不真面目チャラい秀才イケメン×生真面目カタブツ優等生のかみ合わない凸凹スクールラブ

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表題作恋は異なもの困りもの

深町次郎,高校2年,チャラい秀才イケメン
武田伸一,高校2年,カタブツ優等生

同時収録作品さしのみ

(仮)西嶋,営業マン
(仮)藤,経理部の後輩

その他の収録作品

  • アイも変わらず(描き下ろし)

あらすじ

「好き」じゃない、「愛しちゃってる」んだ
不真面目チャラい秀才イケメン×生真面目カタブツ優等生のかみ合わない凸凹スクールラブ

生真面目優等生の武田は、ライバルの深町に突然熱烈告白される。
容姿・頭脳・運動神経全て兼ね備えた不真面目エリート・深町を敵視していた武田は、
執拗なアプローチを全力で拒否し続けていた。
ある夜、探偵の兄の手伝いをしている深町から猫探しに巻き込まれた武田。
それを機に、絶対に相容れないと思っていた深町の意外な一面が見えてきて…?

作品情報

作品名
恋は異なもの困りもの
著者
日月ニチカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784796414715
4.1

(40)

(16)

萌々

(14)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
162
評価数
40
平均
4.1 / 5
神率
40%

レビュー投稿数4

満足な一冊

表紙を見た感じでリーマンものかな?と思い試し読みしたところDKのお話しでした。
黒髪眼鏡の武田がフレッシャーに見えてしまったんです、すみません。
絵がシャープでスッキリとしていて、表紙の印象とは少し違うのですが読みやすい。

不真面目でチャラい深町×生真面目でカタブツな武田。
子供の頃から優秀だった武田は高校に入ってから深町に成績順位が敵わずに初の挫折を経験。
しかも授業態度がよくないくせになんでもそつなくこなす深町にまた腹が立つ。
そんな目の上のたんこぶの深町になぜか懐かれ告白までされて…。

学年1位2位という秀才系DKのわちゃわちゃで、深町の家庭環境から武田家で短期間同居をしたりと王道な展開もありつつ、自由な深町に武田が振り回されながら凸凹で噛み合わないふたりが距離を縮めていく過程が楽しいです。

同時収録の「さしのみ」、こちらもまたよかった。
西嶋と藤。
先輩後輩リーマンが花金に居酒屋で向かい合ってさしのみをする、というお話しなのですが、何気ない会話から変化していく関係性とか視線とか…、うまいんですよね。
短編ながら会話の駆け引きに惹き込まれました。

お話し運びや間の取り方、全体の雰囲気など個人的に好きなタイプで、表題作同時収録作共に直接的なエロなしでも読ませてもらえる満足な一冊でした。
ですが、えっちなシーンも見てみたいなというのが本音なので、作者様の次の作品を楽しみにしております。

4

ずっと傍で

授業中は寝ているのなぜか成績は優秀な深町。そんな彼をライバル視している武田とのお話でした。

学校でも塾でも一生懸命勉強しているのに、どんなに努力しても深町には勝つことができない武田は深町のことを苦々しく思いながらも、告白されたからといって優位に立つようなことはしないので、そういう部分にも彼の良さが表れていました。
そして子供みたいに目をキラキラさせていたかと思えばふと影のある表情を見せたり。そんな深町のくるくる変わる表情もとても印象的でした。

告白をきっかけにふたりの距離は近付くけれど。お互いの気持ち以外のところに障害があるのでハラハラしつつ、最後にはしっかり幸せなところに着地してくれるのが嬉しかったです。

1

DK同士&リーマン同士

2篇収録されています。

「恋は異なもの困りもの」

表題作はDKもの。ハイスペイケメンと真面目なガリ勉の凸凹ラブ。

密かにライバル視してて、絶対に太刀打ちできない相手から告白されたら…⁉︎

というお話です。武田のコンプレックスを抉ってくる深町は、セレブでイケメンで授業中は寝てるのに成績は学年トップ。努力して勉強しても追いつけない武田からしたら、深町からの唐突な好き好きアプローチは迷惑でしかないのに…

家庭の事情で家に帰れなくなった深町が、武田の家に泊まらせてもらうことになってから二人の距離が縮まります。武田の弟がブラコンっていう設定がいいよな〜笑

ノーテンキでギャーギャー武田を振り回す深町がクソ真面目な彼に惚れてしまったキッカケや、武田が少しずつ深町に心を動かされていくエピソードがほんと、ささやかな出来事だったりしてほっこりさせてもらいました。

これ、どちらが攻めでどちらが受けなのだろう。カバーイラストとか作中の感じだとどう考えても深町だよね…。逆でも面白そうだし、そこまで描かなくても十分に楽しめるDKものでした。


「さしのみ」

こちらの方がより好きかな。作者様の短編がとても好みで、ちょっとハラハラして切ない感じがこのお話にも出ていて。

職場の先輩後輩が飲みに行ってただ話をするだけのお話なんですが、グッとくる展開なんですよね。お疲れな後輩を飲みに誘った先輩は、後輩がなんとなく同性の同期に片思いしているのを知ります。そこから、「好き」という言葉なしに相手の出方だけで自分の気持ちを伝える先輩の心中がね、、察するだけですっごくドキドキが伝わるんですよね…。読んでいる方は、あ、もしかして先輩、後輩のこと好きなのかな?ってふと感じさせる見せ方がさりげなくて、キュンってする。

結末も意外性があって、短編ならではの醍醐味がありました。

描き下ろしは表題作二人の10年後くらい。「アイも変わらず」というタイトルも洒落てます。

日月先生の白目多めの絵柄が好きなんですが、つくづく描線細めの作画に惹かれがちだと…、、

個人的には切なさの分量マシマシなお話がぜひ読んでみたい作家様のお一人です。

0

子供の恋と大人の恋

2作品収録で、1作品目の高校同級生モノは親の事情に振り回され暗い子供に育つ設定になりがちなのに、明るい攻めが好感もてました。ツンデレの受けもデレ過ぎず、男気あるデレなのも好き。

2作品目はリーマンモノで1作品からガラッと変わりました。駆け引きを仕掛けてくる受けは最初の印象から変わって隠れビッチ?攻めも押せ押せっぽい印象から実はガチガチの純粋さん?人を試す構ってちゃんな感じの受けがちょっと苦手でした。攻めは好き。

1

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