過去は荒れてた元ヤン執事、 毎晩ご主人様に愛されてます。

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ポーカーフェイスと百面相 ~半人前執事のおつとめレポート~

pokerface to hyakumensou

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表題作ポーカーフェイスと百面相 ~半人前執事のおつとめレポート~

篠宮朔久・18歳・篠宮家の次期当主
片瀬秋那・22歳・元ヤンキーの執事

その他の収録作品

  • 拝啓、親愛なる君へ(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下:イラスト・さく&あきのかみがたじじょう

あらすじ

天真爛漫で明るいマスターにいつも振り回されている。
カラダの関係だって本当は流されているだけ…なんて誤魔化せない。

ワケありな次期当主攻め × 傷を負ったバトラー受け

篠宮家の次期当主・朔久(さくひさ)に使える執事の秋那(あきな)。
かつて主人は荒れていた彼を救ってくれた。
それ以降ずっと側に置き、特別な愛情を注いでくれる。
過去からは考えられないような幸せな毎日。
しかしその平穏の裏には歪な事実が隠されていた。

主従の恋から、家族の確執、悲しい記憶まで――藤織 デビューコミックス。

作品情報

作品名
ポーカーフェイスと百面相 ~半人前執事のおつとめレポート~
著者
藤織 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
電子発売日
ISBN
9784865896046
3

(6)

(1)

萌々

(0)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
16
評価数
6
平均
3 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数4

刺さる人には刺さる!

初めてレビューさせていただくので色々ご容赦下さい。

絵がとてもキレイで読みやすかったです。何回もいったり来たりして時間をかけてじっくり読みました。設定としては主人と執事ということで私的にドンピシャで帯を見て即購入を決めましたが買って損はなかったです!

かなりシリアスな展開になるのですがとてもよく作り込まれていて思わず泣いてしまうところもありました。暗い過去を背負いながらお互いを想い合うのが切なかったです。

可愛い顔して迫る朔久とそれをなかなか素直に受け止められない秋那が本当にかわいくてニヤニヤしっぱなしでした。

迷っている方は是非読んでみてほしいです!

4

コミカルと思ったら意外とシリアス

作者さまのデビューコミックスだそうです。
元は読み切り作品だったとのことで、
確かに一話でちゃんと完結しています。
そこに後付けしていったのだと思うのですが、
設定が盛り盛りで一話の印象よりシリアスに仕上がっています。
ちょっと盛りすぎた印象は否めませんが、
それにしてはちゃんと纏まったと思います。
(エラそうですみません^^;) 


ワンコなご主人様×ネコのような従者

篠宮家の次期当主・朔久に使えるのは若き執事・秋那。
しかし、二人には身体の関係もあってーー…

初めは、単純な二人のラブストーリーです。
あくまでも、ご主人様の命令に従っているだけ……という、
素直じゃなくなかなか心を許さない秋那。
そんな秋那を優しさと包容力で包み込み愛する朔久。
この二人が心を通わせていくーー
ここでちゃんと完結していて、
格差がありながらも可愛いラブストーリーになっています^^


二話以降は、朔久の家庭事情・秋那のバックボーンが明かされていきます。
どちらも恵まれてはおらず、
そんなお互いを支えにして生きてきた二人です。
お互いに抱えるものが結構ハードで、
急にシリアスになったなという感じがしちゃいました( ̄▽ ̄;)

まぁ、そんな中にもコミカルな部分があったり、
私が本作の支えとなっていると感じた執事の神崎!
このおじさま執事がとても素敵な良き理解者でした。

突っ込みどころは多々あれど、
ありのまま自分らしく生きていこうとするハッピーエンドにはホッとしました。
よくここまで纏めたなと。
まだ絵もストーリーも荒いけど、今後の作品に期待します!

