いつかあなたに逢えたなら

itsuka anata ni aetanara

いつかあなたに逢えたなら
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×23
  • 萌3
  • 中立4
  • しゅみじゃない8

--

レビュー数
5
得点
50
評価数
23
平均
2.7 / 5
神率
21.7%
著者
片岡 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784778128067

あらすじ

疎遠だった父が死に、桐ヶ谷律は父が子供を売買する犯罪者だったことを知る。父の屋敷には、かつて〈商品〉だった美しい青年・蒼生が遺された。戸籍もない蒼生を追い出す訳にいかず、二人はともに暮らすことになるが、律は娼婦だった蒼生を嫌悪し冷たくあたった。しかし何故か蒼生は「お役に立ちたい」と懸命に尽くしてくる。一方通行の関係は、律が友人に裏切られ、怒りをぶつけるため蒼生を抱いた夜から変わりはじめるが――。

表題作いつかあなたに逢えたなら

桐ケ谷律、ベンチャー企業経営
蒼生、かつて「商品」だった美しい青年、26

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数5

ストーリーに無理ない?

好き嫌いが分かれる作品だと思いました。

こんな時代にそんな事があるのかなとの印象でした。人身売買なんて無理があるだろうと。政治家がバレそうになって律の父親が自殺して、売買する子どもを施設に移して寄付して隠蔽?
そんな政治家の力なんて今の時代にあるわけないし。
まあBLはファンタジーなので我慢しました。

序盤は律の蒼生を拒否する態度があまりにも酷くて、読むのがしんどかったです。こんなんで2人はくっ付くのだろうかと…。

仕事仲間の裏切りに合い憂さ晴らしをする為に、蒼生を無理矢理抱きます。その次の日からいきなり自省しだす律にビックリしました。意地張りすぎだろうと。

裏切った仕事仲間に蒼生の秘密をバラされそうになった時は、あれだけ代理人に秘密と言われてたのに仕事仲間になんで本当のことを言ってたのかも疑問でした。

最後にあっさり仕事が上手くいって、蒼生は戸籍を手に入れて律の会社で働いてました。
蒼生は自分の意思で館に残ってたわけですが、だったら政治家が戸籍だけでも与えとけよと思いました。

ハッピーエンドは好きですが、もう少しどうにかならなかったんですかね?

1

久しぶりに読むのが辛かった

受けが幼い頃売春させられていたという可哀想な設定だから、じゃないですよ。設定に矛盾や穴が多くて途中引っかかりすぎたからです。せっかく売春させていた男の息子×その被害者である元少年というキャッチーな設定とyocoさんの美しい表紙とイラストがあっただけにもうちょっと話の細かい部分まで練っていたらリアリティが出せて良かったのに、と残念です。

まず最初の4分の1程読んで攻めの律が大嫌いになりました。ただの理不尽な癇癪持ちなんだもの。受けの蒼生や他の可哀想な少年達が辛い思いをして稼いだお金で中高一貫の全寮制学校や大学院まで出ておいて(多分何千万円もかかっている)あの態度はない。まるで自分の方が被害者面なんだもの。院まで出てそれ位の想像力や教養もないのか。後で改心してもこの人は好きになれないと思いました。

受けが小学校にも行けず、家からも一切出してもらえず本の知識だけで美味しい料理作ったり荒れ果てた庭を1年位で立派な庭園にしたり…天才で魔法使いか!あと攻めの母親が薬で死んだことを隠す為に庭で焼いて息子には事後報告って…現代日本でそんな事できるの?事件にならないの?そもそも薄い関係の友人に少年売春とか売買してたという家の恥部をペラペラ話していいの?父みたいに消されないの?てか戸籍のない蒼生が普通真っ先に消されるんじゃない?とか色々ツッコミが止まりません。

もう少し時代設定を昔にするとかファンタジーにするとかマフィアの一族にするとかだった方が良かったかも。大体受けの可哀想な設定も上っ面だけで清潔感溢れる人過ぎてあまり悲壮感が伝わってこない。ヒヒジジイに少年が囲われるような話は山藍紫姫子さん、水原とほるさん、いとう由貴さんなどが名作色々書かれてるのでもっと読まれた方がいいかと思います。このご時世少年のあんな生々しい性行為は書けないかもしれませんが雰囲気を読むだけでも。本当の悲壮感とはああいう事さ。

すごい辛口ですみません。設定には興味を引かれたし、攻めが胸糞悪いのは心に残りました。「攻めがクズ・ヒトデナシ系」ジャンルは確かにありますしね。

2

このカバーイラスト!美しい!

カバーイラストのあまりの美しさに、あらすじ未確認のまま購入。

前時代耽美小説の受けと、ベンチャー起業する現代人の攻めが、時空の歪みのような実在感のない屋敷とその庭園の中ですれ違うお話。
この現代に、いきなり人身売買だの娼館だのが政治家絡みでなんやかんやして、否応なく一緒に暮らすことになった二人。
この設定が、お話としてはすごく整合性と説得力はあるけど、いっそ何かァンタジー要素でもぶちこんあった方が馴染みがあって落ち着けるというか楽というか、
他にも登場キャラたちの言動ににじみ出る雰囲気とかなんとか、
作者さんについての情報が全くないので的外れかもしれないけど、小説にも違う世代の書き手さんが現れた感がありました。

それはさておき、一途な受けの切ないお話がお好きな方におススメです。

4

攻め受け二人の仲にスポットを当て続けてほしかった

表紙がとてもとても素敵でずっと眺めていられます。
堂々とレジに持っていけるBL小説(笑)まぁ書店員はレーベルで察するんですけどね。

お話の中でももちろんこの庭園は出てきます。
まるで童話の中のようなその空間を容易に想像できました。良い気持ち。


攻め受けに関しては…これは好み分かれそうなんですけど、序盤の二人はどちゃくそ好みでした(笑)

