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イキガミとドナー 二人のイキガミ

ikigami to donor

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表題作 イキガミとドナー 二人のイキガミ

長井春人 → 八代拓

柴田直純 → 河西健吾

滝湊 → 山下誠一郎

柴田直純 → 河西健吾

あらすじ

山中ヒコが描くドラマチックSFラブストーリー、
待望のスピンオフ音声化!!

≪ストーリー≫
国家間の争いが絶えない近未来。
『イキガミ』は国を守る最強戦闘種であり、彼らの治療には、
ただひとりの適合者である『ドナー』の体液が必要とされる。

防衛省でイキガミを管理する柴田には、
“イキガミ”春人のドナーだった過去がある。
官僚の立場から春人を懐柔し操ろうとしたが、
心柔らかな春人は、すぐに柴田に恋してしまった。

「柴田さんのたった1人の人になりたい…」

そして、柴田と春人の時間から10年。
防衛省を辞めて無気力になった柴田に対して、
イキガミの滝は、ずっと柴田を好きだった想いと情熱をぶつける
そんな滝は体だけの関係を許されるが、同時に春人の存在を知り、苦悩する。

「もう逃げないで。俺でいいじゃん」

滝の前から姿を消してしまった柴田と、ひたむきに追いかける滝。
二人の旅路の終わりは――。

Epiloge[送り火]も含め、コミックス上下巻をCD2枚組で音声化。

≪キャラクター≫
柴田 CV.河西健吾
32歳。防衛省イキガミ班に所属する官僚。
実は『ドナー』の経験者で、
かつてパートナーだった春人への想いから、
イキガミを利用する政府へ復讐したいと考え、イキガミを人間に戻す方法をリークした。

春人 CV.八代拓
18歳。イキガミと判明した高校生。
ドナーである柴田と出会い、恋に落ちた。
穏やかで優しくて人を傷つけることを嫌う。
しかしイキガミが希少な中、その活躍と人気からヒーローとして祭り上げられ――。

滝 CV.山下誠一郎
25歳。鬼道と同じチームで戦っていたイキガミ。
家族や仲間を大事に思い、守りたいもののためイキガミを続けている。
子供やお年寄りからの人気が高い好青年。柴田をずっと好きだった。

吉野 CV.斉藤壮馬
鬼道のドナーになった中学教師。
優しさと芯の強さで鬼道を献身的に支え、彼の全てを受け入れ愛するようになる。鬼道と同棲中。

鬼道 CV.中島ヨシキ
幼少期から政府管轄のセンターでイキガミとして孤独に生きてきた。
傲慢で乱暴だったが、吉野と過ごし少しずつ愛を知る。
国連のイキガミ部隊で活躍中。

≪キャスト≫
柴田:河西健吾
滝:山下誠一郎
春人:八代拓
吉野:斉藤壮馬
鬼道:中島ヨシキ

作品情報

作品名
イキガミとドナー 二人のイキガミ
著者
山中ヒコ 
媒体
CD
オリジナル媒体
コミック
メーカー
Ginger Records
枚数
2 枚
ふろく
コミコミオリジナル特典『山中ヒコ先生描き下ろしペーパー』
発売日
JANコード
4571453601299

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
3
得点
115
評価数
23
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数3

これは素晴らしい

冒頭の主役お二人の台詞を聞いたとたんに涙があふれてしまいました。
愛した人を突然喪うこと、その胸を裂く悲しみと寂寥、自責、そして怒り。
そしてその負の感情を糧にしてでも、たとえ心のどこかが死んでいても、自分自身は生きていくしかないことも。
「私もあなたが好きですよ」と一度も言ってやれなかった後悔が、いつか哀惜と追憶に変わって、心から泣ける日がくるまで。
愛する人を喪って10年、新しい出会いがあり、試練のなかから再生と浄化がもたらされる。
そうしたものが冒頭のわずかなやりとりにこめられていました。
声優の河西さん、八代さん、そして共演の方々、ブラーヴォです。

1

スピンオフ

原作既読です。
こちらはイキガミとドナーの続編。
スピンオフというところでしょうか、メインのキャラが前作から変わっています。
柴田の昔の恋人の春人を演じる野は八代さんで、柴田は河西さん。
こちらの方のストーリーは甘くてとても幸せな感じでほのぼのだったんですが、途中で春人が任務中の事故で亡くなってしまいます。

その後柴田と滝のお話があるのですが、滝は山下さん演じられていて凄くまっすぐに柴田に気持ちをぶつけてくる役がぴったりです。

柴田は昔の恋人を亡くしてから無気力になっていたけれど、滝が柴田のこと大好きなので姿を消しても追いかけてくれます。

河西さん演じる柴田は春人のことがトラウマでもうイキガミを好きにはならないと思っていたけど。滝はいくら柴田に突き放されてもあきらめないので、それが柴田の生きる意味になっていったのかと思います。

2枚組でボリュームたっぷりですが、素晴らしかったです。
前作のCPも出てきますが、こちらのお話だけでも楽しめると思います。
是非、原作と合わせて聴くと良いです。
世界観が独特なのでちょっとこのお話の基本情報入れておくと、より理解が深まるかと。

1

2024年を代表する近未来SF大作ドラマCD

ここまで重厚でシリアスなBLCD久々かも…!