Hでは、意外にも秋那ネコ!
そこそこヤッてますが、綺麗でエロくはないです。



2

絵は可愛いのに、勿体ないのオンパレード

綺麗な表紙絵に惹かれて購入。初読み先生でしたが、表紙絵通り線が細くて好みの絵柄でした。ただ全体的に白すぎて若干見づらいです。ベタとかほとんどない。みんな髪が白いかトーン貼りなので、ボヤッとした印象に。もっとメリハリ付けたら、感じも変わるのになー、もったいない。

可愛いものが好きな次期当主・朔久に尽くす、元ヤン美人執事見習い・秋那。2人は従者という関係だけでなく、実は身体の関係もある。でもそれは恋愛じゃない、多感なお年頃の朔久の命令だから。そう秋那は考えている。けど朔久は秋那の心ごと欲しいと考えていてー…。

これだけ書くとめっちゃ面白そうですよね。年下ご主人様攻め×年上美人執事受け。最高のシチュエーション。私もそんなほのぼのしたイメージを考えて購入したのですが、何か違った。2話くらいまでは面白かったのに、朔久の兄が登場したくらいから、段々おかしくなってくる。実は兄と秋那はもともと関係があった。秋那は孤児院で虐待を受けていた。一時期、ウリもやっていた。朔久は好きで可愛くしていたわけじゃなくて、死産した双子の妹の代わりを演じていた。それを押し付けてくる母親は病気。

おいおいおい。萌要素全部ぶっ飛んだぞ。もともと読切だったものを連載にしたらしいので、その代償でしょうか。どんどん新しい設定をこじつけた割に、全部きちんと回収出来なくて、最後は無理くりハッピーエンドにした感がハンパない終わり方でした。しかもブラックな内容なのに、絵が白いから雰囲気湧かない。どれもが軽く見えてしまう。編集さんのミスですね。作家さんの絵にあった内容を考えてあげましょう。絵柄は可愛いのに、勿体ないのオンパレードでした。デビューコミックスだったらしいので、次回作に期待したいです。

0

読み切り部分は良かっただけに…

若き次期当主に拾われた元ヤンキー執事の主従BLです。

元々読み切りだった作品が連載になったということですが、
ほのぼのコミカルな1話から、シリアスで闇感強めの仄暗い展開になっています。
あらすじを読んでいたので、どう闇感のある展開になるのかを楽しみにしてました。
後半が捻りを効かせた構成ではありますが、
個人的にはズーンとしたまま、消化不良で終わったかな。

元ヤンキーの執事受け秋那が、鞭に打たれるせっかん部屋のある孤児院育ちという、
時代錯誤としか思えない設定にドン引き。
背中一面に消えない鞭打ち痕を持つ秋那(22)と、
少女のような容姿をした若き次期当主の朔久(18)も、実は闇の深い生育背景です。

14歳の時に誘拐されそうになった朔久が、秋那に偶然助けられ執事になった経緯ですが、
いつしか朔久に求められて身体の関係も持つ二人。
そして、海外から長男の由永(27)が帰国しますが、
由永は昔秋那が金でいいようにされていた相手だった。

この篠宮家の闇に巻き込まれている秋那という状態です。
朔久の双子さくらは死産で、それからおかしくなった母、母優先の父、
さくらの身代わりとして女扱いで育てられた朔久、そんな家族を拒絶し逃げた由永が帰国。

朔久が女さくらではなく、男 朔久として生きていけるようになるまでが描かれています。
鬼畜描写の由永ですが、拗れた兄としての想いが秋那を傷つける行動になっていて、
その辺りが在り来たりではないけれども、個人的にはナシかなと。

大切な人の為に本当の自分の姿で生きる決意をする朔久、
長い髪を自分で切って母に意思表明するシーンはステキですが、
母の反応に見てるこちらがキレるわ。
病気だけど母もおかしいと気づいていたとか、訳が解らないリアクション。
兄も実は弟想いな人だったとか、母も泣いて謝るとか、何読んでるんだろうって感じでした。

身を引く形で出て行った秋那が、ウリをしていた昔馴染みに抱かれるシーンも、
そんなシーンはいるんだろうか?
別の男に抱かれたことを知った朔久の反応もサラッとしてて、
色んな感覚がみんな少しバカになってる気がする作品でした。

読み切りだった1話だけ読後感がよかったので評価は中立。

ああいう孤児院設定はほんとやめて欲しい。
救われるハズの場所で更に地獄を見せるとか鬼畜すぎです。
背中に疵痕が欲しかったのであれば、他の方法を考えて下さい。

※紙本:修正はトーン描写に短冊。

2

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