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表題作贋姫~プリンセスメイクビリーブ~

斯波由基(しばよしき) 詐欺師
間宮深里(まみやみさと) ホテル王の孫娘

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

詐欺グループの一員である由基の新しい仕事は、ホテル王の孫娘深里をターゲットとした結婚詐欺である。真っ白なワンピースが似合う可憐な深里は、見た目とは裏腹の少年っぽさを持つ不思議な少女だ。
まずは、体を手に入れようと深里を酔わせた由基だが、引き裂いたドレスから覗いた胸が男のものだったと知って驚かされる。女だと思っていた深里は、なんと自分と同じ男だったのだ!
結婚詐欺師×贋少女の恋の結末は-?
出版社より

作品情報

作品名
贋姫~プリンセスメイクビリーブ~
著者
鈴木あみ 
イラスト
俊成有人 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アクア文庫
発売日
ISBN
9784775507247
3

(4)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
11
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

シンプルに面白い。

内容には触れません。あらすじと情報だけでもう十分なくらいです。
これこそまさに『ネタバレ』しちゃいけない作品じゃないかと思うので。


個人的には、BLとしてではなくそれ以外のストーリーが面白いし好きなんです。正直、ラブ面はまったく好みじゃない。←鈴木さん自体が基本的にまったく合わない作家さんだし。

そういうわけで、こちらはBLに何よりも『ラブストーリー』としての側面を求める(ラブを最重要視する)私としては、かなりイレギュラーな作品には違いないですね。

特に、ラストがちょっと曖昧過ぎ。『余韻がある』ってことなのかもしれませんが、個人的にはこういうのはすごく苦手です。
あ、これは『ストーリーの結末が適当・いい加減』という意味ではなく、あくまでもラブ面で『ここで終わりか!?』って感じなんです。

まあ前述の通り、こちらに限っては『ラブは二の次』的読み方をしてるのでそこのところはあんまり気にならなかったんだけど、普段ならそれだけで問題外になっちゃう可能性大です、私の場合。

これ、続編あってもいいよな~とは思います。


当然ながら、純粋に『ミステリー・サスペンス』としては物足りないです。
ただ、私はBLに本格的なミステリー・サスペンスを期待して読んでるわけではないので、極端な話そのあたりは『風味』程度でも構わない。
そういう意味では十分楽しめました。


これは余談ですが・・・

今までに少なくとも数千冊のBL小説読んできて、他の方が『(受が)これならもう女の子でいいじゃん』『BLの必然性がない』と言われるような作品でも(見た目が女の子に間違われるくらい可愛くても、どんなに乙女思考でも)まったくそう思ったこともない、というかその発想自体が一切ない私が唯一『これ、女の子でいいよね・・・?』と感じた作品です。
その点でも個人的に例外なんですが、こちらについてはラブ『以外』に重点をおいて読んでしまっているからでしょうね。←決して『こんなのBLじゃねえ!くだらない!』ではない、念のため。


いや、でもホントに結構好きなんですよ。鈴木さん作品では個人的好みにおいて上位に入ります。『BL(ラブストーリー)として』ではないかもしれませんが。

そして、イラストがとても綺麗で可愛いです。
まあ、まったくBLらしくはないけど、この方の絵柄は結構好き。

0

あまあまサスペンスコメディ (*´Д`*)

借金のため「殺人以外は何でもやる」という契約にしばられた由基に下された仕事は、結婚詐欺だった。ターゲットはホテル王の孫娘。
由基は女好きのノンケなんですが、深里が男とわかった上で本気になっちゃいます。でも結婚(?)詐欺もしっかりやって宝石を貢がせたりしています。
深里のエッチのときの恥ずかしがり方とかやきもちの焼き方が、まるで女の子みたいにかわいい♪
そろそろ潮時というとき、5億円の絵画を贋作とすりかえるため二人で深里の恩人という画家の許を訪れると、制作費は5000万か深里の身体かと選択を迫られ。。。

まぁ、途中ぽろぽろ出てくる伏線っぽいので、もしや。。。?と先が読めてしまう部分もないわけじゃなかったけど、かわいいストーリーで面白かったです。
えっちはパーティ会場の隅っことか教会の祭壇でという以外は至ってノーマル。
続編ないのかなぁ このCPのラブラブもっと読みたいなぁ。

イラストもすんげーかわいいです (*´Д`*)ハァハァ

評価は神でも良いくらいだったんだけど、深里が女の子でも成立しそうな話だったので「萌」で。
性別受と誘い受にもチェック入れるべきだったかな。

2

ネタバレ禁止!

 ちょっとドキドキしました。
 まぁ、なんとなく結末は、途中であれ? と思ったときからわかっていたような気はしましたが。
 それでも、恋愛面がちゃんと面白かったので、そんなに不満はありません。

 最後のオチは、やっぱりっていう気持ちの方が大きかったと思いますが。
 嬉しいやっぱりの方が多かったので、納得。

 深里はかわいくて、怯えてだけのようにも見えましたが、もちろん、それだけではなくて……という感じですかね?
 あんまり言うと、ネタバレになっちゃうし、この小説はネタバレしない方が絶対に面白いので、ネタバレを見ないまま読むことをオススメします。

 この続きを知りたいような、このまま終わってほしいような……という辺りも、微妙なところ……。

 さくっと読む分には面白かったです。
 じんわりと味わって読む分にはちょっと物足りないかもしれませんが……。

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