超人的な力を持つイキガミ(人間兵器)と、その唯一の癒し手であるドナーのお話『イキガミとドナー』スピンオフです。かなり切ない展開もあるため、ハンカチの準備をしてお聞きください。

キャスト感想

柴田@河西健吾さん
受け。春人くんのドナーで官僚
クレバーな大人なのに、どうしようもなく放っておけないオーラを漂わせるずるいお人でした。落ち着いた低音がとても色っぽくて、あんな誘われ方されたら滝くんも流されちゃうだろうな…と唸ります。
大変なことが沢山あり感情を押し殺したような役ですが、確実に心の細やかな揺れ動きが伝わってきて凄かったです…!河西さんが柴田さんで本当に良かった!物語の奥行きを完璧に再現してくださいました。

十年前で時が止まっていた(ように見える)本編がつらかった分、特典での「恋人に聞きたい50の質問」にて食い気味にあの単語を言い切るところはクスッと笑えます。柴田さん結構積極的ですね!

春人@八代拓さん
攻め。柴田さんのイキガミ
ふわふわ儚くて……純粋で……かわいらしくて……春人くんの柔和な笑顔‪がそのまま浮かんでくるような八代さんの声音がぴったりでした!
こんな良い子に一途に思われたら絆されない訳ない!けど立場との板挟みで愛情を返せないのがしんどい…。結婚式のシーンは幸せであればあるほど泣けてくる罠…。ただ柴田さんが言えなかったあの言葉も、春人くんはちゃんとわかっていた気がします。

滝@山下誠一郎さん
攻め。イキガミ
柴田さんへの揺るがぬ愛!健気!わんこ!感が誠一郎さんのまっすぐなお声から伝わってきました。滝くんは田舎でお兄さん達に愛されてすくすく育った純朴ボーイなのですが、いざ春人くんを前にすると嫉妬からかいつもより刺々しい態度に変わるのも可愛かったです。
個人的に勝てないとか不憫とかは全然思わなくて、滝くんなら安心して柴田さんを任せられる!がんばれ!頼んだぞ!くらいの気持ちで聞いてました。長い追いかけっこお疲れ様でした!

鬼道@中島ヨシキさん
前作攻め。吉野のイキガミ
成長いちじるしい前作主人公感。隙あらば吉野にキスしていちゃつくバカップルぶりも、柴田さんへの不愛想なエールの送り方もツンデレ可愛くて……!コメディ担当のはずなのに、鬼道が言う「(吉野の優しさと比べて)柴田なんかこんくらいだ」で笑い泣きしてしまいました。
素直になれない者同士だけど、なんだかんだ疑似親子のような絆がしっかり根付いている鬼道と柴田さんの関係が大好きです…。柴田さんの十年は意味あるもの。

吉野@斉藤壮馬さん
前作受け。鬼道のドナー
吉野はそりゃモテるよ〜〜絶対に番犬鬼道が離してくれないけど!!!
相変わらずの慈愛みあふれる優しいお声でみんなのオアシスでした。柴田さんへの誠実な励ましも、ボーナストラック「もっと早く、もっと遅く」(同窓会回収エピ)や特典ミニドラマ「言葉の地図」(滝くんの恋愛相談)も吉野の温かさが出てて良かったです!

小池@小林千晃さん
今回の過労賞笑 小池として吉野や滝くんと恋バナしたり、旅先の柴田さんにちょっかいかけたり、テレビ報道関係だったり至る所で綺麗な特長あるお声が聞こえてきました。たくさんの兼役お疲れ様です!


いちばん心に残ったエピソードは「送り火」です。
柴田さんにとって春人くんも滝くんも大切な存在なんだなって…。寝言…。同い年で芸歴も一緒だという八代さんと誠一郎さんが演じてくださったので尚更、子供みたいに他愛ない喧嘩をする攻め2人が微笑ましかったです!切ないですが!
春人くんへの想いごと全部、柴田さんを受け止める滝くんはほんま懐の広い男ですよ…幸せな未来いっぱい紡いでね(´;ω;`)

イキガミの孤独な宿命や柴田さんの復讐に関しては前作&原作コミックスを履修した方がわかりやすいので、このシリーズの壮大な世界観まるごと楽しんでいただけたらと思います。癒しとLoveをお求めの方はぜひ言葉の地図セットを!!

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