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イキガミとドナー 二人のイキガミ 下

ikigami to donor

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表題作イキガミとドナー 二人のイキガミ 下

滝 湊(イキガミ)
柴田 直純(春人のドナー),防衛省イキガミ班職員

その他の収録作品

  • Epilogue「送り火」
  • ショート劇場「10年」
  • イキガミとドナー番外編「もっと早く、もっと遠く」

あらすじ

【滝編】元官僚・柴田に恋した二人目の戦神

最果てまで逃げても。

柴田と春人の時間から10年。  

柴田をずっと好きだったイキガミの滝は
防衛省を辞めて無気力になった柴田に
情熱をぶつけ、体だけの関係を許された。

そんな滝は春人の存在を知り、苦悩する。
柴田には人生の歩みを
進めてほしいと気持ちを注ぐが、
姿を消されてしまう。

地方を転々と逃げる柴田と、
それをひたむきに追いかける滝。
出会うたびに体は重ねる二人の
旅路の終わりは―――。

ドラマチックSFラブストーリー。

作品情報

作品名
イキガミとドナー 二人のイキガミ 下
著者
山中ヒコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784396785628
4.7

(180)

(145)

萌々

(25)

(4)

中立

(6)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
16
得点
843
評価数
180
平均
4.7 / 5
神率
80.6%

レビュー投稿数16

壮大な愛のお話

余韻がすごくて感想がまとまらない・・

前作「イキガミとドナー」で、イキガミの秘密を知るキーマンだった柴田さん
柴田さんがなぜ義眼なのか、10年前に亡くなったイキガミが誰なのかが明らかになるスピンオフです

イキガミとドナーが恋愛関係になっても行き着く先は絶望しかない
イキガミが仕事を全うして我が身に危険が及ぶと、愛する人の身体を傷つけることになる
柴田さんは自分の眼を差し出すことに何の迷いもなかったけれど、春人からすると自分を責めるしかないですよね
二人の想いが二律背反なのはイキガミとドナーの立場故で、あの時の二人にはあの結末しかなかったのだと思う
(柴田さんが官僚て、かつ素直になれないことも理由だけど)

二人の結末は哀しいけど、エピローグを救われました
久々に漫画で泣いたよ・・
柴田さんが春人を忘れららなくても、滝君はそれも込みで柴田さんを包み込んでいくのだろうな
柴田さんが逃避行中、猫のように滝君からにげながら、実は探してもらえて嬉しい表情がめちゃくちゃかわいかった
春人には言えなかった好きの言葉を滝君にはようやく言えて本当によかった

あと、鬼道&吉野先生コンビもいい働きしてくれてます
相変わらず仲良しでよいこと!
柴田さんのお陰で今の穏やかな生活があるのだから感謝しないとね

長くなりましたが、命をかけて人を愛することは何なのかを描いた壮大で重い作品です
ぜひたくさんの方に読んでほしい
BLを昔ほど読まなくなっているのですが、こういう素晴らしい作品と出会えるので、やっぱりやめられない・・

12

柴田は幸せ者

最初こそ滝から柴田への気持ちは一方通行ですが割と早い段階で絆されてるなと思いました。
でも春人への気持ち&後悔で次へ進めない柴田。
滝に身体を預けてもどこか上の空、そんな柴田が姿を消すと何度でも追いかけてくる滝の健気さよ。
その想いに少しずつ絆されていったのでしょうね。
最後?はホテルの部屋に来たのが滝だと勘違いしてドアを開けたら向井さんという年配のイキガミが…そして拉致…( ̄▽ ̄;)

事件の解決は読んでもらうとして
個人的にはちびっ子鬼道に柴田は呪いの言葉をかけたつもりだったが鬼道にとっては希望に思えたし、現状の2人(鬼道×吉野)は非常に良好である事が微笑ましい。

迎え火…え?何?と思ったらお盆時期なのですね。急な展開に驚きました。笑
春人と柴田の再会。柴田がとても幸せそう。
(ラブい雰囲気にあたふたする滝。ドンマイ!)

