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表題作恋に堕ちてもいいですか?

受様の双子の弟を構い倒している幼馴染・神栖彬
ある秘密を背中に抱える冷徹万能美人・白鞘香乃

あらすじ

名門青修学園の美人委員長・白鞘香之が好きなのは、風の郷高校に通う幼馴染みの神栖彬。
でも彬が溺愛しているのは、意地っぱりの香之ではなく、香之の双子の弟で天使のように可愛い志之なのだ。
幼い頃に遭遇したある不幸な事情から、どうしても彬に気持ちを告げられない香之は、せめて彬に抱いて欲しくて、「勝ったらカラダを自由にする」条件でいかさまポーカーを持ちかけ、決死の覚悟で彬を誘惑するけれど…!?剣道部エース×美貌の優等生の、甘く淫らなラブ・ゲーム。

作品情報

作品名
恋に堕ちてもいいですか?
著者
野々原綾瀬 
イラスト
せら 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044515027
2.8

(6)

(1)

萌々

(0)

(2)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
14
評価数
6
平均
2.8 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数5

せつないぃぃ!


香乃が好きな彬は、香乃の双子の弟・可愛い志乃が好き。
子供のころに遭遇した不運な事故により後遺症を負ってしまった香乃は、
彬に気持ちを告げることができなかった。

彬に触れてもらいたくて必死な香乃にウルウル(´;ω;`)

彬とのキスの後、香乃が「ご馳走様」って((´^ω^))ゥ,、ゥ,、
こっちがゴチソウサマなんですヾ(*´∀`*)ノキャッキャ

背中の傷をみせないように抱かれる香乃が
なんともせつない(´;ω;`)ブワッ

可愛い弟のため彬を諦めるところは涙です!
最後は2人の間の誤解も解けラブラブに☆-ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノイエーイ

弟・志乃と岸のカップルもよかった(´∀`*)ウフフ

思わず香乃に感情移入してしまう作品でした!
大好きな本の1冊(n‘∀‘)η

1

大好きな双子ネタ

双子と聞いたら、絶対に読んでみるというのが
セオリーなくらいに双子が大好きなので
このお話もオススメされた瞬間、双子!と飛び付きました。

よくある勘違いネタです。
昔事故にあって、それが原因で幼馴染み(攻め)と
距離を置くことになります。
気持ちを告げられないけれど、体だけは手にしようと
関係を持ちかけます。いかさまポーカーによって。
怪我を見られないように服を脱がないようにしているところが
とても切なくてたまりませんでした。
そんなことを知らない攻めは受けに酷い態度ばかり取り、
歩くのが遅いなどと言葉の暴力を投げ掛けます。
こういう途中酷い男な攻めは真実を知った瞬間に
ころっと態度を変えますが、そうなってほしくなくて
隠していた受けのことも考えてやれよ!と思います。

かわいそうで内に秘める受けが大好物なので
萌えさせていただきました。
攻めにばれるまで、ばれた直後のシーンは
何回読んでも胸がしめつけられそうになり、
でも、何度も読み返したくなる場面でもあります。

1

恋のライバルは双子の兄弟

攻・神栖彬(17) 風の郷高校県道部エース
受・白鞘香之(17) 青修学園 双子の兄

香之の双子の弟が志之、風の郷高校のバスケ部員です。

お隣さんで幼馴染の双子と彬。
子供の頃、交通事故で彬をかばった香之は背中に大怪我を負い、後遺症で運動が出来ません。
事故の時に志之も額にケガをしていたので、彬はシーツに隠れた香之の大怪我に気づかず、志之が自分を助けたのだと信じてしまいます。

以来、彬は志之を「一番大切」と言い切って四六時中側に居る。
志之のケガを知って大泣きした彬をこれ以上泣かせたくない、罪悪感を感じて欲しくないからと、自分のケガを隠し続けました。

高校生になっても彬と志之はべったり。
香之と彬にはほとんど接点が無い毎日です。

香之は彬を好きだけど、彬は志之が好き。
でも志之は部活の先輩・岸を好きらしい。

香之はちゃんと彬に「好き」って告白してるんです。
彬も香之に自分をスキだろう?と言わせてる。
なのに「志之が一番だから」と気持ちを受け入れようとしない…むかつくぞ~。

ポーカーの賭けで必死に彬を誘惑したり、志之になりかわって岸との間を裂こうとしたり。
必死な香之がいじらしいです。

最後はハッピーでしたが…どうも読後感が良くない。
読み返して私が満足できなかった理由がわかりました。

彬は香之の背中の傷を見て、助けたのは香之だと気づき「香之がスキだ」と告白しますが…それって、何か違う。
香之が避けたいと思っていた「罪悪感から好きになってもらいたくない」って最悪の状況なんですよね。
彬は事故は関係なく香之がスキだといってますが…説得力が無いんです。

