• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作船宿菊遊戯<今宵殿方のたしなみ>

高村吟司
新興風俗「船宿」の主人,受の幼馴染み
直也
の形にネオ吉原売られる

あらすじ

借金の形にネオ吉原──通称エロ出島へ売られた直也は、年季が明けるまで陰間として男たちの欲望を受けることに。屈辱の身体検査や宣伝素材としての写真撮影…そんな運命に絶望する直也を買い受けたのは、男遊郭の中でも最下層の新興風俗「船宿」の主人──若いながら着流しにキセル姿がいなせな駒村屋こと高村吟司だった。先輩陰間たちの性的ないじめや好色な客の悪戯…つらい奉公生活での心の拠り所は吟司の存在。しかし陰間同士の乱交を目にした直也は昂りを抑えきれず、吟司に抱かれる想像で自らを慰め、その罪悪感に打ちひしがれる。報われる希望もないまま心に蓋をし、客を取る覚悟を固めようとする直也だが…。秩序の崩壊した街で活気づくジャパネスク・アンダーグラウンド。そこに咲いた恋の顛末は!?

(出版社より)

作品情報

作品名
船宿菊遊戯<今宵殿方のたしなみ>
著者
佐伯まお 
イラスト
竹中せい 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576051697
2

(1)

(0)

萌々

(0)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ネオ吉原はーーーようするにひたすらエロい



日本経済衰退後の近未来の吉原の話。設定めちゃ面白そうじゃんて思って読み始めたものの、概要と内容に相違あり。受は陰間として働く事になると裏表紙に説明があるが、いざ読み進めてゆくと、実際には幼馴染の攻の経営する船宿に買われ、船頭として働いている。周囲からわいせつな行為をたびたび受けるものの、どれもいやらしさは中途半端レベル。途中で吉左右衛門という麗しい陰間と、頭足りない桃太郎というショタ陰間が相次いで登場するも、いまいちキャラクターの個性が発揮されぬままあっけなく退場していった。これ、どっちかひとりに絞った方が絶対良かったと思う…特に前者は魅力的だったので…
匕首(あいくち)男がひっ捕えられたシーンも、その男がまたラストでなにかしでかすんじゃないかってフラグ立ててたのに、そのまま処刑された…え?
エッチシーンも大してエロくなくてもやもや。お互いによくしゃべるし…受はただ喘いでいるだけでいて欲しい願望。
だが、受の正義感が強くて他人思い、そして純粋でウブなところは人間として評価したい。気付いてないけど共に両想いなのがあまりにもわかりやすい作品はこれが初めてかも?こういうのもいいね。

0

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP