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表題作俺がニールって言ってんだろ!

晴田琉偉星(ルイス)、ホスト、26歳、Dom
雨瀧伊織、 シニアコンサルタント、31歳、Sub

あらすじ

〈支配〉したいドムとされたいサブ、彼らの欲求はプレイすることでしか満たされない。人気ホストでドムのルイスは恩人に頼まれ、プレイできなくて困っているというサブ・伊織の相手をすることに。だが見るからにエリートの伊織は「格下の相手には従えない」とルイスの命令をしれっと拒否した。プライドが傷だらけのルイスは、伊織に自分が尊敬に値する男だと認めさせるためあれこれ頑張るが……。

作品情報

作品名
俺がニールって言ってんだろ!
著者
片岡 
イラスト
伊東七つ生 
媒体
小説
出版社
心交社
発売日
電子発売日
ISBN
9784778136284
4.3

(31)

(17)

萌々

(9)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
136
評価数
31
平均
4.3 / 5
神率
54.8%

レビュー投稿数10

コマンドには発音も大事なの

すごく面白かったです!
DomSub色がここ最近の作品としては色濃く、これぞDomSubっていう王道テイストを感じました。そこに奥深い背景が加わって、非常に見応えある内容に仕上がっています。

最上級のプレイ、そして最低級のプレイシーンが描かれていることで、DomとSubに必要な絶対的な信頼関係を実感できるストーリー構成がめちゃくちゃ良い。プレイシーンに重ねられた過去のトラウマと暗い人間関係が、この作品に深みを出しているように思いました。


「俺がニールって言ってんだろ!」のタイトルだけ見ると語気強めで荒っぽいDomを想像しがちですが、全然です。世話好きで真面目なホストのルイスが、コマンドが効きにくいSubの伊織に真摯に向き合っていく、優しいプレイが沁みるストーリーです。
2人の出会いは最悪だけど、面白いアプローチから始まります。笑っちゃいます^ ^


ホストのルイスは副業としてSubとプレイをするDomで、しかも高額のプレイ料金をとる人気Dom。どのDomともプレイがうまくいかないSubの伊織がやってきます。
ルイスとしては自信満々でこれまでのSub同様に気持ちよくさせようとしますが、伊織はルイスのコマンドがあまり効きいてない様子…。特に"ニール"から先には進めず伊織がルイスの前に跪くことは叶いません。

困惑したルイスが伊織に言われた言葉は、
"ニール"の発音が悪くて…
(は…発音て。めちゃ笑いましたー)

Domとしてのプライドが打ち砕かれたルイスはですね、悔しくてコマンドの発音を良くしようと英会話の勉強したりするんですよ〜…。(めちゃくちゃ頑張り屋で良い奴!)
伊織のことを見捨てず、どうにかプレイを成立させたいとあれこれ世話をしたり、プレイも無理なく少しずつ進めたりと徐々に2人の間には信頼関係が出来てきます。
ルイスは本職がホストなだけに、話を聞くのが上手いし、プレイも優しい…。決して無理にコマンドを使って服従させたりしません。見た目はチャラいけど、Subに対しては誠実過ぎるほど誠実な男です。

伊織にコマンドが効かない悲しいトラウマをそっと受け止め、安らぎと癒しと心の安定を与えてくれるルイスなんですが、彼にも暗い過去があって、それによって2人の最高な時間が失われていったのは酷く悲しい展開でした。

Domとして、Subとして割り切った関係が彼らにとって良かったのか良くなかったのか……色々と気付かされることにも繋がりますが、伊織の危機的状況によって自分の気持ちに気付けたのは、遅いよ〜!って感じ。
だけど、伊織奪還の時のルイスの必死な行動は拍手もんですね。ルイスの本気度が泥臭くてカッコよかった〜


この作品の見どころは、ギャップかなと思います。
スカしたホスト男は、世話焼きで真面目な頑張り屋。
隙のない堅物男は、実は素直で可愛い甘えん坊。

出会った頃の2人のよそいきの姿と素の姿とのギャップが良い味出しています。相手のことを知るうちに素の自分を曝け出し、次第に信頼関係も愛情も育てていく親密かつ甘い時間がとっても素敵でした。

コミカルなシーンあり、シリアスなシーンありで、笑ったりドキドキしたりハラハラしたりの感情変化に忙しかったですが、それだけの見せ場がある作品です。
読後感が最高で満足です。最後まで楽しかったです^ ^

7

コメディ仕立てのsubdomは読みやすい

いつもと違うコメディ仕立て、というので、購読。

★二人は、真逆な性格のサブとドム。

雨瀧伊織:31才  遊馬紹介できた指名客 
相性がいいドムと出会えず困っているサブ
真面目で 頭が良く プライドが高いエリート
落ち着きがあり 自分より劣る人物に支配されることを嫌う


