おまえを、誰にも渡したくない

オメガバースのP対NP予想

omega birth no P tai NP ysou

オメガバースのP対NP予想
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
11
評価数
3
平均
3.7 / 5
神率
33.3%
著者
義月粧子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
星名あんじ 
媒体
小説
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
カクテルキス文庫
発売日
価格
¥685(税抜)  
ISBN
9784866692326

あらすじ

「嫌なら、抵抗しろ」

突然の認知で安芸家の長男となった麗しい美貌の碧莉。

数日の誕生日の違いで、後継者の座を奪われた元長男の禎斉は“異母兄”碧莉の、αなのにまるでΩのような甘く誘う馨りに混乱する。

興奮を抑えられない禎斉は、無防備に同じ屋敷で暮らす碧莉に「後ろぐちょぐちょ」と囁き、抵抗されても強引に熱塊を捻じ込み、濃厚なセックスで蹂躙する。

しかし、無理やり奪い尽くしても、決して心は手に入らないことに絶望して……。

α×αで深く繋がるオメガバース溺愛ラブ

表題作オメガバースのP対NP予想

安芸禎斉、後継者の座を奪われた元長男・α
安芸碧莉、安芸家の後継者となった異母兄・α

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数1

切ないスレ違い十年愛です。オメガバース設定は無い方がいい気がするなぁ。

「オメガバースの不完全性定理」と「オメガバースの双子素数予想」に続く、シリーズ3作目になります。
単品でも読めますが、主役二人の背景がとても特殊な為、シリーズを通して読んだ方が理解しやすいと思います。

で、こちら、高校生で異母兄弟として出会った二人の、十年にも及ぶ切ないスレ違い愛になるんですね。

このシリーズ、受けを戦利品扱いする傲慢攻めだったり、受けに意地悪しては喜ぶ小学生レベル攻めだったりと、攻めが大概しょうもないのです。
が、今回の攻めはいたってマトモ。
互いの相容れない立場や誤解等が重なり、想い続けながらもいつもスレ違ってしまう。
笑顔でいて欲しいだけなのに、逆にいつも傷付けて辛い思いをさせてしまう・・・。
そんな、ままなならない関係に苦悩する、不器用にしか愛せない攻めの心情と言うのが丁寧に綴られてまして。
十年愛好きとしては大変滾りましたよ。

ただこちら、α×α設定は、あまり生きてないんですよね。
と言うより、このオチがかなりの力業だと思うんですけど。
互いが特別な存在だからってんなら、世のBLカップルの99%がそうだしね。
う~ん・・・。
私はオメガバ大好きですけど、この作品に限っては、シンプルにスレ違い十年愛ものの方がいい気がするなぁ。
この強引なオメガバ設定が無かったら、評価はもっと高かったんですけど。

ザックリした内容ですが、異母兄弟+オメガバースになります。

安芸家の後継者として、突然現れた美しい異母兄・碧莉。
後継者の座を奪われた元長男の禎斉は、碧莉のαでありながら漂わせる自分だけが感じる甘い薫りに、どうしようもなく惹き付けられるんですね。
そんな中、行き違いからカッとなり、碧莉を強引に抱いてしまう禎斉。
これ以上傷付ける事を恐れて、アメリカへの留学を決めますがー・・・と言うものです。

で、二人は社会人となり、本社で再会。
少し距離が縮んだかと思うと、また行き違いから傷つけあってスレ違う事を繰り返す日々。
果たして二人に、結ばれる日は来るのかー?
って所でしょうか。

こちら、碧莉ですが、突然後継者の座を奪われた事で、禎斉が自分を恨んでいると思っています。
また、禎斉は禎斉で、どうしようも無く惹かれるのに、異母兄弟であるが故に、素直に優しくする事が出来ない。

まぁそんなワケで、二人のスレ違いと言うのが延々と繰り返されるんですよね。
それこそ、出会い時の高校生の時から始まり、社会人として30手前になるまで。

これ、個人的にですね、時系列を追って丁寧に綴られる、攻めの心情と言うのに萌えちゃって。
碧莉の凛とした立ち居振舞いや、その生真面目さや優しさに惹かれて行くんですね。
優しくしたいし、笑顔を見たい。
それなのに、彼を前にするとささいな事で感情が抑えられず、キツい事を言ってしまったり、無理矢理抱いてしまったりと傷付けてしまう・・・。

こう、近付いたり離れたりを延々と繰り返してるワケですが、自分で自分の感情のコントロールが利かず、苦悩するのに萌えるんですよ。
これ以上傷つけないように、いっそ離れた方がいいのか。
いや、嫌われているけれど、後継者として微妙な立場である碧莉の為に、自分だけは味方として支えよう・・・みたいな。

う~ん・・・。
これ、攻め視点がメインとなってる所が上手いんですよね。
受け視点だと、不意に優しくしたかと思えば、ワケも分からず深く傷つけられる。
そしていきなり強引に抱いたかと思えば、突然一人でアメリカに行ってしまう。
こう、希望を持たせては打ちのめすの連続で、ただの超酷い攻めになっちゃうんだなぁ。
それが攻めの心情が滔々と語られる事で、「不器用すぎるよ!」と肩入れしたくなってしまう。
いや、やってる事は結構酷いんだけど。

と、スレ違いを繰り返す二人。
そんな中、碧莉が何者かに狙われ・・・と続きます。

しつこいですが、こちら、スレ違い十年愛です。
これだけのスレ違いを延々と見守って来た身としては、誤解が解けて心が通じ合う瞬間に、もう滾って滾って仕方なかったりします。
また、ここでの碧莉を庇って重傷を負った禎斉の、セリフが泣かせてくれるんですよ。

今まで色々悪かった。許してくれなくていいから・・・。
これからは俺の云った事なんか忘れて、幸せになって欲しい。
みたいな。

十年もかかって、不器用すぎる・・・!

と、素敵なお話なのです。

が、ちょい引っ掛かる部分。
碧莉はαでありながら、禎斉を惹き付ける匂いを発したり、後孔が濡れたりするんですよね。
これのオチが、かなり力業。
えっ、そんな精神論的オチって、ありなの?

あと、異母兄弟設定ですが、ちゃんとストーリーに生かされているのです。
ただ、背徳感とかは薄め。
もうちょい血が繋がってるんだから、苦悩してもいいと思う・・・。

と、若干首を捻っちゃう部分はあるんですけど、切ないスレ違い愛には大変滾りました。

4

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