てんてん
suki mo tsumoreba koi to naru
本品は『好きも積もれば恋となる』のコミコミ特典小冊子です。
本編後、2人が横浜のホテルから自宅に帰ってきた日のお話で、
前半が清史郎視点、後半が継海視点で展開します。
ニセ同棲とお試しのお付き合いを経て、清史郎はついに継海と疑う
余地のない恋人同士になります。
今朝横浜からの帰りの電車の中で継海が「ぜんぶいつもと違って
見える」と言っていたように清史郎にはこの部屋の景色までもが
違って見えました。
横浜から帰宅後、正式に始まる同棲生活を祝してシャンパンで乾杯
し、互いの家族の事や大学時代の事、これから先の事、いろんな話
をして、食べて、飲みました。継海はもう自分の恋人なのだと思う
と今まで口に出せなかった話題にもふれる事ができました。
そして今、清史郎と入れ替わりで、継海がお風呂に入っています。
普段より早い時間です。長い夜の始まりを思いながら、清史郎は
キッチンの壁の「同棲TODOリスト」を眺めて不敵に微笑みます。
これからはこんなリストがなくても継海に堂々と触り放題です♡
清史郎はここには張られていない「裏リスト」を保存している
スマホのアプリを立ち上げます。今後はこっちのリストが必要に
なりますが、手札をだす順番を見誤ってはなりません。
鼻の奥がつーんとするほど清史郎はひとりで盛大に興奮して理性
の限界を突破しそうだです。するとバスルームのほうで音がして
継海が出てくる気配に慌ててスマホをスリーブして・・・
A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)2段組12頁のボリューム
で、自宅に戻っての情事にそれぞれがドキドキするお話です♪
清史郎は風呂上がりに飲むためのどょうおんの水を用意して、
精神統一の深呼吸をします(笑)
一方の継海はばらばらに風呂に入る意味を考え、清史郎が入浴し
ている間にネット検索していろいろと調べ、物理的にも心理的に
も「受け入れる側の準備」をしました。
今頃清史郎はめっちゃやる気に満ちて「裏リスト」の項目のどれ
から遂行しようか算段しているはずですが、継海もただやられっ
ぱなしでいるつもりはありません。
受け身だとできる事が少ないけれど、清史郎が慌てるくらい翻弄
したいと思っています。露骨な言葉を口にするとか、対面座位と
か騎乗位になったらエロく腰を振るとか!? でもどうやって!?
バスタブのへりに両手をついてシミュレーションしてみますが、
なかなか難しく、誰に見られているわけでもなくてもひとりで
何をやっているのかと虚しいやら恥ずかしいやらでワタワタして
しまいます。
そして身体を整えた継海はベッドで清史郎の提案を聞いて、びっ
くりするや呆れるやらしつつも、清史郎いわくの継海の好きな、
イキやすい体位を知るべくメジャーな体位に挑戦する
・・・という自宅での初めてな夜に向けてのそれぞれの前準備という
か、ドキドキが描かれたSSでした (^O^)/
読者的には寸止めされた感じですが、お互いに対してドキドキし
つつ、シミュレーションする2人が面白かったです。
今回の特典は3種出ていますが、フェア店舗は単独ですが、本品の
前段がアマゾン特典のSSです。本編→アマゾン→コミコミな流れ
で、続けて読むと絡んでいるのがよくわかる感じでした。
こういうのがあると色々特典が欲しくなるのですよね (>_<)
※他店舗特典(レビュー済)
アマゾン特典は横浜からの帰路のお話、
フェア店特典は清史郎の同棲準備購入リストのお話です。
本編終了後のお話。
内緒の裏リスト清史郎verと、継海verがそれぞれの視点から書かれています。
裏リストの詳細は出ていないのですが
どれから出すべきか…と悩んでいる清史郎が可愛くて笑えました。
どう駆け引きするか考えている清史郎に
両思いになっても欲と言うのは尽きないものなんだなぁとしみじみ思いました。
そしてまさかの継海まで裏リストがあるとは…!
なんか微笑ましい二人なんですよね。
ほんと両思いになってよかったなぁ…。
欲を言うと二人の裏リストを見てみたかったです(*´▽`*)