大切なのは遊にぃだけ

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表題作幼馴染アイロニー

咲坂凌,大学生
生垣遊太,大学院生

その他の収録作品

  • 荷ほどきの日

あらすじ

咲坂凌は、編入した大学で「遊にぃ」と慕っていた 年上の幼馴染・遊太と再会してしまった。
凌の思いも知らず、遊太は再び自分と仲良くしたいという。
高校時代、遊太への独占欲から彼の恋人を寝取り姿を消したというのに。

重すぎる愛ゆえに自らを遠ざけたい凌と、頑なに凌から離れない遊太。

そんな時、遊太に近づく新たな男が現れ…。

独占欲の塊×年上幼馴染再会ラブ。
描き下ろし付き。

作品情報

作品名
幼馴染アイロニー
著者
二須りぃ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
ISBN
9784832291355
3.6

(35)

(8)

萌々

(13)

(10)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
125
評価数
35
平均
3.6 / 5
神率
22.9%

レビュー投稿数8

天使のような笑顔でなかなか強かな受けちゃん

少し前の作品になりますね。
表紙の2人がとても美しいです!最近共依存BL?にはまってるというか、共依存関係が好きだから読んでしまうのかたまたま手に取ったBLが共依存関係の話だったのかよくわからなくなってしまいました。
こちらのお話も攻くんは無償の愛だと思ってるようですが、執着とか依存っぽい感じがします。
共依存ってあまり良い意味には使われないのですが、BLにおける共依存って萌しかなきですね!
お互いが何よりも大事で、あなたのためならなんでもしますみたいなかんじが、震えるほどよいです。
凌は、最初いけすかないやつだなと思ってました。遊太の彼女を寝とってそのまま姿消すとか、多分それは、嫉妬で自分のどうしようもない気持ちがわからなくなって姿消したとしても、はぁ?最悪だなとなったのですが
なんと偶然にも同じ大学に凌がはいってきて…
偶然がなかったら、凌はそのまま遊太を忘れるつもりだったんでしょうね。
遊太を傷つけないために、でも遊太は凌につきまとってきて話をしようとするのですが、クールかなんかしらんけどちゃんと話聞こうね
でもバイのクズ男くんをほこぼこにするとことか、クズ男くんの全てを調べあげて脅すとことか最高に良かったです。
でも実は1番ヤバいのは遊太ではないのかなと思ってしまうところがありまして
なんであんなになついて可愛いと思ってる凌に彼女を紹介したのかな?、嫉妬してほしいからかな?
そうやって自分に依存させたいのかな?攻くんが優位な立場っぽいけど実は天使のように可愛らしい純粋な受ちゃんに、無意識に手のひらで転がされてる攻くんが大好きなのでした。

0

幼馴染執着愛

歪んだ愛故に自分から遠ざけたい執着攻
vs
実は攻めに依存している、自分から離れられることを怖がる受

ひたすらこの構図の幼馴染でした!
話し合えば普通にお互い共依存なので解決したものが、すごく拗れてすれ違います。

幼馴染でお互いを大切にしていたふたりが、受けに彼女ができたことでとても拗れます。受けの彼女を攻めが寝とったようで...その後攻めは1度海外に逃亡します。数年後、帰国し、編入するのですが、、たまたま同じ大学で出会ってしまいます。そこから物語が始まります。

話し合えばいいじゃん!ってひたすら感じるすれ違い続ける2人にとてももだもだしました汗
攻めは、自分から受けを遠ざけようとする割には、受けの周りをバズバズ排除します。いっそ自分のものに正攻法でしてしまえばいいのでは...と思ってしまいました......が、それではきっとこの作品の良さが失われてしまいますね!

2

どろどろな執着

大好きな幼馴染の恋人と寝た凌は、遊にぃの前から姿を消すが、大学でまた再開をしてしまう。
他人のように冷たくあしらう凌に、なぜか遊太はつきまとってくる。「僕が怒ってる事当てられたら付きまとうのやめるよ」と遊太は言うが…

うーん、すごい執着でした!凌の執着は特にすごい…遊に近づくものを手段を選ばす裏で消していく様は顔が怖いのもあって若干ホラーちっくでもありました…
とはいえ、可愛い顔した遊太も結構病んでた。
本当にお互いへの執着心の拗らせが凄い。もっと素直に伝えていれば…というのも遅い話か…

そして遊太に無理やり手を出してしまった凌
どうなるのかと思いきや、なんと次の日にはお互いの思いが伝わり、両思いの優しいエッチへ…いやー1日でこんなにも関係が変わるのか!と思うほど最後は凌が別人のような柔らかい表情になってびっくり!

