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忍にかけられた呪いを解呪する儀式が、また振り出しに戻る。
香司の元婚約者・蝶子の弟、蛍二を救う巻
肉体から抜けた蛍二の魂を都内の神社でみかけた忍。
反魂香を使って、妖狐が亡くなった長男の姿で、義母の俊子を翻弄する。
衰弱死ていく母の姿を観て、悲しむ妖狐。
赤毛の妖狐は、芯から悪党ではなかったのが良かった。
2015年で2レビューって‥
レビューの本数が人気度だと思うと寂しい。
いやいや、そんなことないから!面白いから!!
はぁはぁ。失礼。取り乱しました。
今まで、嫁いびりよろしく忍に辛く当たっていた香司の母、俊子が
若い男と不倫しているらしい!?
香司は養子で、俊子には死別した息子がいた。
密会している若い男とは死んだはずの息子なのか!?
俊子は次第に衰弱していく。
ネタバレはここまでで。
この作品から、後半なかなかの活躍をする「香木猫」が登場します。
どういういきさつかは、ぜひ、本編を読んでみてください。
1~4巻までいい感じで進んできていたのに、今回はちょっと設定に無理を感じてしまって評価を下げざるを得ません(泣)。
筋にあまり影響を与えないところでそう感じることは多少無視できるんですが、大筋で1つのみならずいくつかそういう箇所があったので。
忍を嫌っている義母が結婚式を強引に挙げさせようとしたり、前巻で御剣家の秘香を奪い、香司の父親をナイフで刺した蝶子が厚かましくも香司にお願いをしたり(だいたい蝶子が御剣家の家に入れることがよく分からん)。
また、香司の父親が今までたいした活躍もしていないくせに、香司の未熟さを諭すのですが、今まで大きな仕事を香司に解決してもらってたくせに!と私には感じられ、父親の台詞はなんとも説得力ない台詞になってしまいました。
もともと4巻で完結予定だったものが10巻に延長された影響が多少なりとも出ている気がしてなりませんでした。
魅力的なキャラが多いので好きなシリーズなんですが、今後の展開に期待したいです。