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表題作センセイと愛犬

三邑 康太(誠一郎に忠誠を誓う秘書)
築山 誠一郎(野心家の若手議員)

あらすじ

政界の王子様として圧倒的な人気を誇る築山誠一郎の裏の顔は目的の為であればどんな手をも使う汚職議員。
そんな築山が唯一心を許すのは自身の性欲処理まで任せる絶対服従の秘書・三邑だけ。
恵まれない幼少期を過ごした三邑は築山に見初められ引き取られてから築山に心酔しているのだが――。

作品情報

作品名
センセイと愛犬
著者
やすだしのぐ 
原作
堀川ごぼこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
ISBN
9784758079327
4.1

(55)

(25)

萌々

(19)

(6)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
223
評価数
55
平均
4.1 / 5
神率
45.5%

レビュー投稿数12

首相を目指す若手議員と私設秘書

評価が難しい・・・!

はじめて読むキャラ設定と導入部分でわかる二人の関係性にドキドキして読みはじめました。

政界を渡り歩く受ちゃんの唯一の癒し?隠れ家?が忠犬な攻くんであることも、受ちゃんが今のポジションを手に入れるまでの間に汚い政治家と関係をもってきたことも『あるある!(妄想)』と思って嬉々として読んでいました。作画も美しくてサイコーだと!

が・・・週刊誌にすっぱ抜かれる理由は同性愛でそこからイメージ戦略で!、的な展開を予測していたので政略結婚裏金なすりつけ未遂とダークな展開が続き、そこから攻くんの裏切りがあり・・・ストーリーとしては政治家あるある?要素で綺麗に繋がってるんですが、昨今の現実世界の政治状況とも相まって、なんとなく脳が冷静になってしまいました・・・_(:3 」∠)_

セックスシーンとか攻くんの執着とかはすごく好きなんですが、短い間に悪いことしすぎだなあ、とか、政治家はやっぱり美しいストーリーにできないのかなあ、とか・・・。

そんなわけで、題材もキャラ設定も好きなのですが、どうしても心に引っかかってしまう作品でした。もっと長い尺でゆっくり進んでいけば違ったのかも?

0

美しい悪人の愛する忠犬

めちゃくちゃ良い!絵◎ストーリー◎エロ◎◎◎…∞

もう、兎に角すごい〝忠犬攻め〟でした。
何が凄いって〝絶対に出さない〟特別な訓練を積んでおり、センセイにご満足頂けるよう射精をコントロールしている所でしょうか。
どんなに先生がエロくても、先生から「ご褒美に中出しして良いぞ♡」と誘われても、絶対に出さない。
それが、〝忠犬〟たるもの……!

「センセイ」と言っても教師ではなく、【忠誠を誓う私設秘書×汚職まみれの美人政治家】の政治BLです。

野望に満ちた汚職政治家のお話ですが、そこまでシリアスでは無く、比較的読みやすい作品でした。
途中、政治家としてのし上がる為にモブおじさん(党の重鎮)に抱かれるシーンがあるので、モブおじさん苦手な方はご注意ください。
個人的には【汚ねぇモブおじ×美人】の絡みが好きなのでちょっと興奮しました。

少年院上がりでセンセイに拾われ、忠誠を誓う三邑。
センセイの為なら汚い手を使う事も、裏仕事の駒になる事も厭わない。
そんな忠犬が、センセイの婚約で一転……
嫉妬と不安に駆られ、〝忠犬〟から〝狂犬〟へと変貌する三邑の人間らしさにグッときました。
従順そうに見えて、実は自分勝手な犬。センセイを自分の物にする為に「センセイの全てを奪う」執着心が素晴らしい……!

このまま共依存エンドかなー…と思いきや、『クズキャラが成長して真人間になる』コンセプトのもと作られたお話と言う事で、意外にも爽やかな読後感で大満足◎

〝忠犬〟→〝愛犬〟へ昇格した三邑とセンセイの甘々エッチは眼福です!
やっと中に出して貰えて幸せそうな先生に、思わずニッコリ♡
執着系大型ワンコがお好きな方に是非!

