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表題作王様の休日

加倉井,アパレル企業CEO
児玉 景,19歳,大人を信用出来ない青年

同時収録作品王様の休日

和智大介,青年実業家の会社社長
槙尾ひじり,バーテンダー,情報屋

あらすじ

国内屈指のアパレル企業でCEOを務める加倉井は、
8カ月ぶりの休暇をとった日、スリに遭う。
捕まえたスリは年若い青年で、景と名乗った。
肝の据わった強い眼差しと知性を持つ景に惹かれた加倉井は、通報せず休暇に帯同することに。
最初は手負いの野生動物のように警戒していた景も、
加倉井の余裕ある対応と真摯な姿勢に心を開いて―――
地位・名誉・金、全てを手にした大人は、何もかも捨てていいと思える恋に出会えるのか…!?

作品情報

作品名
王様の休日
著者
サガミワカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796412582
3.8

(49)

(16)

萌々

(15)

(15)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
187
評価数
49
平均
3.8 / 5
神率
32.7%

レビュー投稿数8

くちづけは嘘の味のスピンオフ

ちょいちょい出てきていた加倉井シャチョーが青年を拾っちゃった?とこから始まります。

不幸な身の上の青年(かろうじて19歳!)と過ごすうちに加倉井は景に惹かれるけど、そこはほれ、一応18歳は超えてるけど19歳よ、お父さんよ(笑)なので躊躇するけど、景の方が何故か加倉井相手に反応してしまうと。
そしてめでたく相思相愛に。
ちょっと強引な展開の気もしますが、スピンオフだしね、そういうもんですから。
意外と景はすんなり受けの身を受け入れてます。さすが若いから柔軟思考〜
最後は勉強して加倉井の会社で支えたいと。泣かせるー。
今後も加倉井の方が手を焼いてしまうかも知れませんね。

また本編でも景が絡んできてくれると良いなと思います。

0

加倉井のお相手は素直で好ましい青年でした

「くちづけは嘘の味」のスピンオフ作品です。

私は本編よりこちらの作品の方が好きでした。
加倉井とまだ19歳の景のお話しでした。

社長であり何でも手に入れたかに見える加倉井は、周りにいた大人たちを信じられ無い孤独な青年の景と知り合うのです。
 
加倉井から財布をすった景を捕まえますが、視線の強さに惹かれて好奇心から彼を連れ回すのです。

景の言葉を信じて対等に扱う加倉井に、今までいた大人たちと違うと思った景は一緒に居たいと告げるんです。
2人はすぐに体を繋げるのですが、景の若さに加倉井が大変そうなのが笑えました。

一緒に暮らして会社に向かい、加倉井が仕事の間は勉強しています。加倉井は大学に行って欲しそうですが、景はどうしてか消極的なのです。

一計を案じた加倉井は別荘に和智と槙尾を誘って一緒に行くのです。槙尾が何でも器用にこなすのを見た景が、彼にとても懐きます。和智はかなり嫉妬してましたが、槙尾はとても楽しげです。

川辺でバーベキューしてた4人は、ゲリラ豪雨に遭い増水した川によって槙尾と景がはぐれてしまうんです。槙尾のサバイバル能力で景は無事なのですが、2人きりの時に景は不安を打ち明けるのでした。でも槙尾は何も教えてくれませんでした。

無事に帰って来た景に加倉井は「おかえり」と言います。景は自分で考えて答えを出しました。それは勉強して加倉井の会社に入って役に立ちたいと言う目標でした。

気持ちが通じ合ってからのセックスに景がとても感じてました。

加倉井にも素敵なパートナーが出来て良かったのと、本編と違い楽しそうな槙尾と下らない嫉妬をする和智が面白くて「王様の休日」がお気に入りになりました。
加倉井に初めて景を紹介された和智と槙尾が、年齢を聞いて「犯罪」と微妙な顔で言っていた場面にもとてもウケました。

0

なかなかの年の差

『くちづけは嘘の味』のスピンオフ作品です。
当て馬的に登場していた、加倉井社長のお話です。

9ヶ月ぶりの休日をもらった王様・加倉井が、
19歳の景に出会い惹かれていきます。
すごい年の差で、まるで親子のような二人です!

