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表題作長い間

一軒家で独り暮らし 宮木・30歳手前
高校時代からの友人 阿部・30歳手前

同時収録作品僕と君のこれからは

深田 高2
瀬尾 高3

その他の収録作品

  • 僕と君のこれからは[嵐のように始まり編]
  • 僕と君のこれからは[恋の根性みせてみろ編]
  • 長い間の短いその後。
  • あとがき

あらすじ

高校時代から友人である宮木と阿部。高校の時に一度だけ体の関係を持ってしまっていたが、十年以上経った現在まで、その話題に触れることはなかった。そんなある日、宮木から紹介したい女性がいると言われた阿部は……。長い間こころを掴んで離さない想いの行方は?表題作のほか、大人気シリーズ「僕と君とのこれからは」3編を同時収録。描き下ろしを加えた決定版。

作品情報

作品名
長い間
著者
館野とお子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
ISBN
9784861340949
3.8

(36)

(11)

萌々

(11)

(12)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
136
評価数
36
平均
3.8 / 5
神率
30.6%

レビュー投稿数12

大人なのか子どもなのか

◾︎長い間
これぞ館野先生節だなぁと。彼等と彼女は全員ずるくて、好きな関係性なのですが、激情を挟んでこない。誰から誰への怒りでも泣き喚くでも、挟めるのに挟まない。そこが読んでてあっさり淡々としてると感じてしまうときもありますが、今日はじわりとしっくりくる日でした。子どものごとき思いを捨てきれず、大人になったフリをする人たち。
余韻が良いので自分には正直描き下ろしは蛇足。

◾︎僕と君とのこれからは
「長い間」の後にこれが収録されてるってのがまたニクイね!

萌〜萌2
表題が萌2

0

忘れていたけど覚えてる

ある日、阿部に紹介された宮木の恋人。
宮木の好意に甘えている自覚を持つ阿部にとっては突然の存在にざわつき、そして、たった一度だけ関係を持った過去に対して、気持ちの在り処を探し始めます。
心地よい関係を築きながらも、いつかは美しい思い出となる日をじりじり待ち続ける阿部と宮木の、激情を押さえ込んだ穏やかさに多少の白々しさを感じてしまいますが。
消化しきれない感情を風化させようとしてきた十数年の重み。
ページを追うごとに真正面からは見据えることの出来ない阿部の弱さとか、そんな阿部をただ受け入れる宮木の覚悟みたいなものが分かり始めるとぐっと増してきます。
結婚という岐路を前に、最後に足掻いた阿部。
ふたりがじりじりと間合いをつめていく間、こちらもじりじりしながら読み進めていきました。

他同時収録「僕と君のこれからは」
高校生同士のふたりがお互いのメンツを大事にするが故のジレンマがこそばゆく、けれど愛を前にメンツなんてどうでもいい。
盛大にツンがデレる。そしてダダ漏れる。
デザート的な甘くてかわいいお話しでした。

1

空気感が心地いいです。

この作品 好きです!ドビシヤーンと言うのはなくて何となくなんだけど。

話自体は紆余曲折あるのだけど、ハデな演出が無いので
淡々としているように感じます。
これは この作家さんの特徴の様に思います。

同級生が大人になってからも友人付き合いをしているあいだに
恋愛感情があったかなかったか?

一度だけ 体の関係があった宮木に結婚ばなしが持ち上がり
なぜか宮木にとって自分は特別な存在とおもっていたのに
自分よりも思われている相手がいると知って、
自分の気持ちに気づく 阿部。
阿部がごちゃごちゃと、考えているところを、なにか吹っ切れたのか
すっと壁をこえてくる宮木が潔くてかっこいい。
この行為って阿部への自分の気持ちを振り切るためか、
阿部の気持ちを試すつもりだったのだろうか?

すごい、キラキラなときめきとかなくても、なんだかんだ
この二人はこういう風に続いていくんだろうなぁ と思い
その雰囲気に安心しました。

1

雰囲気がある

セリフ少な目攻めに萌えを感じる私です。
この作品 好きです。
なんか 本当にありそうな話ではないですか!

私も同時収録作品の高校生の話が好きです。
(ちょっとサブい所もあるが)
コメディっぽいけれど キュンとしました。

0

表題作もいいんですが

同時収録作品もよかったです。

表題作「長い間」はとても館野さんらしい作品だな~と思いました。
日常の出来事の中で少しずつ変化していく気持ち。
派手な出来事はないけれど、口に出すこともない心情がうまく表現されている作品だと思います。

私にとってちょっと新鮮だったのが、同時収録作品の「僕と君のこれからは」シリーズ。
高校生が主人公なんですが、年上の受け様が不良グループのリーダー的存在で、年下の攻め様がその不良グループに目を付けられています。
受け様はやんちゃで他校の不良グループとも喧嘩をするような高校生なんですが、多少の緊張感はあるものの、軽いタッチで描かれてます。
むしろ、主人公2人が結構甘い雰囲気でラブラブです(笑)。
館野さんの作品でこういう系統のお話は読んだことがなかったのですが、こういう雰囲気の作品もいい!と思いました。もっと読みたんでみたいです。

1

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