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表題作あかねいろ協奏曲

園城寺 司・学生・20歳α
Ω篠崎 若葉・あかね荘管理人・Ω

あらすじ

オンボロアパートで育まれる、"ただのαとΩじゃない"ふたりの恋物語

ひねくれ美大浪人生α×おっとり貧乏大家さんΩ

Ωの若葉は、βが多く住むβ特区のボロアパート「あかね荘」の大家さん。
自身がΩであることは隠しながらも、気のいい住人β達と仲良く過ごし、
大家業に内職にと大忙しの日々!
世話焼きな若葉の最近の心配ごとは、ほかの住人達となじめずにいる美大志望の無口な浪人生・司のこと。
冬の終わりに身一つで入居し、その後は見かけるたびにどこか具合の悪そうな司は、自分と同じΩなのではないか…?
そんなことを思っていたある夜、「自室の風呂が壊れた」と司が若葉の部屋にやってきて――?!

作品情報

作品名
あかねいろ協奏曲
著者
星丸ダイチ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
アプレコミックス
発売日
ISBN
9784864423601
3.3

(20)

(2)

萌々

(5)

(11)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
64
評価数
20
平均
3.3 / 5
神率
10%

レビュー投稿数5

出会えてよかった

めちゃくちゃ良かったです~!
受けの見た目が女性っぽかったので、正直どうかな?と思っていたのですが、話を読んでいくうちに気にならなくなりました。

それぞれにバース性に悩みを持っていてどこか似ている二人が出会ったとき、”運命”ではないけれど、出会うことが運命だったんだな...と思いました。
切なくて甘くてきゅんとします。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

攻めの園城寺は、あまり人付き合いのないα。彼は、少しのΩフェロモンにも反応してしまい理性を無くしてしまう特殊体質の持ち主。
このことが、彼にとっての一番の不安要素のよう。被害を与えないように、あまり人に関わらずに生活しています。
受けの若葉は、若くして両親を無くしたため、唯一残ったあかね荘の管理人として日々暮らしています。
若葉も、フェロモン過多で抑えることができない特殊体質の持ち主でした。

そんな二人が出会ったのは、βの人が集まる地域。
最初はお互いのバース性を知らないまま接近して行きますが、ふとしたことから判明します。
一度は離れてしまうのかも、と思った二人ですが、お互いに特殊な体質であることから分かりあうようになります。

とくに若葉の性格が、頑なだった園城寺の心をほぐしていくという構図が多かったです。
どんどんとほぐされていく園城寺の姿を見て良かったな~という安心した気持ちになりました。

最後は、二人とも自分の特殊体質を”これで良かった”と認めていることからも、二人が出会うことが全てポジティブに働いていてよかったと思います。

はっきりと描写されていない部分に、若葉の過去の部分があるのですが、もしかして近親相姦...?と読み取れるところがあります。
ふわっとした感じで出てくるのですが、何があったのだろう?と気にならずにはいられませんでした。

4

お互いが傍にいれば乗り越えられるっていいね♪

発情期以外も抑制剤を飲まなくてはいけない程フェロモン駄々洩れの若葉と、Ωのフェロモンに他のαより過剰に反応してしまう特殊なαの美大浪人生司。

薬が手放せない「出来損ない」の二人が暮らすβ特区。
・・・β特区??「特区とは?」と突っ込みたくなるのは許して欲しい(笑)


亡くなった両親が残した「あかね荘」で大家をする若葉が、新しく入居した司がしょっちゅう体調悪そうにしているのを見て自分と同じΩかもしれないと勘違い。
自分と同じ様に大変な思いをしているかもと日々心配をしている若葉の優しさにホッコリさせられました♪
ある日若葉を襲ってしまった事で自分の性について怯えながら話した司を「一緒だね」とい顔で受け入れた若葉は聖母の微笑でした(癒)

出来損ないな自分の性でずっと「あかね荘」という殻に閉じこもっていた若葉が司といることで外の世界に少しずつ出ていくのがとてもよかったです!!


