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表題作歌舞伎町バッドトリップ

陽川泉輝
モデル
美山徹
ホスト,心を読む能力を持つ

その他の収録作品

  • 少しずつ慣れつつあります(描き下ろし)

あらすじ

目が合うたびに分かる泉輝さんが俺をどうしたいのか

ホストの美山 徹は“心が読める”能力と端正な顔立ちを武器に歌舞伎町でNO.1に上り詰めた。
もちろん“心が読める”ことは他人には秘密で。
さらに徹には“メンズモデル・陽川泉輝の熱狂的ファン”というもう一つの顔もあって――…
そんなある日、徹は泉輝と偶然出会う。天にも昇る心地の徹は、ほんの出来心で泉輝の心を覗いてしまう。
そこには縛られ、ぶたれ、弄ばれる自分の姿が!?

作品情報

作品名
歌舞伎町バッドトリップ
著者
汀えいじ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
発売日
ISBN
9784799748886
4.2

(720)

(406)

萌々

(177)

(83)

中立

(27)

趣味じゃない

(27)

レビュー数
69
得点
3014
評価数
720
平均
4.2 / 5
神率
56.4%

レビュー投稿数69

久しぶりに人におすすめしたい作品に出会えました!


人気モデルでサディストの泉輝(攻め)と泉輝の大ファンで人の心が読めちゃうホストの徹(受け)のお話です。

詳しいあらすじは割愛させていただきますね。

SMモノって聞くと、オラオラな攻めを思い浮かべる方も多いかと思いますが、泉輝くんは恵まれた容姿にも関わらず、まったくもってそういうタイプではありません。心の声ではそれっぽいことを言っていても、一番大事なのは徹の意思です。ここが何よりも純愛を感じて素敵だなと思いました。

逆に受けのホストくんはどうなのかと言われれば、こちらはめちゃくちゃ可愛いです。「好きな人の望むことがしたい」というめちゃくちゃ可愛い欲求でMの道を歩み始めるのですが、それでも即落ち!って感じではなくて、これはいける、これは苦手というものがあって、何度か回数を重ねていくうちにMっ気が開花されていきます。ここら辺も丁寧に描写されていて好きでした。

じゃあ純愛だからそこまでエッチじゃないのかと言われればめっちゃエッチです!!!!!!(大声)
実際の描写もエッチですが、攻めの脳内で考えられている攻め方が「ほ、ホンモノのSだ....」と......なります.......実際には徹の嫌がることは絶対しないのですが......

全てのバランスがとても良い上、ちゃんとSMモノだし、しっかり純愛モノなのでSMモノ入門にもめちゃくちゃいいと思います。読後の満足度がすごいです。おすすめです......

13

表情がたまらない

カバーイラストがとっても素敵で、特に表情が好みすぎて引き寄せられました。
読んでいて新鮮に感じたのは、受けの徹も攻めの泉輝も、男同士であるという事や、相手が自分に好意をもっているかどうかという事について悩まない所です。かなり最初のうちからお互いを好き合っているので、主題である(?)SMの部分に集中できました。
SM作品はあまり読んだ事がないですが、痛々しくて可哀想に感じるものは見ていられないので、泉輝と徹の関係は愛が感じられて良かったです。

攻めの泉輝は時折ゾクッとするほどサディスティックな表情を見せますが、同時に徹が望まない事はしない、徹が拒絶するならば自分の性癖を抑え込んでもいいという覚悟を持っています。
徹の事をよくジーッと観察していて、そんな泉輝が可愛いです。
徹が嫌がっていないか、ちゃんと感じているかをいつも確認しているところが健気で、読んでいて愛おしく感じました。
受けの徹はピュアで可愛くて、痛いのは苦手なのに泉輝の為にマゾになろうとするところが、こちらもかなり健気だなと思いました。
泉輝への好意がダダ漏れで、元気な可愛い系と思いきや、開発されるごとに表情がどんどん色っぽくなっていくのでたまらないです。
泉輝に虐められた後、キスしてほしがったり褒められたがる徹が超絶かわいいです。

徹がなぜ他人の思考を読めるのかについてや、お互いを恋愛対象として好きになったきっかけなどの説明はありませんが、そこはそんなに気になる事なく読めました。
お互い愛し合っているのはヒシヒシと伝わってくるので、相性が良かったのだろうなぁ、と思います。(心も体も)
乳首ピアスに対する泉輝の執念が最初から最後まですごいです。いつのまにか最後の方で貫通していましたが、少ししか見られず残念だったので、この2人の乳首ピアスに関するエピソードをもっと読みたいです!

