竜人の王族×砂漠の男娼の、身体からはじまる溺愛子育てラブ!

熱中症 竜の愛した砂漠の男娼

necchuusho ryu no aishita sabaku no dansho

熱中症 竜の愛した砂漠の男娼
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×25
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
25
評価数
6
平均
4.2 / 5
神率
16.7%
著者
時田爽子 

作家さんの新作発表
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イラスト
二駒レイム 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
ルビー文庫:D
発売日
価格
ISBN

あらすじ

砂漠の国の男娼・ゼンは、炎天下のなか無防備に歩く北国の王族・オイヴァと客と男娼の関係で出会う。
男娼になって日の浅いゼンは、オイヴァから施される丁寧な愛撫に戸惑うが、翌朝になるとオイヴァは大金を残して去ってしまっていた。しかしその後、ゼンの妊娠が発覚する。どうやら北国の王族は竜人で、男でも妊娠させることができるらしい。娼館から厄介払いされたゼンはオイヴァを訪ねるが、オイヴァは子供もゼンも一緒に暮らせばいいと、ただ一度肌を合わせただけのゼンを生涯の伴侶として迎え入れ……?

表題作熱中症 竜の愛した砂漠の男娼

オイヴァ、北の国・カンガサラの王族で竜人
ゼン、砂漠の国の男娼

その他の収録作品

  • 番外編 竜の季節
  • 番外編 少年竜の季節
  • 番外編 リュカとゼンのかくれんぼ
  • あとがき

レビュー投稿数1

命が続く意味

電子限定で、小説投稿サイトで掲載されてた作品を書籍化したものになります。

で、こちら、竜人×砂漠の男娼+妊娠・出産ものと、題材だけみると奇抜なんですけど。
実は地に足がついた、とても実直な作品だと思います。

灼熱の砂漠で客と男娼として出会った二人が、冬を越して暖かい春を迎え、子供が誕生する。
恵みの秋を経て、全てを包み込む冬をまた迎える。
そんな季節の移ろいと共に、喜びや悲しみを優しく綴ってゆく。

攻めがですね、とにかく溺愛系で、受け以外どうでもいい感じなんですよね。
また、主役二人の過去と言うのが、それぞれ結構重い。
なのに、読んでいて受ける印象は、ひたすら穏やかであたたかいと言った所なんですよね。
心にしみじみ沁みる系と言いますか。
個人的には、すごく好きな作品でしたよ。

ザックリした内容です。
砂漠の国で男娼をしているゼン。
炎天下の中、無防備に歩く男・オイヴァを客にしますが、彼の男娼に対する態度とは思えない、優しく情熱的な愛撫にとろかされます。
その後、ゼンに大金を残し、国に帰って行ったオイヴァ。
しばらくすると、ゼンは妊娠してる事が分かりー・・・と言うものです。

で、実はオイヴァは北の国・カンガサラの王族で、竜人である彼は男でも妊娠させる事が出来たんですね。
妊娠した事で男娼を辞めざるを得なかったゼン。
彼がオイヴァを訪ねてカンガサラまで訪れると、一緒に暮らそうと迎え入れられると言った流れ。

えーと、こちら、どこかおとぎ話風でもありまして。
実は竜人の特性として、伴侶に対して強く執着するし深い愛情を持つんですね。
オイヴァがゼンを男娼として抱いた時、彼は本能の部分でゼンを伴侶として選んだ。
その為、守護となる自身の鱗を持たせた。

で、孕んで自分の元を訪れたゼンに、共に暮らそうと告げる。

こちら、この二人の出逢い編を最初として、他4話+番外編が3話で語られます。
1話毎に完結する形で、それぞれが春、夏、秋、冬と続く。
子供の誕生に、子育て。
親兄弟との和解に、過去からの解放。

これが、優しいトーンで語られる。

いやね、オイヴァと言うのはかなりの溺愛系なんですよ。
もうそれこそ、ゼンを箱の中に入れて大事にしまっておきたいタイプと言いますか。
ゼンが木苺を摘みに行けば、トゲで手を傷つけてはいまいかと心配で仕方ないみたいな。
その、全てを傾ける愛し方と言うのは、ちょっと危ういと感じちゃうくらい。

で、そんなオイヴァを、甘やかすように受け止めるゼン。

いや、これ、受けの方がずっとたくましいし、精神的に強いと思うんですよね。
二人が二人とも痛々しい過去を持っていて、でもゼンは真っ直ぐに「生きる」事に向き合ってきた。
そう、生まれてきた意味なんて関係なく、ただ命があるから生きる。
そんなゼンの姿が、オイヴァにとって救いになってるんだろうなぁと。
こういう関係、個人的にとても好きなんですよね。


そもそも一人で置いて国に帰るなよとか、妊婦を旅させるなよとか、細かい部分で引っ掛かる方はやめておかれた方が無難だと思うんですけど。
元々は短編で、あとから続編が出来たとの事で、後付けの設定なんかも微妙に矛盾してる気がするし。
あと、キリが悪いわけじゃ無いんですけど、終わり方が今一座りが悪いと言いますか、ハッキリしない気もするんですけど。
なんとなく、「あっ、終わり?」って感じで。

ただ、その引っ掛かる部分を考慮した上でも、個人的にはとても好みでツボな作品でした。
文章がスッキリしてて読みやすいのと、すごく心に残るフレーズが多い所も素敵でした。

4

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