。それは胸クソなんだけど。
私たちが生きているこの世界も。少なからず、そういう側面があって。
戦いや殺し合いや、貧困や、身近なネグレクトや、そういった一見自分には関わり合いの無い事。と感じている事が、恐ろしいほどに沢山あって。これはBLで。言うなれば不穏BL、というジャンルなんだけど。この空恐ろしさはヒタヒタと我々の直ぐ側まで近付いている様で。息苦しさに胸が詰まる。
彼等が死ネタで終わらぬ様に。物語の終盤には世界が変わっている様に。願わずにはいられない。

500億積まれたって。私はこの国の為なんかには闘えない。

7

綱渡り状態の中、彼はどの手を取るべきなのか

 まだメイン2人の関係性にはそこまで萌えを感じないかなと思って萌評価に留めましたが、作り込まれた世界観にはとても引き込まれました。山中先生はどこかしら虚しさを感じるような雰囲気の物語と相性が良いですね。イキガミは対武器ではチートになるけれど、対イキガミであれば怪我もするし、病にもかかるのは一般人と同じで、尚且つ普通の治療や薬が効かず、この世に唯1人の存在であるドナーの体液だけが頼りという、実は誰よりも脆い人間です。

 最初は鬼道の傲慢さが目立ちますが、それは幼い頃から厳しい訓練を積んで、過酷な戦闘も数多くこなしてきたが故の態度なのだな、と段々彼への印象も変わっていきます。そして、小さな体だった頃から抱えてきた凄絶な孤独も見えてくる。だからといって、たまたまそのドナーだと発覚した者だって1人の人間ですから、イキガミに何もかもを提供するべきだとは思えない。人権についても考えさせられてしまいます。ドナーがイキガミと共に生きるということは、死なない限り自分のすべてを捧げるということであり、それが果たして喜ぶべきことなのか、私にはまだ分かりません。鬼道の心を守る存在を願いたいけれど、吉野に壊れて欲しくもない。難しいですね。この非情な世界で、2人がどんな結論を出すのか、下巻がとても楽しみです。

4

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