アルファは月夜に愛を乞う~人狼オメガバース~

alpha wa tsukiyo ni ai wo kou

アルファは月夜に愛を乞う~人狼オメガバース~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×211
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
122
評価数
30
平均
4.1 / 5
神率
40%
著者
鈴木あみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784796412674

あらすじ

幼い頃に両親を亡くしたアデルは公爵家に引き取られ、
公爵家次男のジャレッドのお目付役となった。
傍にいるうちアデルはジャレッドを想うようになるが、恋心は勿論、
アルファである息子を案じた公爵の言い付けでオメガであることもジャレッドには秘密だった。
ある夜、放蕩ぶりを見かねてジャレッドを諫めると、
アデルが抱かせてくれるなら素行を改めると言われてしまう。
その夜から、愛のない刹那の関係と知りつつも、
アデルは好きな男に身を任せることになるが――。

表題作アルファは月夜に愛を乞う~人狼オメガバース~

ジャレッド、美貌で奔放な性格の伯爵・アルファ
アデル、ベータと偽るジャレッドのお目付け役・オメガ

その他の収録作品

  • アルファは月夜に愛しあう
  • あとがき

レビュー投稿数4

執着×絆され

アデルの了承を得ないまま項を噛んで番になり、無理やり孕まそうとする。とんでもなく執着攻め。
そして受けは絆されまくりでかわいい。

1

遠回りした初恋の成就

今回は王女の又従兄でアルファの伯爵と
ベータと偽るオメガの目付役のお話です。

2人の出会いからつがいなるまでと
王女の結婚式の日の短編を収録。

人には男女の性別に加えて
アルファ、ベータ、オメガという
3つの第二の性別があります。

第二の性は思春期の頃に発現しますが
人の大半はベータでアルファは極少数、
オメガは更に稀少な性となります。

アルファは一般的に
知力体力容姿ともに優れていますが
オメガはアルファとは正反対と言われ
発情期には強大なフェロモンで
アルファを誘惑する性です。

貴族にアルファやオメガが多いのは
獣人の子孫が形成した社会が
貴族社会に発展したためであり

アルファやオメガが発情すると
ミミやしっぽが発現する事から
獣人の血が濃く出るとアルファや
オメガになるのだと言われています。

また、発情期に交合すると
男性オメガでも子を産むことができ、
発情期にうなじを噛まれたオメガは
噛んだアルファのつがいとなりました。

受様の両親は相次いで亡くなり
受様は母の兄で叔父である公爵に
対面があるからと引き取りられますが
公爵は血統主義者で
受様を公爵家の者とは認めません。

幸いにも伯父の次男である攻様が
受様を気に入ったことから
受様は攻様の従者のような立場で
常に一緒に行動するようになります。

2人が12才になって行われた
第二性別の判定テストで
攻様はアルファ、受様はベータ
という判定が下されます。

しかし夜も更けた頃
受様は公爵に秘かに呼び出され
本当はオメガだと言われるのです!!

公爵は攻様が受様への執心により
万が一にも間違いが起こらないようにと
受様をベータだと偽ったのです。

攻様には王女の婚約者候補だった
アルファの兄がいたのですが
彼は下級貴族のオメガを妊娠させて
宮廷を追われていたのです。

攻様への恋心を自覚した受様は
アルファとの結婚も
つがいにもなれないベータとして
生きる事を迫られ

オメガという事実を隠しても
攻様の傍にいることはできるはずと
公爵の命に従う道を選びます。

そうして十数年が過ぎ、
攻様は又従妹である王女の婿候補として
遜色のない美丈夫となりますが
多くの浮名も流す男となります。

そんな攻様を止める事が受様の役目ですが
あまり上手くいったためしは有りません。

ついには王女の侍女である
伯爵夫人の娘にまで触手を伸ばした攻様を
諫めた受様に向かって

なんと攻様は
受様がかわりに抱かれるなら
今の素行を改めると言い出すのです。

たしかに女とかオメガを相手にすると
孕ませるかもしれないよな。
兄貴みたいになったらコトだし、
その点ベータの男なら心配はないものな?

受様は捌け口になるだけだからと
攻様の提案に乗るのですが・・・

受様は身体の秘密を隠し続けられるのか!?
そして攻様の言動の真意とは!?

