初恋こじらせてるんで、覚悟してくださいね

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表題作ノットフラット

多幡雄大,新人映像クリエイター
真波昭人,映像クリエイター

その他の収録作品

  • いつか伝える14106(描き下ろし)

あらすじ

「身体から絆されてください――」
映像ディレクターとして多忙を極める真波は、長い間色恋から遠ざかり、枯れた日々を送っていた。しかしある夜、馴染みのバーで若くて顔のいい雄大と出会い、酒と雰囲気に流されホテルへ…。一夜限りのつもりだった真波だが、後日入社希望の面談に訪れたのはあの夜関係を持った雄大だった。かねてより真波に憧れていたという雄大は、同僚以上の関係を強く求めてくる。この歳で面倒な恋愛はお断りと思っていたのに、自分を激しく欲しがる雄大に真波は拒むことができず――?

作品情報

作品名
ノットフラット
著者
国谷キノ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784796413770
3.7

(37)

(7)

萌々

(17)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
135
評価数
37
平均
3.7 / 5
神率
18.9%

レビュー投稿数6

年下イケメンと寂しげな憧れのひと

憧れのひととワンナイト⁉︎
激しくも誠実に愛を語る年下イケメンに、40代隠キャは流されて……

主人公はベテラン映像クリエイター・真波。
本人は恋に臆病なのに、新進気鋭の同じく映像クリエイターの多幡から憧れと恋心を寄せられて困り顔。
強く拒むこともできず、抱かれれば快楽も、また人肌に癒される部分もあるのでしょうね、関係性をはっきりさせず時々寝るような関係になります。

正直なところ、こういう展開のBLってまあまあよくあるパターンで、この後どういう流れでどういう展開になるのかはほぼほぼわかっちゃう。
ならつまんない話なのか、というと決してそんな事はなくて、まず絵柄が綺麗だし、攻めのイケメン度は高いし、真波の臆病さ、愛に踏み出そうとする心の揺れなども目の中や表情によく表されていて、非常に上手いと感じました。
5話構成で、その1話1話がアンソロ雑誌の「GUSH maniaEX」掲載のお題ありきの作品。
だから、1話1エロもきっちり入ってます。逆にこの2人にしては合わないようなプレイもあるかなぁ…特に最終話はお漏らしテーマです。
ワンナイトの出会い、すれ違い、波乱、恋の成就と流れは非常に順当。
読みやすく読後感も良いです。
萌x2寄りの「萌」で。

0

予期せぬソレ

◾︎八幡×真波(40代)
表紙からエロエロ作品なのかと思ったら、もちろんエッチシーンもしっかりありつつ働く男が恋をする作品でした。突飛さが薄くて、地に足ついた恋のやりとりがじわじわ描かれていて好き!

予想外に小スカがあって喜びで心が躍りました。ソレを売りにしていない作品で唐突にあると得した気分。何したって可愛いですよね。ポケベルでマウント取るところまで可愛いから。

萌〜萌2
電子限定おまけ◎ 八幡ってこういう人なの?そうだ、サーフィンが好きな陽キャ…推しとか言ってもオタク臭のしない陽キャ…強い

2

大人ならではの

映像ディレクターの真波は四十路という年齢のこともあり、恋愛に熱を上げることもなく、できればフラットにシンプルに過ごしたい。

仕事に忙殺されたまには、と訪れた行きつけのゲイバーで飲み過ぎてしまい居合わせた青年・雄大と一晩限りと身体を重ねるも、雄大は優秀な他社の映像クリエイターで真波に憧れていると言い、真波の会社に転職希望を出してきて…

フラットでいたいのに、あの一晩以降も分かりやすい熱をもって自分を求めてくる雄大を強く拒否することもできずに関係を続けてしまう真波。

大人ならではの臆病になってしまうかんじ。
真波の場合は過去の出来事がそれに拍車をかけていて、本人からしたら大きな傷なのかもしれないのですがだいぶと引きずって慎重になってしまっているなあ、という印象で雄大がぐいぐい押し押しいくのでもっといけ〜と思って読んでいました。
すれ違いはありましたが、想いは通じ、ひとりで考え込んでずっしりと沈んでしまう不器用過ぎる真波を年下だけど強引な雄大ががっしり包み込んで引っ張っていってあげて欲しいです。
これからはもうまさにノットフラットですね。

淡白そうに見えた真波が淫らに乱れるのはとってもセクシーでした〜。
真波のキャラ的にも作風的にもおもらしがあったのは意外でしたし、その後の真波の心情を考えるだけでなんかもうそわついてしまいました←

描き下ろしのポケベルネタ、わかってしまった自分がちょっと悲しかったです(笑)

2

丁寧な心情描写

本編(5話)は受け・真波視点、描き下ろし(6ページ)は攻め・多幡視点。
初っぱなの二人の交わりは全裸エッチです。なぜか印象に残っているので敢えて書きます 笑
映像クリエイターや映像ディレクターというクリエイティブなお仕事をする彼らのやり取りはロマンティックで気恥ずかしさすら覚えなくもないのですが・・・私はそこがとても好きです。

1話での多幡なんて言葉少なな上、感情もほぼ読み取れないのですが回を追うごとに少しずつ表情豊かになっていき必死さを隠さなくなる頃には彼の魅力はぐんと増します。
ここぞという時、落としにかかる攻めのセリフなんてクサいくらいが丁度いいと、応援したくなる年の差カップルのお話でした。

Renta修正→白短冊2本or3本(甘いと思います)

4

タイトル回収するのはえらいぞ!

よかったよー。という感想をみて読んでみることにしました。
一話目でわかりやすくタイトルのフラグ回収してくれているのにとても好感が持てました。
恋愛はしたくない真波とずっと憧れていた男と恋人になりたい多幡。
真波の恋愛したくない理由はもっと過去に何かあったのかと思ったんですけど、そんなに言うほどでもなく肩透かし食らった感はあるのですが、社会人になってから忙しい中でというのを考えればまあそうなのかなとも思えたので自分の中では納得しました。
多幡は真波に憧れて今の職目指したってことなので真波さんすきすきしててかわいかったです!
あと、おもらしプレイがありました。40代でおもらしさせられる方の気持ちになってください、多幡!いいぞ!!!

5

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