春人は送り火と共に消え、春人と再会した柴田の記憶も消える。でも滝は覚えている。
↑↑何で?と思っちゃダメ!な空気感。笑

柴田の中には春人との大切な記憶や時間があり
今を生きる中で滝はかけがえのない存在になっているんだろうな。人間って多面的だもんね。
鬼道は柴田に多少怒っているものの、冷たく見える部分があったとしても良い所も長い付き合いの中で見てきたからこそ困った時は呼んでいい。って言う訳で…ホント柴田は幸せ者じゃ。


最後にとっても気になる点を…
あとがきに滝のドナーは3児の母(加藤さん)とありましたが
もしかして滝が怪我して帰ってきたら加藤さんがチッスで治したりするんですかね???
気になるぅ〜〜!

12

消化できない ずっと心に残る作品

この数日この作品の事ばかり考えている気がします。上巻のレビューが全てなんですが、瀧くんと生きていく柴田さんを応援しようという気に少しずつなれた気がする。

春人と幸せになって欲しかった気持ちはなくならないし、柴田さんから喪失がなくなることはずっとないと思うんだけど、「なんでもあげたい」って言った滝くん「来年も帰っておいでよ」って言った滝くんを読者も受け入れようって気になってきました。

柴田さんが可哀想で、可哀想で、自分を許せなくて、春人がずっとずっと好きで、春人と一緒にいた時間をずっとずっと忘れられなくて辛くて「助けて」って滝くんに言ったのが可哀想で可哀想で‥幸せになってほしい、少しでもって思いました。

BLじゃなかった。BLとして読んでなかったって今気づきました。こんなに第3者目線じゃなくて物語にがっちり掴まれて理性的でいられなくなったのは初めてかもしれません。

すごい辛いけど出会えてよかったです。

12

全てが詰まっている

ついに終わってしまったか...と寂しい気持ちでいっぱいです。

常にハッピーというわけにはいかず、柴田の過去と現在からしてどこか悲しく静かに進んできた上巻。
柴田の周りは陽だったけれど、彼自身は鬱々とした陰の雰囲気をまとっていて、真意を読み取ることが難しかったです。

下巻では柴田の気持ちはどこにあるのだろうか、と読み進めていった最後。
こういう展開にするのか!と驚いたのは事実ですが、「ずっとこうしていたい」という言葉に全てが込められていると感じました。
ここがあることにより柴田の素直な言葉を聞くことができます。
彼の気持ちを考えて、じんわりと涙がでてきてしまいました。

イキガミに翻弄されてきた柴田が、2人のイキガミと関わることにより愛を知る。
まだまだ不安定さも見られますし、どうしても春人の影はちらつくと思いますが...
滝が全てを払拭するのだろうと思っています。

エピローグだけを何度も読み返してしまうくらいには、このエピソードがお気に入りです。
眠ってしまった柴田へ呟いた春人の言葉が彼を的確に表していて、切なく堪らない気持ちにさせられました。

物語的にハッピーエンドなのかはわかりませんが、柴田と滝にとってはこれからの明るい未来が待っていると信じています。

12

スッキリしないけど、心にずっと残る作品

読み終わってから、なんとも言えない気持ちになりました。
「え?ここで終わり?」「ん?これは現実なの?」「どういうこと??」と、正直、どうやってこの作品を消化したらいいのか、どうしたら自分の思いがまとまるのか、わかりませんでした。
今でも、どうレビューしたらいいのかわかりません。

イキガミは本当に特別なんですね。死んでも終わりじゃないんですね。
柴田にとって亡くなった春人以上にはなれない切なさをずっと滝は背負っていくんですね。
ただの想いだけじゃなくて、それが1年に1度でも帰ってくるなんて。亡くなった人への想いにはぜったいに勝てないのに。

スッキリした終わり方ではありません。ハピエンなのかメリバなのか、読む人によって感じ方が違うかもしれません。
何度も読んで、その時の自分の年齢や状況によって感想や考えが変わっていく作品だと思います。
この作品は前作を通して、ずっと何度も繰り返し読む作品になりそうです。
きっと何度読んでも、自分の思いはハッキリできないような気もします。でも、心に残る作品です。

11

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