12年間の片思い。 もう諦めるって 決めたのに――。

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表題作100数えたら、ふりむいて

紺野なゆた,20歳,カフェ店員
絵島百歳,20歳,大学生

その他の収録作品

  • こども時間、おとな時間
  • あとがき
  • おまけまんが①②
  • ギャップもえ①②

あらすじ

保育士を目指す大学生の絵島百歳(ももとせ)は、
幼馴染の紺野なゆたにずっと片想い。
一方のなゆたも、明るく幸せな家族に
囲まれた百歳をずっと眩しく感じていた。

ある日、家を出ていった父の
突然の来訪で混乱したなゆたは
百歳への気持ちに歯止めがきかなくなり!?

作品情報

作品名
100数えたら、ふりむいて
著者
季田ビスコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784040658452
2.9

(43)

(6)

萌々

(6)

(18)

中立

(6)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
11
得点
114
評価数
43
平均
2.9 / 5
神率
14%

レビュー投稿数11

思うだけじゃなくて 伝える大切さ

私の拡大解釈かもしれませんが、
100数えたら、ふりむいて
っていうのは、
心の準備ができたら、伝えるぞ。
目を背けていたことに、向き合うぞ。
ってことかなって思いました。

百歳は、なゆたへの思いを。
なゆたは、家族への思いを。
幼馴染への特別な感情を。

思うだけじゃなくて、それを相手に伝える大切さ、伝える勇気、すごく感じました!!


両片思いのハピエンは、インパクトや驚きが大きいことではないかもしれません。でも、家族や家庭環境が描かれている作品が私は好きなので、面白いなって思いました( ◠‿◠ )
それから、百歳が泣くシーンがいくつか出てきます。そこに凄く感情移入して、私も泣きました。悲しいばかりの涙じゃないです。嬉しくて泣きます。そういうの、グッときちゃうんです!!

好きなツボを沢山突かれたので、神評価にさせて頂きました^^面白かったです!

5

優しい世界と幾年のふたり

百歳となゆたの優しい恋の話。

季田ビスコ先生のデビューコミックです!
フルール連載中から追っていました。

隣同士の幼なじみの二人。百歳は保育士を目指す子なんですよ。実習先でも園児に慕われている優しい子です。
対してなゆたは、カフェの店員。成長してからも、互いに行き来する仲が続いているんです。

百歳は、なゆたの事がずっと好き。一途に思っているけど、気持は押し込めているんですよね。だけど、なゆたは女の子と付き合う事がしばしば。モテるタイプ。

まあ、なゆたも百歳を好きだったんですけど両親の事があって恋愛そのものに懐疑的だし、臆病でもありますよね。

ただ、いつもそばにいる百歳の優しさとか明るさ、家族との関係性を含めて好きだし、ほんとはずっと一緒に居たいんですよ~


このお話は、すごく起伏がある訳じゃないし、めちゃくちゃエロさもありません。でも、二人の小さい頃からの日常がじんわり、優しく描かれています。

連載を、追ってしまったのもそんな世界が沁みる感じがあったからですね~

描き下ろしは、二人の同居する自宅に百歳の姪っ子を連れた兄夫婦が、やってくる話。

あら、いつの間に同居?同棲?家族公認❔何て思いましたが。
まあ、幸せなんですよ。

姪っ子ちゃんが、実に女の子らしい遊びを提案して…

実は、この遊び私もやりました!
ぶわーっと幼き頃のワクワク感がよみがえりましたね~
また、やりたいかも。


えっちな場面も、有りますけどエロさ有りません❤️

ただ、なゆたが攻め、百歳が受けですよ❗
穏やかな関係性がわかるえっちですね~

カバー下あり。百歳一家の名前色々。ちなみにお兄ちゃんは千歳ですよ。

季田先生の次回作も期待して待ってますね。

次回、ちょっとバタつく、なゆ百でもいーかな❤️

4

100数えたら、どうなるの?

可愛い表紙に釣られて購入。
季田先生のデビューコミックスだそうです。とにかく絵柄は可愛い!スッキリしててとても見やすかったです。


大学生の百歳(受)は幼馴染のイケメンカフェ社員・なゆた(攻)が好き。いつか諦めなきゃと思ってるのに、優しいなゆたを諦められずにいる。そんな中、二人で箱根旅行に行くことに。しかし、旅行中からなゆたの態度がおかしくなってしまいー…。


好きだけど、好きとは言えない、両片思いのお話。百歳はなゆたは女の子が好きだと思ってるので言えずにいる。なゆたは家庭環境の影響から、百歳を大切にする自信がなくて言えずにいる。10年以上の両片思い、結構拗らせてると思うんだけど、割とあっさり解決します(笑)→そしてすぐイチャエロ(笑)いや、なんでよ(笑)

なゆたの悩みは理解できるんですよ。そして自立することで吹っ切れる気持ちも分かる。分かるけど、拗らせてる感が全く伝わってこず、なゆたが一体いつから百歳の事が好きだったのかも分からず、未消化のまま終了しちゃった感じでした。

もっと細かく書けてたら、ずっといい作品になってただろうに、勿体ない。あとタイトルの意味もあんまり無く残念。あとがきで編集さんが考えた、とあったので、百歳と100が掛かってるだけのようです。せめて100日間の話とか、100努力して振り向かせるとかだったら、百歳の明るさと可愛さが伝わって良かったんじゃないかな。

一番面白かったのは、カバー裏のおまけ漫画で紹介されている、百歳の両親と兄夫婦のお話でした!どっちも素敵な話で漫画に向いてると思います。

絵柄は本当に好みだったので、次回作への期待も込めて萌2に。

1

あと、一歩なにかが足りない...。

あまり、レビューでマイナスなことを記載したくはないのですが、もやもやする気持ちを整理したく書きました。

まず、タイトル・絵柄・設定・雰囲気は大好きです。
フルールさんで1話を読んだ時、「これから、このふたりが...」とかなり期待していたのですが、4話あたりから雲行きが怪しくなり最終話を読んだ時には???と頭に?マークが巡りもやもやした気持ちで連載を読み終えました。
それでも、書き下ろしでなにか補足されるかも...と期待して単行本を購入したのですが、なにもなく。う~ん...。

主に、もやるところは2つ。
1つめはなゆたが“父親みたいに自分も百歳とは一生は続かない・・・”と考えていたのに、告白してまさかの両想いからの葛藤もなくお付き合いに発展していること。いやいや、なゆた数コマ前まで父親みたいに...なんて言ってたのに何故?
2つめは、父親をあんなに嫌っていたのに、母親と寄りを戻すことを後押ししたこと。
このあたり、もう少し丁寧に描いて下さればもっともっと良い作品になれたのになぁ・・・と残念に思います。

でも、タイトル・絵柄・設定・雰囲気は大好きなので同棲をはじめたふたりの何気ない日常は読みたいなぁ...。

3

ん?って思ってしまいます

萌える展開なのかと期待して読んだ割にはあっさりしてました。ちょっと肩すかしでした。

百歳のなゆたに対する片思いは切なかったんですが、なゆたが分かりにくかった。
百歳とずっと一緒にいる為にって女の子と付き合ってるし、長く続かないで彼女がコロコロ変わっていたようです。
お父さんに会った事で不安定になり、百歳との仲が急展開したのにもついて行けませんでした。

なゆたが一人暮らししてからの百歳と同棲するまでの流れも急に飛んだようでした。

雰囲気重視の作品だったように感じました。

2

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