晴田瑠偉星(源氏名もルイス):26才 
ホスト ベランメエ調 ドムの高額出張プレイヤー
「優秀で高人気のドム・プレイヤー」として過剰な自信がある
自分の容姿に自意識高いルイスは 実はトラウマ持ち。
初対面で伊織が自慢のルイスの容貌に無反応なのが面白くない
伊織から見ると・・・下品でギラギラな「俺様」


・結末部、いつの間にかルイスが伊織にゾッコン 

2

「お前と出会えて良かった」

片岡先生のドムサブとても良かったです。

人気ホストのドム、ルイスは恩人の依頼でプレイができなくて生活に支障が出ているサブの伊織の相手をすることになり……。
伊織は父親からの過去のトラウマがあり、でも徐々にルイスに心を許していく様子がとても良かった。のですが、一筋縄ではいかず。ルイスはお金のやり取りのない愛情へのトラウマを持っており、拒絶してしまい伊織を傷つけてしまうところからのひっしさが良かったです。改心攻めがとても好きなので。
片岡先生の苦しくて切ない描写も大好きですが、今回はそれに加えてラブコメとのことで後半のご報告回でのやり取りにはクスリとさせてもらいました。
にしても発売日に紙で買っていたのですが、温めすぎました……。
とても良かったので新刊のうちに読めたら良かったなと後悔しております。

2

一見チグハグな2人だけど…♡

2人の初めてのプレイに笑ってしまいました。チャラついてる強気ホストのDomルイスと真面目な完璧サラリーマンでサブの伊織。2人らしいやり取りだけどその裏には過酷な生い立ちが。
ルイスとしてはドムとしてのプライドゆえだけど、少しづつ寄り添い解り合っていくのが伊織には何より嬉しかったと思う。子供のような表情を見せる伊織が可愛かった。
やっと出会えた信頼できる人に恋するのは当然。だけどルイスにも苦い過去が。ルイスが自分を守るのも当然で責められない。けど伊織を思うと苦しくて。サブゆえにプレイは必要で、よりによってサイコパスに捕まるとは…。しげき
ルイスが伊織を見つけてくれて良かった!ルイスの告白は不器用だけど想いがこもっていて感涙。心から信頼し愛し合える人に出会えて良かった。互いが大好きなのが伝わってきて幸せな気持ちになりました。

2

ほぼ攻め視点(三人称)なのに、全然白けない!この作品に出会えてよかった!!!

攻め寄りの三人称をメインに、ストーリーが展開されます。
ドムサブということもあり、「攻めの心情が見えた途端に、一気に白けちゃうのでは……」と思いつつ、さすが片岡先生でございました。私の要らぬ不安は、ページを開いて数分で払拭されました!

タイトルのとおりです。俺がニールって言ってるんです。ニールって言ってんのに、受けは突っ立ったまま冷めた表情で攻めを見ている。もう面白い。
ルックと言えばかろうじて目は合うものの、何か違う。もっとこう、普通トロンとすんじゃん……的な感じで戸惑う攻め。受けにも色々と事情があるわけですが、攻めは言われてしまいます。「ニールの発音が悪い」と(笑)

ここからがもう、ひたすら攻めが愛しくて。オレ様タイプではあるのですが、天才肌ではなく努力型。行きつけのバーで自作の英単語帳広げて、英会話も始めちゃってる。その後も何度もプレイを重ねるものの、やはりニールは利かない。攻めの発音だけがどんどん上達していきます(笑)
受けがそれを褒めると、素直に喜んじゃう攻め。か、可愛すぎる……!!!

受けはお堅いエリート眼鏡、なのですが、こちらもギャップで唐突に萌えさせてきます。淡々としているようで、実はものすっっっごく子どもっぽい。わがまま、とかいうよりは、純粋というのでしょうか。実は感情豊かで、プレイができるようになってくると、なかなかに……淫らです。最高。

印象的なシーンを挙げればキリがないくらい、たくさん笑ってたくさんハラハラして、たくさん萌えました。めちゃめちゃ派手な出来事が起きているわけではないのですが、それぞれのシーンでキャラが立っていて、読み進めるごとにどんどんキャラが好きになります。

文体もテンポが良くて読みやすく、難しい表現も出てこないので、漫画派の方たちにもぜひ読んでいただきたい一冊です。サブキャラも出てきますが、とにかくみんなキャラが立っていたり通称がユニークだったりするので、まず混同しませんよ!

挿絵もドキドキしたりほっこりしたり(料理シーンのイラストは、萌えつつも声を出して笑いました)、すごく素敵でした。元気が出る作品をお探しの方、ぜひ!!!!!

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