▶︎シーモア/白抜き※電子限定描き下ろし…4P

0

ガチ忠犬攻め

初読みの先生です.読もうと思ったきっかけは,こちらのちるちるのニュース(https://blnews.chil-chil.net/newsDetail/34871/#menu3)で,どうやら私にお勧めの漫画はこれらしいぞということだったのがきっかけです.
でね,絵のビジュアルがえらい好みだったので,とりあえず購入.

二世議員で首相を目指す野望もりもりの受け様・誠一郎と,不遇な育ち・境遇に置かれていたところを受け様に引き抜かれて有能私設秘書になっている攻め様・光邑が,力をつけるべく(不正にも手を出しつつ)奔走しながら光邑の忠犬執着具合に巻き込まれていく,みたいなお話です.

正直,絵に惹かれて購入したところもあるのでストーリーはそれほど大きく期待していなかったのですが,読み応えがあって予想外に良かったです.というのも,忠犬攻め好きなんですよね,そして受け様も気が強いタイプ……とりあえず二人の絡みがいい感じに見れたらうれしいなーってくらいだったのですが,しっかり作ってありましたね……!
政治家モノはあまり読まないからかもしれませんが,よくこのお堅い印象のある業界を上手にBLに持ち込んでいるなとびっくりしました.で,光邑と誠一郎の痴情のもつれも,めちゃめちゃうまいこと”政治家活動”に絡めてあるーー!

光邑さんは,誠一郎の思惑通りに忠犬になったわけなんですがほんとに忠犬ねアナタ……中世モノのような自身をなげうった忠犬具合が現代もので見れて楽しかったです.
あとがきにも書いてらっしゃいましたが,ここまでくると今度は受け様・誠一郎の心情掘り下げももっと見たいと思ってしまいますね.今の孤高の謎多きタフクール美人受けのままでも夢があっていいんですがね笑

0

忠犬から愛犬

汚職議員と秘書という関係性。三邑は先生を愛するが故に先生が結婚して自分を捨てるのでは?と思い込み先生を裏切る。先生は議員を辞め、野望を諦めようとしたが最後更生しようと決心する。

議員を辞めた先生が別荘まで追いかけてきた三邑に対し、俺にはお前しかいないという台詞を言う時の表情が凄く可愛い。この台詞をもっと早く言っていれば三邑が不安になることもなかっただろうに。
先生が底に落ちていくシーンが可哀想で、三邑は汚職を告発すれば先生が自分から離れていくとは思わなかったのか?先生が結婚をして本当に離れてしまったらその時に告発すれば良かったのでは?と思ってしまった。

後書きであるように「クズキャラが成長して真人間になる」がコンセプトなのですが、私はクズ人間が好きなのでそのまま裏の顔を持つ政治家として生きて欲しかったなあと。

0

若き政治家の失脚から再建

政治家BLなんて珍しいなぁと思って読んでみたら、ストーリーもしっかりしていて凄かった。
絵もきれいですし、野心家な受けと従順な攻めのキャラクターも良かった。
攻めはただ従順な犬なだけでなく、きちんと意志もあり裏切りもある。とても人間臭いBLでした。

のし上がるために重鎮に抱かれ、止めようとした秘書を制し
「もしもあのときお前が止めていたらお前を解雇していた」と言い放つ受けがかっこいい。
野望を持つ男はとても魅力的…。

成功から失脚、そして立ち直るまでが書かれているのですがそれが本当にすごい。
他の漫画だと悪いことしてもなあなあに終わることが多いのですが、これはちゃんと罪を償ってるんです。逮捕されてそこから再スタート掲げるキャラなんて見たことない。素敵すぎる。

あとがきで誠一郎の掘り下げがなかったとありましたが、むしろ三邑より濃く描かれていてキャラクターとしてしっかりしていました。
彼の野心と絆を深めた三邑がいれば、またのし上がれると思います。

ただ、登場人物全員そこそこ良い歳なはずなのに、みんな若く10代に見えてしまうのがちょっっっとだけ引っかかりました。ちょっとだけです。
そんなの絵のきれいさと重みあるストーリーによってどうでもよくなるのですが。