香之の背中の傷に気づく前にちゃんと「香之が好き」と告白してたら納得できてのになぁ。

双子の間で揺れ動く攻。
健気で頑張っている受(双子)。
大好物なのにイマイチ楽しめなかったのは、攻の狡さが原因かなぁ。

0

ツッコミ所多過ぎー

えーと、色々ツッコミありすぎ。
幼い頃に、香之[受]は双子の志之、幼馴染みの彬と共に交通事故に合い、香之は彬を咄嗟に突き飛ばして庇い背中に後遺症の残る程の大怪我を、志之は額に怪我を負うんですが、駆け付けた彬は志之が自分を庇ったと勘違いして俺の為にとワンワン泣きますが、隣のベッドに居る見えない所に包帯のない香之はほったらかし。
まあ子供なので先に重傷そうに見える志之の方へ行ったとしても、その次に香之の状態も訪ねると思うんですけど、両方仲良しの幼馴染みなんだからさー。
まあ子供の頃なのでそれはいいとして、場面一転3人は高校生に。
背中の怪我を隠し続ける、香之は自分だけ別の高校へと通います。
ここでまた納得行かない事が。
背中の傷跡だけなら納得もいくんですが、香之は後遺症で激しい運動が出来ず体育実技を筆記に替えてもらっていてそれは学校内でも有名との記述があるんですよー。
志之と彬はそれぞれ部活運動で他校生の間でも有名らしいですが、香之自身はタイプは違えど目立つ存在で地味な訳じゃないんですね。
学校内で知れ渡っててしかも志之とは一卵性双子で顔立ちはそっくり、彼らは練習試合で香之の高校に来てるのに耳に入らないのかなー。
それ以前に突然後遺症が出て来たって訳じゃなさそうなので、小学校も中学も同様だった筈だと思うんですが何故隠し通せたのか?
しかも家族で事故後もずっと一緒に暮らしてる双子兄弟の志之まで知らないってあまりに不自然過ぎないですか?
ちょっと長い距離を歩くのにも不自由な兄弟が居たら普通気付くでしょうし、親だって言うでしょ。
多少気付いてるっぽいとありますが、早く歩けない香之が少し遅れて付いてくるのに向かって彬がお前運動やらないからだよとか言ってるの横で平気で聞いてるってってのはせいぜい傷跡に気付いてるらしいだけっぽい。
これは設定頑張りすぎちゃったんじゃないかなー。
背中の傷跡だけなら通じてた話が、後遺症まで入れてしまった事で色々無理ありすぎ。
傷を見せたくないからエロの時はシャツは絶対脱がないっていうとこはいいのになー。
一応彬の母親は口止めされてたって最後にフォローありますが、でも志之は知ってる筈でしょー!
そして小・中学校の体育はどしてたの?
彬もなんか傷跡見た瞬間に手の平返しだし、もうちょっとそれまでに香之への想いの伏線シーンみたいなのがあったら納得もいくんですがそれも無いしなー。
レビューってよりもうツッコミの嵐ですが、ともかくそん位ツッコミまくりました。

傷跡だけにしておけば良かったのにっていうのが感想です。
せめて彬の心情がもっと納得いくものだったらまた違った感想になったかもしれないです。

0

ん?…んん?

主人公は眉目秀麗な高校生・香乃(受)。幼い頃、幼なじみの彬(攻)を交通事故から庇って背中に大きな傷を負い、あまり激しい運動はできないものの、その容姿と頭の良さから学校でも人気のクールビューティーです。彼には双子の弟・志之がいて、彬は自分の命の恩人を志之だと勘違いしたまま、三人は十数年の付き合いを続けています。今でも志之にべったりな彬と、自分とは違って快活な愛されキャラの志之を見るたび切なくなる香乃ですが、ある日、眠っている彬に思わずキスをしてしまって――…というお話でした。

この「眠っている彬に…」のくだりがこの作品の「転」に当たるのですが、このシーンから物語がなんだかおかしな方向に進んでしまった印象でした。

そもそも背中の傷のことを彬だけでなく志之にも隠し続けるって不可能だと思うし(事情で体育の授業を毎回お休みする生徒って結構目立つでしょう)、その点を含めて香乃の言動は破綻だらけなんですよね。二人の邪魔をしたくない…と言いつつ、ポーカーを口実に彬と肉体関係になろうなんておかしいでしょう。結果的には両片思いだったわけですが、それを知らない時点で、自分こそが二人の関係を壊そうとしているのに無茶な変装をしてまで岸に釘を刺すとか、意味が分かりません。お前が言うなよ…と思いました。

ポーカーのシーンが繰り返される演出も効果が謎でした。最初の一回はともかく、何度も同じようなシーンがあって回りくどいというか…一体今回のゲームは何のためにやってるんです? σ(・∀・) と思いながら読みました。

発想と設定の時点では切なさ満点のシナリオだったのでしょうが、肉付けしてみるとキャラクターの言動に無理が出てしまったなーという感じでした。

0

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