大貴族の次男にして王族にも連なる攻様と
平民の血故に叔父に認められない受様の
両片思いを描いたオメガバースになります。

鈴木先生が得意とする獣人要素が
オメガバース設定に上手く盛り込まれていて
もふもふ好きには楽しいシーンが盛り沢山で
とても楽しく読めました♪

攻様は出会った時から受様を気に入っていて
自分のものにしたいと望みます。

自分がアルファで受様がオメガなら
運命のつがいとして一緒にいられると思ったのに
二次性別の結果で受様はベータと知らされます。

それでも攻様は受様を諦めきれず
(というか諦める気はさらさらなく(笑))
わざと女性問題を引き起こし
受様の身体を手に入れます。

生真面目な受様をまずは身体からでも
手に入れようとする攻様ですが
受様を狙うアルファ貴族が現れた事から
(受様が思いもよらないような)
強行手段に乗り出すのです (ӦvӦ。)

その結果、受様が大ピンチに!!

結果的にはそれもまた
頑なな受様の心を揺り動かす出来事となり

受様が自分の心に正直になり
攻様をつがいとして認めるまで

オメガバースとしての展開自体は
わりとオーソドックスなので
とても読みやすかったです。

攻様は受様の秘密に早くに気づいていて
受様を嫉妬させようともするのですが
受様が初心すぎるというか鈍すぎるので
全く通じず空回ってたり

強制的に発情期を迎えた受様が
攻様の衣服で巣作りしている姿に
攻様がときめいたりしているのが
MYツボでした (^-^)

発情するとミミと尻尾が出るという設定も
もふもふ好きにはたまらないと思います♡

今回はもふもふなオメガバースで
淡路水さん『狼獣人と恋するオメガ』は
いかがでしょうか。
こちらはもうすぐスピンオフが出ます。

8

両片思い

序盤からジャレッドがアデルの事が好きだろうって事が分かるのでやきもきはしませんでした。それよりもそれに気がつかないアデルに焦れったくなりました。
容姿に自信の無いアデル(実際には美形)は周りからの秋波にも鈍感なので、ジャレッドはどれだけやきもきしたんだろう…。
公爵に言われるままにβとして生きるアデル、ジャレッドはアデルを手に入れるために大人になって力をつけて行きます。
公爵の命令でアデルを見初めた他国の貴族の元へ行こうとしたアデルを、ジャレッドは用意周到に阻止するわけです。
アデルの生真面目さが裏目に出るので焦れったい。
最後に幸せそうで良かったです。

2

ファンタジーどころか中途半端なごった煮

2019年刊。
かなり辛口の羅列になるが…
自分は今まで何冊かオメガバースものを読んできたが、この話は好きになれない。
伯爵アルファ・ジャレットとお目付け役オメガ・アデルには始終いい印象が湧かなかった。

そもそも子供の頃のアデルがジャレットに向ける感情ってのは、8歳の頃から同じ屋根の下で暮らしている兄弟のような情じゃないのかい?
それが実は好きという感情をひた隠しにしてるって状況には首をかしげてしまった。
そこにジャレットの放蕩を止める為の手段という建前を持ち出して、ちゃっかり自身の快楽を満たしているようにしか感じられず、恋愛対象として向き合っているようには見えない。

極めつけはジャレット自身が、貴族としてもアルファとしても身勝手な攻めだった事だ。
アデルを我がものにする為にと、アデルにとって大事なオメガ抑制剤を隠し、旅の滞在先でも入手できないように買い占め、無理矢理発情させたうえでのセックス三昧で妊娠させようとした末に本人の合意なしに項を噛む…
って行為には心底うんざりした。

ちなみに今回の話は身分差にオメガバース、人狼化がミックスされているのだが、ファンタジー色に深みが出るどころか中途半端なごった煮になってしまっている。

元々オメガバース設定ってアルファ・ベータ・オメガのヒエラルキーが従来の身分差設定と被ると思うのだが。
まずアデルの母親とジャレットの母親が早世したってのが腑に落ちない。
アデルの母親は勿論、ジャレットの父親は選民意識がバリバリに強いから妻(ジャレットの母)もアルファの家柄かと思われるが、病弱なアルファって聞かないぞ。
アデルの母親が駆け落ちしたって過去も、相手の男性(アデルの父)とのバース性の相性だったのか他に惹かれての身分差だったのか定かでない。

あと、作者はケモ耳尻尾萌えの傾向が強いのかな?
アルファとオメガのヒート時に素津玄するものらしいけれど、コレは正直余分な設定だと思った。
物語内では女性のアルファ、オメガも居る訳だけど、彼女らがヒートを起こした場合もケモ耳尻尾が出現するの?

せめて設定は一番ベースになっている王族・貴族の身分差に絞ったほうが良かったんじゃないかな。
オメガバース、人狼化設定を掛け合わせたおかげで、余計な疑問や矛盾が頭の中で多々浮かんでしまった。

2

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