ハッピーエンドではあるけれど、これからもちょっとした事で嫉妬したりしてそうだなぁ…と思わずにはいられない2人でした。

1

幼馴染愛

幼馴染の凌と遊太。
幼い頃から凌は3つ年上の遊太を遊にぃと慕い、
仲良く過ごしていましたが、思春期の頃に凌が遊太の彼女を寝取り、遊太には何も告げずに凌は海外へと引越し疎遠になってしまいます。
そして時は経ち大学生、院生となったふたりは偶然にも再会。

関わらないよう冷たくあたる凌ですが、遊太はめげずに昔の凌のした事に対して彼女の件とは別で怒っているんだと食いついてきて…。

凌が遊太に近づく人間を排除しようとする姿は怖いです。はたから見ても、凌本人も歪んでいると感じるほど。

「俺に出会ったこと後悔して」

なんて…、心にこびりつくような言葉をかけて凌はまた遊太から離れようとするんですよね…

それを引き留めたのは2度と凌と離れたくないという遊太の執念。

どちらもどっぷりと深い共依存。
凌の方が重そうに見えるのですが、遊太も負けず劣らず凌への執着が根深く、光属性に見えて闇持ち。
澱むところまで澱んで行き着いた底には透明感すら感じます。
己の無害そうな容姿からそう見えないであろうことを利用しているところにまたぞわりとしました。

このふたり、それぞれ想いを吐露した時も「好き」という言葉は一切出てこなくて、その代わりに態度や表情でふたりでいるのが当たり前で、必然で、あるべきところに落ち着いて、もう絶対離れないという意思はすごく感じられました。

そして、ふたりがずっと一緒にいれば外部には被害が及ばないのでそこは安心できるなあ、と思いました(苦笑)

2

執着物って好物なんですが

幼馴染みの執着物って大好きなんです。
遊太を狙う男を凌が撃退する様子が、鬼気迫っていてとてもゾクゾクしました。


相手の事を調べ上げて叩き潰して行くのがとても面白かったんですが、一度きりだったのがとても残念でした。
しかもそんな自分を異常だと思っている時点で、凌はまともな人間だと思うのです。
実際に遊太から離れようとしていました。


どうせならもう一線超えて、サイコっぽくても面白かったかもしれません。


遊太も実は凌に執着してて、避けられてるのに凌の居場所をあちこち訪ねて回ってます。しかも学生課から凌の住所聞き出してたし。個人情報⁈って思いました。
遊太も本当の自分というものに引け目を感じているんです。ただ天然って事で遊太の方がタチが悪いと思いました。

似た物同士でお似合いの2人だったと思います。


とても綺麗な絵なんですが、遊太が寄り目がちになるのがとても気になりました。

2

うん、執着。

二須りぃ先生、初読みの作家さんでした。
絵が丁寧できれいだなぁと思います。

幼なじみの再会してからのお話ですが、なんだか初めは、とにかく攻めの凌が怖い。
格好良いんですが、何を考えているかわからない感じがします。

対する受けの遊太は、ほわほわ可愛めビジュアルだけならイメージは、ポメラニアンでしょうか。
でも、読み進めると凌だけじゃないんですね!色々、とらわれているのは。

さて、ビバ執着。
両執着な攻め受けでした…

なかなか、どちらかが執着しているのは有っても2人とも執着強めはないですよね。
幼なじみの2人ですから、共有してきた時間は長い。どちらも、無邪気に互いと過ごす事が居心地良かった子ども時代とは違う。

突然離れた期間を経てもなお、互いが一番で離れたくないし、離さない!
なかなかディープな2人でした。

もちろん、根底は恋心なんですよね。
身体も心も、溶けたいくらいなんだろうなぁ~と読みながら思ってしまう。

2人のセックスは、結構エロいです~!
電子で読んで修正は、有るんだけど、個人的に、なんと言うか睾丸の描き方がとっても、お上手!って思いました~
なんか躍動感有る。(躍動感有る袋揺れ萌え…)