ただ、亡くなった父親と若葉が番っていたっぽい描写がある物のそれがどういう経緯なのかには触れず、幼馴染の英樹(α)がずっと傍で若葉を守っていたけどそのキッカケも描かれておらず、ちょっと気になっちゃう部分を残したまま終わったのが寂しかったですね。

2

曖昧な設定に…

好きな感じの作品だしラスト気に入りましたが、何か大事な部分がぼやかされているようでモヤモヤが止まりません…

βの集まる地区で「あかね荘」というアパートの大家をしているΩの若葉。
もちろん、住人にも若葉がΩであることは内緒。
ある日、新しい住人・司の抑制剤を発見し、司をΩと思い込む若葉だが、実は司はαで…

Ωフェロモンに過剰反応するαの司とΩフェロモン垂れ流しの若葉のお話です。
若葉の勘違いによって2人は仲良くなっていき、ついには番にまでなります。
ですが、若葉の途中の回想で、若葉は亡くなった実の父と番だった…という表現あります!
えっ!?
番になったαとΩは互いにしか発情しなくなるので、もしかして若葉を他のαから守るために?
しかし、詳しい説明がない…そこ重要じゃない?
読み進めてみても、最後まで触れられないまま終わってしまいモヤモヤが募ってしまいました…

若葉の世話を焼くβの秀樹も謎の存在であり、幼馴染らしいのですが若葉をディスりまくるのです…
あれでは若葉は何に対しても自信がもてないし、自分から行動を起こすことすら抑制されてしまっていると思います。
若葉のことが好きなのかな?と思ったし、多分そうだったのでしょうが、突然物分かり良く司と番うことを認められたり…??となりました。

その二点においては不完全燃焼なのですが、モサイαと優しくて美人なΩの組み合わせは良かったと思います。

2

ほんわか優しいオメガバース

オメガバースα×Ωとの事で読ませていただきました。初読みの作家さんです。

とても好きというほどの絵柄ではありませんが全体的に可愛らしいので許容範囲内でした。

ボロアパートの管理人とその住人の恋物語!某アニメを彷彿とさせる…と私的にニヤケつつ読ませていただいたんですけど、マジに管理人さん女性にしか見えません。

一生懸命なんだろうけどやたら空回りな天然っぷりな受けの管理人さんとコンプレックスの塊でコミュ障になってしまった攻めくん。
種は違いますが、お互いが(出来損ない)体質の問題から悩みが共通していて思い合い惹かれあっていく。
オメガバースはオメガバースだがらって事を理由にして当然のように好きになっちゃうのが多いんですがこのお話は好きになっていく気持ちの過程が良く伝わってきました。
種ごとに区分けして住んでいるので差別的な場面はあまり出てきませんが二人の特異体質により更に生き難い社会、オメガバース設定を上手く取り入れられていたと思います。
番は出てきますがうなじを噛むシーンはありませんでしたが管理人さん首輪はしてるようです。
オメガバース設定を理解してないと結構矛盾に?になるかもです。

ストーリー展開ですがおっとりのほほんな管理人さんが体だけの関係を提案するのはキャラじゃないかな?と少し性格のブレが気になりました。
後、管理人さんの衝撃的な過去がモヤっとしています。
最後まではっきり出さないのであればもっと違う内容の方が良かった気がします。
そこだけズドーンと重くしなくても…。

ラスト、管理人さんが本気の発情で年下くんを翻弄するのですが何しろ絵が可愛らしいので色気が足りません…。

さらっと、気軽に読めると思います。

1

出来損ないとは

普通じゃないアルファとオメガってなんなんだろうって思って読みました。
オメガのフェロモンに影響を受けやすいために日常生活を制限されたアルファと、テンションが上がるだけでフェロモンを出してしまい日常の生活を制限してるオメガの2人でした。
2人とも自分の事を出来損ないと思っていて、お互いに共感して協力するようになって気持ちに気付くんです。
その前に一度フェロモンによって身体を繋げてしまいますが…。
アルファの司は浪人生だったので、合格してから若葉と番になります。
アルファなのに劣等感を持っているので、自分の子供がアルファだったらと想像してまだいらないと思ってしまうのがおかしかったです。
若葉が長髪なので女性に見えるので萌でした。
ちょっと分かりづらかったのが若葉の父親は若葉が幼いのにフェロモンを出してしまうので、可哀想だから我が子と番ったんですよね。

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