12

知らなかったからこそ面白い

SM自体には特に興味をもったこともなく、むしろ痛いのはみてるの辛いから読むのはムリかなと避け気味でしたが、こちらの作品はそんなちょっと苦手の方こそ楽しめるのでは。

ちょっとだけネタバレですが、このお話の受け君は痛いのも喧嘩などの怖いのも苦手な人です。だからこそ面白いです。
SMへの考えもこれを読んで私も少しだけ変わったように思います。そして、余計に自分のBL沼を広げてしまったような気もします…。
SM=暴力的とかでなく、SMってなんだろうから受け君と攻め君の両方の見方、それぞれの感情移入して読むと楽しいですよ。
あまあまです。SMだけどあまあま。素敵です。

「秒でわかるBL」という配信を読んでから気になりすぎてついつい購入してしまいましたが買えて良かったです。

10

満足しました

目があえば心が読めるという能力を生かしてホストをしている徹(源氏名:みずき)は、モデルの陽川泉輝のファンで自分の源氏名にしてしまうほどなのですが、困っているところを助けて連絡先交換してお礼の食事に行ったら憧れの泉輝が徹を調教してるイメージを見てしまってあら大変。
でも、優しくて素敵な泉輝になら抱かれてもいいって思うのもわかるし、SMの世界に無理に徹を引っ張り込むのではなく、深入りしないよう忠告してから徹に選ばせるところとか、とにかく二人の間に愛が溢れているので読んでいてとても安心感がありました。痛みを伴うことをするだけがSMではないのだなと(SMモノ自体は得意ではないので詳しくなく、よく見る過激な感じのしかイメージがなかったです)
徹は心が読めるので関係性の主導権は常に徹側にあったのを、プレイによってその主導権を泉輝に渡すということで対等になれる不思議な関係性なのでバランスが取れてると感じるのかなと思いました。
プレイ中も、徹が本気で嫌なことはしない泉輝は徹のように心は読めなくても代わりにしっかりと徹のこと見ていますし、徹は泉輝の心を読むことでプレイの裏にある優しさや愛しさを知って嬉しそうにM開花していくのがとてもいい関係性だなと感じます。
帯のワードのどれかに惹かれるものがあればぜひ読んでいただきたいです。
私は読んで満足しました。おすすめできる作品だと思います。

8

愛のあるSMでした!

設定がちょっと特殊なお話です。
攻めは男性ファンも多い美形なモデル。
自身をSM用語で「ドミナント」支配する側の人と言っており、加虐心が強い性癖を持ってます。
受けはワンコ系ホスト。
目を見るだけで人の心が読めてしまう能力があり、その能力を活かしホストとして働いています。そして、攻めの熱狂的なファン。
特にマゾでは無く、逆に暴力的な事が苦手という設定です。

表紙の感じからして即エッチ突入のエロいSMプレイメインの話なのかなと思ってました。
しかし、自身の性癖に悩む攻めとそれを受け入れようと奮闘する受けの心情が細かに描かれていて少しずつ距離が縮まっていく過程に終始キュンキュンでした。まさに純愛ですね。

そして、受け側の心を読めてしまう能力もすごく上手く使われています。
受けはその能力のせいで初めから攻めが「ドミナント」であると分かっています。
初エッチの場面の攻めのセリフ「嫌なら今やめるから…続けてもいいですか?」に被せて心の声が「今すぐ手に入れて、支配したい」と受けにだだ漏れなんです…。それを全部分かってて受け入れちゃう場面が本当に健気で一生懸命で可愛いです。 
受けの同意の上でのSMプレイであり、本当に大事にしてるなーと分かるのでSM苦手な方も読めると思います。

後は、全体的に直接的なエロさというより表情とか仕草がどこと無くエロいなーと。
特に攻めの表情がなんとも言えない…!
中性的で美形な顔で笑うとめちゃめちゃ可愛いんですけど、一転して受けを支配してる時のドSさが本当にかっこエロいです。

長々と失礼しました!
汀えいじさん今後の作品も注目したいです。

8

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