2人がちゃんと恋人になってからは、穏やか。みていてほっとするんですね。

序盤の不穏さも、ちょっと引き摺りながら最後の執着怖いって感じも期待しましたが有りませんでした。

次はどんなCPを描かれるんだろうと、気になる作家さんになりました。

3

結局、二人の世界

凌(攻め)と幼馴染みの遊太(受け)は幼い頃から、他人から異常だと言われるくらいの関係性だった

お互いはそれが当たり前で、凌はこのことで遊太に対する自分の感情は、(アガペー)無償の愛のような感情だと子供時代に気付く、とっても聡い子です

ハッキリ相手に対する気持ちを自覚しているのは凌だけで、遊太は全く自覚していないので
思春期に遊太に彼女を紹介された凌は、彼女を寝取り、その直後に何も言わずに海外へと引越し、遊太の前から姿を消してしまいました

そして大学時代に偶然再会

遊太は何とか昔の関係性に戻りたいと、冷たくあしらう凌に対して一歩も引かない

遊太は、天然でぽわんとした性格で大学でゲイだという噂があるため、何かと狙われやすく、感情をかくしきれない凌は、あらゆる手段を使ってソノヤカラを排除します

まぁ~怖い怖い((゚Д゚ll)) 執着半端なし、でも遊太がうらやましいわ

読んでる途中は、遊太の意図が分からず混乱しましたが

最後には、遊太もなかなかのモンです
ある意味、凌と同じく重いし、芯があり覚悟がある

お互いが離れた時期があったことで、より相手を必要と感じる気持ちが倍増され、二人の世界で、二人だけのルールで、これからも、ぶれることのない強い絆を感じました
気持ちが通じ合ってからの凌がとってもよきなのですよ(≧∇≦)
遊にぃって呼んでるときの顔 萌える❤❤

エッチは少なめ、こんだけ執着同士なんだからぁ!と ツッコミたくなるぐらいノーマルだったのがとっても残念
もっとドエロでもよかったのでは ( ̄ロ ̄lll)

異常な関係性なんだけど、絵の綺麗さで不快感なく読めました

なんか、こうゆうの全然アリ(v^-゚)なんじゃないって思わせられる作品で、
とてもよかったです

りぃ先生素敵な作品ありがとうございます

4

独占欲はお好きですか?

初コミックスでしょうか?
とても絵がお上手で読みやすかったです。
本作は、幼なじみの再会ラブで、激しい愛執を描いた作品です。


幼なじみの凌と3つ上の遊太は、子どもの頃からいつも一緒。
ある日、遊太に彼女を紹介された凌は、遊太から彼女を寝取って姿を消してしまいーー…!

何よりも誰よりも大切な遊太への気持ちをアガペー(無償の愛)だと思っていた凌は、成長するにつれその愛がエロスであることに気付いてしまったんだと思います。
昔の寝取りも、遊太を間接的に抱いたというもの。
自分の気持ちをずっと恐れていた凌は遊太のそばを離れてしまうのですが、偶然にも大学で再会してーーと、ここを時系列バラバラに描いているのでグイっと引き込まれました。

時間が忘れさせてくれる気持ちが恋で、忘れようとする努力が必要な気持ちが愛である……と、聞いたことがあります。
これで考えると、凌の想いは間違いなく愛なのだと思います。
忘れたいのに、そこに無理やり関わってくる遊太……

私は、遊太の方が怖かったです。
遊太には裏表があると感じました。
表面上の穏やかな顔と、凌への愛執……
凌は本人が思っているより分かりやすく、情報を集めて遊太に手を出す男を追い詰める姿にはゾクゾクしました。
まさに番犬、セキュリティー!
この異常なほどの執着がイイ!!

でも、こんなに執着しているのに凌がすぐ遊太のそばを離れようとするところは、逃げに感じてしまいました。
近くにいないと守れないよ?
執着するなら、もっと束縛して離さない愛もみたかった。
告白も受け身だったのが一番残念でしたね。

エロはなかなか良かったです。
綺麗な絵が活きていて、修正も甘い(レンタ)
穴に入ってる構図……これ大丈夫ってほど丸見えでドキドキしました(゚∀゚)
でもノーマルセックスなんだよなぁー
欲を言えば、もっと言葉責めとか欲しかった。

執着攻めと思わせて、執着受けでもある作品です。
結局、ご主人様と番犬の名の通り、凌は遊太の手のひらで転がされていくんだろうなと思いました^^;
最後あっさり幸せカップルになってしまったので、ここまでやるならラストまでゾクゾクさせて欲しかった……
ただ、作品としてはとても面白かったです。

9

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