0

忠犬の切なさがたまらない

圧倒的人気の世襲議員築山とその私設秘書三邑。

少年院上がりの三邑の身元引受人となり大検をとらせ私設秘書へ。
忠実な僕を手に入れる為に。築山キレ者ですね。

三邑には先生が全てで、見事なまでに心酔しきった忠犬っぷりだったのに
「自分は捨てられる」という不安から忠誠心が崩れていくのが切なかった。
ただ捨てられるのではなく、三邑には本当の意味で先生しかいないからこそ
その先生に捨てられたら自分の存在意義さえなくなってしまうからね。。。
ただ無職になるのとはわけが違う。

それでも、先生を信じようとする三邑も切なかったし
普通なら耳もかさないような言葉にも
心を揺さぶられてしまうのが本当に切なかったです。

1

愛犬に注意

政治の世界でいずれは国のトップになるために
裏で手を汚すことも厭わない議員の誠一郎。
その誠一郎へ自らの人生を全て投げうち身を捧げ、
夜の奉仕もする私設秘書の三邑。

誠一郎が黒い野心渦巻く政界で登りつめる為に
三邑を見初め育て上げ、唯一信頼を置く人物と
して側におき三邑もそれに応える。

ふたりの歪な関係の危うさがとても魅力的だったの
ですが。

いざという時は全ての罪を被るつもりで誠一郎の為なら
どんなことでも遂行する覚悟だった三邑が嫉妬心と
小さな猜疑心から絶対的存在である誠一郎を
裏切ってしまったのがちょっと残念で。
人間だから心揺らぐことがあったとしても
『犬』として忠義を貫き通して欲しかった…
じゃなきゃ誠一郎が汚してきた手を誰が舐めとるの…?
愛犬が猛犬に豹変し、牙を剥いてその手を
噛みちぎられて…
独占欲と情愛は人を惑わせるものとはいえ三邑の
独りよがりな行動にもやついてしまいました。

トップへの階段を順調に登っていたのに転がり落ちて
今まで築き上げてきた清廉なイメージは地の底。
そんな状況からでもまだ這い上がろうとする
誠一郎の気概には頭が下がりました。
弱い一面も垣間見えましたが一瞬です…流石…
普段の美しく凛とした表情と行為中の乱れた表情の
ギャップがよかったです。

失ったものも大きければ気づいたものもまた
お互いの存在の大きさで。

様々な思惑が交錯して重厚な読み応え…
かというほど重苦しくはなかったですが美麗な
イラストがシリアスな雰囲気とストーリーに
合っているなと思いました。

1

黒髪強気美人受けが良かったです。

一言で言うなら良かったです。
とにかく絵が綺麗でした。
個人的に黒髪強気美人受けが大大大大好物ですので、もう最高でした。
絵が綺麗で表紙買いすると内容が薄かったり濡れ場が少なかったりしでがっかりしがちですが、
絵が美しいしストーリーも非常に面白く、なにより、なにより濡れ場がえちえちでした。
絵が綺麗だからこそ魅せることのできるやらしさがありました。
プレイは平凡でしたがまぁ絵が綺麗だし受けがえらく可愛かったので良いです。
ただ攻めの想いというか、もっとドス黒い部分をアフターストーリー的な感じで後半に持ってくるともっと鳥肌ものだったと思っています。
あくまで個人の感想ですが、救われない黒い話が好きなので、そこは少し残念でした。

ですが、総じて良かったです。買って損はないです。

1

攻めが好きになれない

議員(受け)の秘書をしている攻めはセンセイに心酔して不正がばれたら全部自分が罪をかぶるとまで思っているのに、なぜ裏切るのか。受けの議員がここまで積み上げてきた実績(いくら黒いことがあったとしても)を嫉妬と自分が捨てられるかもという気持ちからと台無しにするのは男らしくなさ過ぎる。どうにも攻めが好きになれない。受けの方がよほど男らしい。
受けがクズだったというけど、よっぽど攻めのがクズだと思う。実直さを買われて身元引受人になってもらって大検も大学もいかせてもらってなぜそんなことができたのか。
女より女々しい...
絵は綺麗だし、冷血そうな受けも好きだったのになあ。

1

読んどいて損はない

あらすじとか受け攻めの属性で好きそうかなと思ったあなたは買ってよし!後悔しません!絵も上手くて話もしっかりしてますしエロも結構あります!

