Renta!限定版
僕と契約しませんか――?
ひとつの作品に二つの執着愛が描かれてました
可哀想なあさぎ(受け)が病気の妹を連れて毒親から逃げる途中、出会ったばかりの要(攻め)に救いの手を差し伸べられ、契約を結び、軟禁される。
初対面かと思いきや、実は同じ中学で要は当時からあさぎが好きだったという。
偶然だと思ってたらすべて仕組まれたもので、読んでいて脳内に表紙の要のニヤケ顔がちらつきます。
あさぎの幼馴染で親友の竹も登場しますが、竹のあさぎへの執着愛もまた最高です。中学校のときあさぎの一番になるため手段を選ばない感じが…笑
王道の展開でしょうか。
描写が特に好きです。そして何より好きなのは、周りは苦しかったりドロッドロなのに、あさぎは要に愛され、なにも知らず幸せそうに笑い、大きくて生活感のない家に暮らす。まさにタイトル通り。
シンプルな絵柄でとても読みやすくて、カモ先生の初コミックスのようですが完成度が高く、今後も注目していきたいです。
この作品、紙で購入したあと描き下ろしが読みたくて電子にも購入し、何度も読み返しました
要とあさぎが幸せになればいいと思いながら、竹に「活躍」してほしい気持ちも。
「続きはどこ!?」とそう叫びたくなるような一作です
学生時代から1人の友達にずっと執着してるお坊ちゃんがあの手この手で囲って契約、からの成就という流れ。
全編を通してほとんど受けが攻めと一緒にいて幸せそうなので可哀想感がそこまでなく、割とライトに読める執着モノだったかな〜と思います。
執着モノ・ヤンデレが好きなのでとっても良かったです。
途中の攻めバトルも最高に美味しい。2人のヤンデレ顔がとっても性癖に刺さりました。
そして何も知らないあさぎがとにかく可愛い。
ただ全部がバレたあとにあさぎがどんな選択をするのか?が見てみたかった……。
執着攻め好きにはぜひとも読んでもらいたい執着執着ド執着な作品。笑顔可愛い不幸な努力家の受けが拾われて囲われるわけですが、受けちゃんは執着されていることも腹黒い攻めの本質にも気づかずに絆されるわけですが、そこもまたいい…!親友の受けちゃんへの執着に、攻めがここぞとばかりにやり返すのも爽快です。やれやれもっとやれ。
攻めの黒い顔も汚れの知らぬ受けの無垢な笑顔もとても好きで、田中さんと話している過去のシーンの顔は本当に好きです。とにかくめっちゃ好みの作品。
某サイトでこちらの書籍が【荊の中の花(1)】と表記してありましたが、私的には多分1冊完結だと思っています。
しかし、しょっぱなからネタバレするなら1巻だと思ってもおかしくない終わり方です。
読み方によってはメリバですね。私の中ではハピエンですが♡
母親は不倫相手と出ていきそれからおかしくなった父親もいずれ出ていき、年の離れた体の弱い妹と二人で暮らしてきたあさぎ。
ある日仕事から帰ったら知らない男に妹が襲われかけてて殴ったところ相手は「父親に金は払ってる」と言い出す。その場にいた父親も悪びれもしない。
雪の中妹を抱え逃げるが行く当ても金もないあさぎは、昼間出会った大手飲料メーカー柊の御曹司・要に声を掛けられる。
要の手配で妹を入院させあさぎは要のマンションへ。
そこで今後の妹の治療費や学費の面倒を見る代わりにあさぎは誰とも連絡を取らず要のマンションに住み続けるという契約を持ちかける要。
あさぎの親友・竹内も入り乱れたどっろどろの執着愛です。
中学時代あさぎは要と仲良くなるも親友ポジションを死守したかった竹内によって陥れられ要はあさぎの信用を無くします。が、その後家庭の事情で柊に引き取られた要は転校し苗字も変わる。
その要が財力を手にして満を持してあさぎを手に入れるまでのストーリー。
もぉ終盤は要の策士っぷりのおさらいがぞっくぞくしちゃいました♡
あさぎは何も知らないまま絆されてハピエン状態です。
あさぎと話しているときの聖母のような要が、協力者の秘書や、正体に気づいた竹内の前で見せる表情が最高に悪者顔でたまりませんでした!!
最後に策士が笑って終わるドロドロっぷりがドツボでした!
攻め君が病んでます。執着心の塊だけど不憫な環境で生きてきた受け君への愛だけは本物。
受け君にだけは優しいし、彼のためになら受け君の妹にももちろん優しく接することはできる。
でも、そんな優しさとは裏腹に敵への復讐はちゃんとやり返す人。
ここまで病んでるのもそれなりの理由もあるし、皆さんが書かれてるように復讐のところはすごく面白かったです。
少しだけ、一気に絆されちゃうのが早かった受け君をもう少し絆される理由が欲しかったとかもっと復讐のあとがみたいとかが残ってて気になってます。
続き読みたいですけど、受け君が篭のなかとはいえ、幸せそうなので良かったです。
メリバかもしれないけど私としてはハッピーエンドかなと。萌×2でさせていただきました。