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表題作パパと呼ばないで。

藤原竜二 父・元やくざ組長の私立探偵(33歳)
花村薫 息子・高校生(17歳)

作品情報

作品名
パパと呼ばないで。
著者
水月真兎 
イラスト
今市子 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861340963
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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
0
評価数
1
平均
1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

イラストに内容がついていかない

今市子さんのイラスト
他サイトさんでちょっと高評価だったので購入したのですが・・・
期待が多すぎたのがいけなかったのか萎みました。

前半、一度も会ったことがなかった父親と再会、それから仲良くなるまではうきうき感が伴ってイイ感じでした。

しかし中盤から後半、主人公があまりにもショタショタしすぎて・・

父親と許されない恋愛感情に悩むのはよいのです。
でもそのあたりの言動や行動があまりに幼い。
17歳の高校生が乙女だったとしてもアリか!?と疑問に
主人公の考えには、仮にも夜の仕事を生業とした母親に育てられてそれはないだろうと思われるような点があり、違和感でした。
可愛いショタ受けにはそれになりきるだけの理由がいるんだ!!とか思ってみたり
(この場合母を失って情緒不安定というのがソレにあたるんでしょうが・・・)

パパは元ヤクザで今は探偵なので事件が絡む意外にもアグレッシブなストーリーです。
最終的な結果が透けてみえるので、ベタな設定であるほど他作品とは違う何かが欲しいところ。
う~んしかし、コメディ的要素のないストレートで真面目に進む物語だったのでそれも無く・・

有名どころの絵師さんをイラストで使う時には編集部イチオシだってよく聞きますが、この話はどうでしょ~という感じです。
普通に漫画っぽい絵のほうが内容には合ってる気さえしました。

文章も、主人公目線の話であるなら主人公を称賛する描写はもっと客観的に意識と切り離した事実として書いてほしいです。
そのあたりが作者視点で曖昧なので、主人公視点と混ざってしまい自画自賛してるようななんとなくがありました。
いっそ攻め視点があったほうがよかったかも。

個人的にショタ受けあまり得意じゃないのと
ショタ受け作品の他の作家さんと比べてしまったので評価低いです。

ショタ受け大歓迎の方が読むなら、全体的に事件もまとまったストーリーなのでもう少し高い評価になったかもしれません。



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