最初から秘書くんは先生に心酔してるんですが先生の方は性欲処理な感じ。その後先生に婚約者が現れたり不正がバレたりいろいろあって先生はいっきに転落してしまいます。ここちょっと可哀想でしたね。最終的に刑務所まで入ってましたし…(汗)
でも出所してくるまで当然待ってる一途な秘書くん!最後には先生も秘書くんへの想いに気付きハッピーエンドです!
やーーよかったです。是非読んでほしい。ウブで不器用な感じの秘書くんが最初に先生にキスされた辺りの表情とかよかったです〜見て!
あと先生がお偉い政治家のオッサンに枕営業してる辺りもエロくてよかった。大好き、
美人クズ受けの枕営業!
とにかく美人クズ受けのこんなシーン見たいみたいのがたくさん詰まってるのでおすすめです!

4

全人類の腐女子さん、読んでください

ちるちるさんのインタビュー記事を見たときから、
どんなに汚い手を使ってでも絶対に手に入れてやる……!!
と意気込んだくらいド性癖のご本だったのですが。

本日5/31、発売より1日遅れでやっと手に入れられました。
しかし、私の購入した書店(都会のアニメイト)ではもうすでに品薄でした。危ないところでした。

下記、感想です。

一言で言うと、本当に最高でした。
こちら原作者の先生と漫画の先生が異なる作品でして、
双方とも素晴らしく、神作品とはこのことを言うのだなあと感じました。

受に忠誠を誓う健気な執着ワンコ攻(たぶん年下!)に、
とにかく美人で強気な受様……。
今まで誰からも必要とされなかった攻を救った受、
その受に心酔する攻……、しかも独占欲がやばい。

まあ政治の話で、黒い部分もありますし
女性も出てきますが深い絡みはナシ。
最終的にはハッピーエンドでした!

個人的評価
ストーリー ★★★★★
登場人物 ★★★★★
エロ度 ★★★☆☆

イラストが綺麗です。エロも綺麗です。綺麗なエロ。
購入してよかった!

4

とにかく、絵が美しい!

汚職職員という裏の顔を持つ政界の王子・築山誠一郎に好意を寄せる絶対服従の秘書・三邑。
三邑は、私設秘書としての職務をこなすだけでなく、身の回りの世話や性欲の処理まで請け負っていた。
築山に必要とされていることだけが三邑の幸せだった。
しかし、周りを嗅ぎまわる記者との接触により、築山が計画する政略結婚により捨てられると疑念を抱いた三邑は築山を裏切り汚職をリークするのだが…。

築山に心酔している三邑には辛い過去があり、そこから救い出してくれた築山のためなら自分が盾になることも厭わない。
築山のために全てを捨てる覚悟で生きてきたはずなのに、築山に捨てられることを何より恐れている三邑。
過去のトラウマからまた1人になることを極度に恐れていて、捨てられるくらいなら捨ててやろうと思ったのでしょう。

全てを失った築山が求めたのは三邑であり、そうなるよう願っていたのは三邑だったのに葛藤が生じてしまう。
三邑との2人だけの生活を提案する築山だが、本当に望んでいるのはこんなことなのか?…と。
そして、築山のために全ての罪を1人でかぶろうとする三邑が切なかった。
でも、築山は三邑に全てを擦りつけることはせず、きちんと罪を償う選択をする。
あんなにいざという時は三邑に盾になるよう言ってきた築山が、三邑に罪を着せず自分の罪を認めた。
三邑によって、築山は変わっていたのだと思います。

自分とって三邑が唯一無二であり、三邑を見つけられたことが自分の一番の幸福だという築山。
三邑にとってこれ以上の言葉ってないですよね。
このやり取り含め、2人の表情やその後のHがすごく良かったです。
ソックスガーター最高!

出所した築山が三邑と共に力をつけ再び出馬する時、今度こそいい政治家になってくれることを願います。
欲望と疑念渦巻くドロドロした物語だったが、全てにけじめを付けた2人が前を向いて歩き出す清々しいラストにほっと胸を撫で下ろしました。

5

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