大人に裏切られ続け、信用できなくなってしまった景が、
加倉井に優しくされ、受け入れられ、
今までの辛かった境遇を思い涙するところは辛かったです。
景が可哀想で可愛くて、庇護欲を刺激されます。

加倉井も初めは哀れみや同情だったのかもしれませんが、
健気で強い景に次第に本気になっていきます。
景もそんな加倉井と離れがたく、二人は恋人に…

加倉井と景に和智と槙尾が合流し、
別荘に行く話は楽しかったです。
和智が槙尾にメロメロすぎでしょ(笑)
やっぱり、私は槙尾派?ですね!

これから本編に景も登場するそうなので、
また一つ、読む楽しみが増えそうで嬉しいです!

0

良かったです

「くちづけは嘘の味」未読ですが、楽しく読めました

スパダリ加倉井さんかっこよすぎてます
大人の色気と抱擁力
表情や仕草がカッコイイ
景くんの不幸な生い立ちとか環境とか
そういう暗い部分を優しく受け止め
成長を促していく大人の余裕

なのに、惚れた手前なかなか関係を
深められず悩む様は可愛らしい
そのギャップが良かったです

和智と槙尾も細かな設定はわからないけど
この作品だけでも魅力は伝わってきました

この4人の空気感が心地良い作品でした

0

父性も兼ね備えた愛

“くちづけは嘘の味”スピンオフ

加倉井にスリを働いた景の真っ直ぐな反抗心にそそられ拉致って強制デート!!
しかもお泊り!!さすが。
今までクソな大人しか周りにいなかった景が加倉井の優しさに触れて泣く姿はキュンキュン!
散々な人生だった景の心が救われる本当にたまりませんでした。

加倉井の愛情が父性を兼ね備えてて、発言がパパ感溢れてるのには癒されましたね(笑)
実際、恋仲にはなったけど元々ノンケの景の将来を考えると自分は恋人ではなく父親ポジションでいいのではないかと悩むのはたまりませんでした!!

加倉井の想いが尊すぎて、続くと思いながら読み進めてたら1巻完結だったのがショックな程でした。

2

いろんな愛の形

やっと陽の目を見ましたね加倉井さん。
「くちづけは嘘の味」でちょこちょこ登場していた加倉井さんが、主人公になるお話です。

地位も名誉もお金もあって槙尾にお金を巻き上げられてもなお、何一つ不自由のない生活をしているように見える加倉井さんたけど、いつもどこか寂しそうに見えていたのは、私だけかな。
お金には困らない豊かな生活の中で、何かが満たされない、そんな加倉井さんと出会った一人の青年。
おじ様と青年が恋に落ちてしまいます。
さすがにこの歳の差、相手はまだ19歳。
18は越えてるけど未成年。恋人であり保護者のような目で見守り愛する加倉井さんが、少年のようなに見えてしまいます。
槙尾と和智も登場し、わいわいグループ交際みたいで、見ていて初々しい感じでした。
でも、そんな時にこそ事件が起きるんですね。
そして、そこで和智がどんだけ槙尾にぞっこんかがわかっちゃうんです。不謹慎にもちょっと笑えます。
そして、サバイバルなら、槙尾は生き残れるということがわかってしまった。
エロ要素はなく、今までとは違った愛の形を見た気がしました。

3

地位ある者の守らなければって義務感と、それにすがる子供…愛なの?

『くちづけは嘘の味』のスピンオフ。

詐欺師の槙尾に、カモとしてセレブ仲間の和智を紹介した加倉井の話。
加倉井はキューピッドとも言えるけど、槙尾と和智の関係を面白がり、ちょっかいを出してくるクセの強いオッサンってイメージ。

そんな加倉井を夢中にさせたのが19歳の少年かぁ…


加倉井は大手アパレルの社長で多忙な日々を過ごしている。
久々の休みが取れた日、財布を盗んた少年・景を捕まえると、反抗心いっぱいな態度に興味がわいて、景を休日に付き合わせる。

加倉井は海沿いのオーベルジュを一人で貸し切れるような超セレブ、
対して景は親がいなくて、銀行口座を作ることもできない訳ありの何も持ってない子供。

豪華な食事をしながら、どうしてスリをしたのか加倉井が問いただしてるうちに景は泣いてしまう…
加倉井は、景が大人に裏切られ続けてきた子供であることに胸を痛める。
景は見知らぬオッサンに自分の人生がどんなに哀れかを思い知らされて辛い。

この状況の二人が恋に落ちるのって…


タイトルの通り、加倉井は何でも思い通りにできる地位がある、ある意味、王様。
そして冒頭で、”ノブレス・オブリージュ=持てる高貴な者は持たざる者を守る義務がある” って持論の説明もあった。

王様の加倉井が、何も持ってない景を助けるのは、まんまノブレス・オブリージュの義務に感じてしまう…

サガミワカ先生もあとがきで「あしながおじさん」と言っていたけれど、まさに大人による子供の庇護!


