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表題作唇が嘘をつく

杉崎・銀行買収本の社長
櫻庭晶・元銀行頭取

その他の収録作品

  • 焦れる恋心

あらすじ

光朋銀行の御曹司・櫻庭は自行が倒産に追い込まれエネックス銀行と吸収合併する憂き目に。そこからエネックス社長の杉崎による晶への屈辱の日々が始まり…。(ill:御園えりい)

作品情報

作品名
唇が嘘をつく
著者
水戸泉 
イラスト
御園えりい 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344806559
2.6

(6)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
13
評価数
6
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ついていけない感あり

銀行ごと買い取られた晶と、
買い取った鬼畜で強引な社長の杉崎。

もともと女性関係すらなかった晶なのに、
杉崎に調教されて杉崎なしではいられない体に。
この調教はあくまで男性に抱かれる事の調教で、
SM的調教はないです。

ほぼ強姦状態で奪われ、
衆人環視の中のプレイを含む陵辱もあり、
とさすが水戸泉先生な話です。
程度的にはこういうの大丈夫な人にはそれほどでないけど、
苦手な人にはかなりきつい感じ?

晶は杉崎に引っかかる記憶があるのですが、
彼らは実は異母兄弟で杉崎はしかも晶の母親をかなり憎んでいる。
しかし、子供の頃、杉崎は晶に骨髄移植をした過去があった。

その頃から杉崎は憎みながらも晶に恋してた?
ような設定なんですが、
あんまり杉崎が晶を想ってるように思えるシーンがなく、
徹底的に陵辱された晶が身を挺してまで杉崎を庇うほど、
杉崎に愛を感じてるのも伝わりにくかったです。

単行本に半分くらいの長さなので書き込みが足りない?
という感じでした。


同時収録の「焦がれる恋心」は良かったです。

スラム街にいる旅行者っぽい日本人の一樹に一目ぼれして、
クールで美形なアラブの御曹司の常陸。
スラム街で助けられた後一樹は常陸に彼の屋敷で抱かれる。

この辺りは異国のせいかとてもロマンチック。
アラブの御曹司ネタの話ってBLで割と多いですが、
今まで食わず嫌いだったのですがなかなかいいと思いました。

そして、常陸はは切れ者で優秀な渉外弁護士でもあって、
一樹はは見た目はそこそこキレイなのにそれ程モテず、
しかも自分なんてダメだと思い込んでいるサラリーマン。
常陸は仕事の関係で日本に来て、一樹の勤める会社の仕事をする事になる。

そんな一樹が常陸付きの社員になる事になり、
アラブで抱かれたようにまた抱かれる日々が続き、
戸惑いつつも常陸なしではいられなくなる一樹。
そして一樹が拾ってきた雑種の犬を予想外に可愛がる常陸とか、
そんなエピソードに常陸のクールな優しさでてて良かったです。

一樹がアラブに旅行へ行く理由になった先輩の唐島が、
再び登場した事がきっかけで両想いになるふたり。
この時に常磐が唐島に言ったセリフが良かったです。
よく考えたらかなりエロいセリフですが、
でも、とても愛がこもってたと思います。

じっくりというよりさらっと読む話ですが、
シンデレラストーリーっぽい所もまたさらっと読むにいい話です。

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