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aoi hitomi no bakemono
人間は異質なものを見ると怖れを抱いて排除しようとするのだろうか。
主人公は吸い込まれるような青の瞳をした青年。
寄り添う幼なじみは、髪を金色にした青年。
『ばけもの』と排除されがちで人生を諦めている感がある青年を、金髪の青年が寄り添いつつ、普通に過ごせるようにと研究をしていた。
あああ…とってもピュアなお話ありがとうございます!
特殊な設定(目を合わせると相手の過去も感情も読み取れる青年)ですが、BL的なお話としてはピュアでもう…なんか萌える(語彙消失)←
とある家系には時折『青瞳持ち』という能力のあるものが生まれる。
その者は一族に関連した島の端に住まわされている。
まあ…大学などには行っているので幽閉ではないんですが。
その彼たちのお世話をする家系もあって…そこに引き取られた幼なじみとの恋。
相手の気持ちは見えるのに
気持ちを信じられない…サトリの恋は切ない。
でも果てしなく素敵なハピエンでよかったです。
相手の目を見ると、心の中や過去が見える不思議な力を持ち、人と深く関わろうとしないタツミと、彼に思いを寄せる幼馴染の蛍のお話です。
神太麻家では、時折タツミのように青い瞳を持つ者が生まれるそう。
江戸から続くいわゆるシャーマンのような家系で、家のため「青瞳持ち」と呼ばれる能力者は管理され生きていたようです。
恐らく同じく何らかの力を持っていたであろう祖父は、タツミに力を持つ者ゆえに降りかかるであろう苦難の人生に悲観せず、人を愛し、一人で生きようとするなと言います。
そうは言っても、隠しておきたい本音や過去も全て見えてしまうことで、人との正常なコミュニケーションを取ることが困難なタツミ。
そんなタツミにとって、蛍は唯一の友人で、さらには自分を好きだと言う相手です。青瞳持ちの世話をする家業でもあるそう。
蛍は有名な科学者であり、タツミのために色々研究もしています。目を見ても脳内の情報が見えない眼鏡を作ったり。
そして虐待から助けてくれたタツミは蛍にとってはヒーローでもあります。
その想いをなかなか受け入れることができないタツミと、一途な蛍の物語。
あらすじをさらっと読んだ段階では、能力に苦しむ受けと、救い出す攻めかと思っていたのですが、クールでニヒルな攻めとわんこな受けでした。
読んでみると逆だとはとても自然なカップルで、蛍×タツミだろうとは全く思わず、内にこもる方は受けで、こじ開ける方が攻めというのはただの私の好みの問題でした。
とは言え、タツミが蛍の想いを受け入れ、それまで目を背けてきた誰かと生きることを選択し、社会に出て立派に生きる姿には感涙でした。