嫌悪する父のお気に入りだと厄介者扱いする攻めがなかなかに容赦なくあふれるクズみ…

受けはまるで世界名作劇場の主人公のよう。
強制される不幸な毎日を過ごし続けてもどうしてこう清く優しく健気でいられるんだ。
だけど攻めの役に立ちたいというところは譲れず冷たくされても萎縮せず何度も訴え続けていたところは印象的でした。
彼の世界は屋敷の敷地内だけで…。それが当たり前すぎて、自由になりたい、ではなく外に出るのが怖い…というのはなかなかグッときました。


しかしストーリーに関しては…うーん。
これは方向性次第で凄く良作になった気がする。

もっと心に刺さるような山谷あっても良かったと思うんですよね。
そもそも決定打なく攻めのために死を選ぼうとした受けにもついていけませんでした。
もっと話の流れに起伏あれば盛り上がったと思うけど…。

お決まりの濡れ場は必須かもしれませんが望まぬ娼婦をやっていたという設定だともっと気を遣ってほしいなー、って思っちゃいます。

一つの台詞が長くて所々説明されている気分になってしまった。


一番消化不良なのはラストでした。
この受けが外に出ること、当たり前な一般的生活を送ることって全てが真新しくそれこそまるで生まれ変わるような変化だと思うのですがサラッと書かれていて。
気付けば会社がハッピー、そしてエンド…ってイメージが強くて。
あれそこに落ち着くのー!!??ってかんじでした。

受けの未来に関わったりするのであればまだしもこんなに仕事にスポット当てる必要があったのかな。
後半は攻めに手を繋いでもらいながら当たり前な普通という自由を取り戻していく受けをじっくり見たかった気がしちゃいます。

でも醸し出される雰囲気はとても素敵でした。

1

攻めの器、ちっさ!Σ( ̄□ ̄;)

戸籍も無く、ずっと屋敷で客相手の性的奉仕をさせられと、「商品」として生きてきた受け。
そして、そんな父親の遺産である彼を、受け継ぐ事になった攻め。
二人の痛いスレ違いと、それを乗り越えての心の交流を描いた作品になります。

えーと、こちらですね、とにかく受けである蒼生が不憫なのです。
律の父親ですが、幼い子供達を小児性愛者に「商品」として売る、人身売買を行ってたんですね。
で、蒼生ですが、特別に手元に置かれて、屋敷を訪れる「客」相手の接待をやらされてきた。
また、大きくなって商品として需要が無くなると、屋敷で父親の世話をする役割を与えられた。

この後、父親が自殺し、蒼生を引き受ける事になったのが、攻めである律なんですね。

これ、萌え処ですが、やっぱり不憫な受けが報われると言う部分だと思うんですね。
蒼生は非常に健気な上に一途で、過去のとある出来事から、ただただ律に恩返しがしたい。
少しでも役に立ちたいと、そればかり願ってます。
二人は当初、かなりのスレ違いなのです。
それが、蒼生の一途でひたすら健気な行動が、律の頑なな心を溶かしてゆくー。
個人的に、こういうエピソードやストーリーは大好きです。
この部分はとても良かった。

ただこれ、もう好みの問題なんですけど、攻めがクズすぎー!
いや、そんな攻めの後半での変化が、萌え処だと分かっちゃいるのです。
分かっちゃいるけど、その後半での萌えでは巻き返せない、あまりの酷さ。
こう、娼婦であり、父親と性的な関係であったであろうと蒼生を嫌悪していて、ひどい侮蔑を向けるのですよ。
無能な人間だと頭からバカにして、そもそも人として最低限の礼節も向けないんですよ。
事ある毎に「娼婦」だの、蒼生が傷つく言葉をわざわざ言うんですよ。
もう、あまりに性格が悪すぎる。
てか、幼稚すぎる。
あの~、蒼生は明らかにお前の父親の被害者じゃん?
逆に息子として、誠心誠意謝って、彼が人生を取り戻せるよう尽くすべきなんじゃん?

えーと、ちゃんと律には律の事情がありと、蒼生に怒りを向けちゃう理由もあるのです。
あるけど、あまりに器がちっさ!
いやね、後半での彼の変化が、なんか手のひら返しにしか見えてこないのです。
これ、彼の態度の変化が急すぎるんですよ。
少しずつ少しずつ歩み寄るみたいな感じで、ここは丁寧に書いて欲しい。

あと、これ、受けの蒼生ですが。
あまりに自己卑下が過ぎて、なんかイラッと来ます。
自分の事をですね、やたら「僕なんかが・・・」的に言うのが、ちょっとウンザリしてくると言うか。
う~ん。
健気受けは好きですが、度を越した健気アピールが逆効果になっちゃうと言うか。

あと、あれもこれもと申し訳ないんですけど、色々詰めが甘いです。
律の共同経営者である人物の顛末といい、ラストのご都合主義的展開といい。
共同経営者なんて、信頼しあう仲間だったはずなのに、なんか変わり過ぎですよ。
昔から一緒にやってきて分かりあえる仲間だった男が、そんな行動をとるかと違和感がありますよ。

う~ん・・・。
萌え処もしっかりあるため、決して面白くない作品では無いんですけど。
もう少し心情の変化なんかを丁寧に書いてもらうか、ここまでの急な変化なら攻めザマァみたいな変わらざるを得ないエピソードを入れて貰えると、納得しやすいんですけど。

ただ、健気不憫受けが報われるお話が好きで、クズ攻めがそんな受けにほだされるのがお好きなら、萌える作品だと思います。
あと、タイトルとか作品全体の空気感とかも、センスを感じさせて素敵だと思います。

11

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