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シリーズ4作目です。
忍の高校生活最後の夏休み。
クラブの合宿で訪れた寸又峡温泉が舞台になっています。
今回は、香司も、綾人も、妖たちも、龍神も大活躍します。
忍は・・・忍なりに頑張ってます。
前巻で姿をくらました鏡野継彦が三種の神器を狙い、魔の手を伸ばしてくるのですが、香司と綾人が協力して忍を守ろうとします。
特に綾人の活躍が素晴らしく、今回はカッコイイ男になってます。^-^
忍の親友の3人も加わり、みんなから守られて忍は幸せ者です。
龍神の過去も少し明らかになって、忍を奪おうと思っているにもかかわらず、やっぱりなんか哀愁を感じさせる姿に惹かれます。
3巻では影を潜めていた様々な妖ですが、今回はたくさん登場して楽しい。
ファンタジーって、色々やれることがあるから面白いなーと思いました。
シリーズ4作目。
ちるちるさんの「エロ度」は「---」ですが、
そこはぼっちゃん、やることはやってます。
前作で謀反に失敗し一族を追放された継彦が、
「三種の神器」を得るため、いろいろ画策してきます。
このシリーズ、基本的にコミカルなタッチなのですが、
ラスト近くでは泣けてしまいました。
ネタバレになるので詳しく書けませんが、
一つは河童の爺さんのこと。
もう一つは香司と忍のラストシーン。
巻末のシーンは今までどの巻もあまあまで幻想的なんですが、
意地悪をいったり、意地を張ったりしない素直な二人が
心を通わせあう様子はじーんとしてしまいます。
ストーリー半ばで忍がやらかしたおかげで、
たいへんなことが起こりますが、
この巻で解決はせず、次巻に続きます。
この作品は非BLと勘違いされているのかもしれない
ちゃんと内容にはBのLが含まれている、現代版陰陽師の妖怪調伏譚。
電子版は、挿絵無し。
美少女に見える呪いをかけられた主人公は、表紙絵だけだと、
どう見ても美少女風の美少年じゃなくて、ガキ大将。
言葉遣いはべらんめえ調なのに、何故かモテる。
応援団の夏期合宿、場所は静岡県の温泉郷