景は今まで大人に裏切られてきたから、話を聞いて、手を差し伸べてくれた加倉井に惹かれる…
うん、辛い時に助けてくれた人に惹かれるのはわかるけど、すがれる庇護を愛に置き換えてるように感じてしまう…

だって、好きだから愛されているから一緒にいるって思いこめば、庇護に理由ができて、心の負担が軽くなるよね?


子供を守らなきゃって義務感と、すがれる物にすがったって展開、私には恋愛には感じらません。

「あしながおじさん」のようなハートフルな展開から、徐々に惹かれていくならわかるけど、景はすぐに加倉井のことを好きになっちゃうし、加倉井はすぐに景を抱いちゃってるし、もーう展開が早すぎて(簡単すぎて)、私には付いていけませんでした。


和智と槙尾の登場回数も多いです。
強い受けが好きな私としては、受けが詐欺師で攻めがそのカモって受け最強なこのシリーズは大好きだから、新たな槙尾様伝説を知れて楽しかったですけど、本作のメインである加倉井と景の恋には萌えられなかったなぁ。

加倉井推しの担当さんは続きにノリ気なようですが、『くちづけは嘘の味』シリーズが好きな読者にとっては「コレジャナイ感」が強いと思いますよ?

槙尾信者の私は、どうせ描くなら和智と槙尾を描いて欲しいです!

2

王様というより紳士的なあしながおじさん

「くちづけは嘘の味」スピンオフ作品。

くちづけCPもガッツリ加わっているけど単体でも読めそうかな…?
・くちづけ~では加倉井が当て馬的な存在で槇尾を狙ってた
・和智と槇尾はカップル
って情報さえ頭に入ってれば大丈夫な気がします。(多分)

あの加倉井がスピンオフでくるとはなぁ~。
あんまり想像してなかったからビックリでした;
親子ほど年の離れた相手にどんな恋愛をするのかワクワク。
表紙も素敵だ…!

ーとね。色々期待値上げすぎてたのかも(^^;)
特に意外性がなくサラッと読了なので真ん中評価で…。
面白かったには面白かったです。

あらすじの
『地位・名誉・金、全てを手にした大人は、何もかも捨てていいと思える恋に出会えるのか…!?』
は正直肩透かしでした。そんな選択を迫られるような燃え上がる恋、という風には見えなかったです。
(加倉井の↑こういうとこが見られるのかな~と期待してしまったので…)


さてさて。
国内屈指の大企業のCEOをしている加倉井は、スリに合います。
すぐさま気付いて犯人に詰め寄ると、中々の反抗心に興味をそそられ…。
犯罪を犯した償いとして1日付き合うよう車に乗せて連れ出します。

食事を取りながらスリをした青年・景の身の上話を聞き、
少しずつ景の魅力に惹きつけられてーーーと前半は展開します。

後半は和智×槇尾CPが加わり、4人で別荘へ行くお話。
受け同士で親交(?)が深まったり、
攻め同士で愛について談義してたりしてました♪


あしながおじさん萌えというやつでしょうか?
不憫な境遇の受けをひたすらに甘やかすおじさん攻めという構図です。
加倉井はジェントルマンなので非常に"らしいな"という感想。

王様のイメージは人それぞれだと思うんですが、
個人的には加倉井は紳士であって王様とはちょっと違う気がします;
なので王様に結びつけようとする台詞が入るとすごく違和感が…;

思った以上に和智×槇尾が食い込んできたので
槇尾に出張られると加倉井がただのヘタレに見えて更に王様感がなくて残念(;ω;)
1人だけ年齢が飛び出てるせいで恋人と言うより父親感が強かったw

景がガタイの良さに似合わずとっても可愛かったのが良かったです…!
最初は野良猫のような威嚇してるのに、1度懐に入るとワンコ感が増して///
愛情や優しさに飢えてたのか、加倉井の暖かさに触れて泣き出しちゃうとこめっっっっちゃ可愛い。
こういう受けはギュッとしてあげたくなるわ~。
加倉井のような尽くしたがりな恋人が出来てほんと良かった…!
これからめいっぱい愛されておくれ+゚。*(*´∀`*)*。゚+

あと4人でわちゃわちゃしてるのも面白かったです♪
槇尾が逞しくて都会ッコの和智の反応が良きw

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