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表題作嫉妬は愛を曇らせる

桐野栞鳳,22歳,音大生
高瀬茎,音大生で桐野の後輩

その他の収録作品

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あらすじ

自分の才能に限界を感じる桐野は、目障りな後輩に懐かれイラついていた。
天真爛漫で誰からも愛され、才能を開花させていく高瀬。そんな後輩が、かけらも迷いなく「先輩が僕のすべて」だという…。
高瀬の言葉を信用できない桐野は憧れにつけこみ、困らせて遊んでやる…そんな気持ちを抱いてしまった。そばにいると目も合わせられず、仔犬のように期待に震える高瀬。いいなりな高瀬の好意にうぬぼれ、依存していく桐野だが――…!?

作品情報

作品名
嫉妬は愛を曇らせる
著者
汀えいじ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526102
3.5

(163)

(38)

萌々

(52)

(39)

中立

(25)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
23
得点
540
評価数
163
平均
3.5 / 5
神率
23.3%

レビュー投稿数23

あーーーーー!!!!!!

あーーーー大好き!!!!とにかく大好き!!
わたしなよなよ系嫌いなんですけど人格形成されてるっていうか信念貫いてるこの受け大好きだわ。
この攻めと受けって逆転されやすい設定?だけどそう!!まじでこういうの求めてた!!
表紙で分かると思うけど落ちぶれた天才が攻めなんですね大好きです。
前作と攻め似てる?ってなったけど最初だけで気のせいだった。気にならない。というかこの2人のかぷがまじで大好きすぎるのでぜひ読んで、いやもう人気にならないで欲しい隠しておきたい(おい)

7

作者買い

歌舞伎町バッドトリップで大ハマりした汀えいじ先生、今回も大期待で読みました。
タイトルに嫉妬とついてるようにお話通して薄暗い雰囲気で、終盤まで二人とも心中していくような感じでしたが素晴らしかったです。

5

痛い話かとおもいきや

『歌舞伎町バッドトリップ』で鮮烈なデビューを飾った汀さんの新刊。
前作は結構激しいシーンもあったりしたので今作品も痛めのお話かな?と思いつつ手に取りました。






音大でピアノを専攻している桐野は子どものころから神童と呼ばれ期待されていた青年。が、最近はコンクールに出ても結果が残せず、練習にも身が入らず、先生からも、友人や後輩たちからも一歩距離を置かれている。

練習もせず遊び歩いている桐野のもとに、一人の後輩がやってくる。自分に憧れてピアノを始めたというその好青年・高瀬を、半ば八つ当たりのように組み敷く桐野だったが―。

というお話。

桐野がピアノを始めたきっかけ、そして今現在、ピアノから距離をおこうと思っている理由。その辺りがきちんと描かれていて、序盤嫌な奴として描かれている「桐野」という青年の中身がぐっと読者に迫ってくる。

桐野の過去、そして高瀬が桐野に憧れピアノの才能を開花していく様。
んー、王道って言うんですかね、既視感のあるストーリー展開ではあるんです。

が、タイトルにもついている「嫉妬」の意味。
そこが他の作品とは一線を画す、そんな作品だったように思います。

桐野自身の才能の欠如、彼が失った大切な人。
それを高瀬という男の子は難なく手に入れ、いかんなく発揮している。高瀬の持つ才能や人間性に、桐野は嫉妬し、そして複雑な感情を育てていったのかなー、と。そう、私は思いました。

ちるちるさんの作家インタビューで汀さんが答えていらっしゃいますが、これ、桐野がもっと腹黒くダークな人物であったならこの作品の孕むイメージもまたもっとどす黒かっただろうな。それも面白いというか、汀さん作品、と聞いてイメージするのはそういう作品だったかも。

が、桐野は高瀬と出会ったからこそ日の当たる道を歩くことができたんじゃないかな。己をきちんと知り、受け入れ、そして過去の哀しみを昇華していく、それは高瀬という桐野を一身に愛し求めた人物がいたからこそ。

桐野のダークな部分を、彼の父親を介して見せているところも良かった。愛しているから閉じ込めたい、誰の目にも触れさせたくない、自分の目の届くところに置いておきたい。

けれどそれが本当の愛なのか。それを、桐野は高瀬の才能を目の当たりにして、そして高瀬からの愛情を信じることができたからこそ知ることができたんだな、と。

まさに割れ鍋に綴じ蓋な2人。
序盤、めちゃめちゃ痛い話だったらどうしようかと思いましたが、全体的に甘く「愛」が前面に打ち出された、そんな作品でした。痛い話とかドロドロの話を読みたいときにはもしかしたら若干肩透かしを食らう作品かもしれませんが、甘さとシリアスさが程よくミックスされた、そんな素敵な作品でした。

7

箱庭

前作が良かったので、作家買いです。

狂愛箱庭と書いてあったので楽しみに読みました!
が、わりとライトな感じのお話でした。もっと、最初にヤる時痛めつけてても良いのになぁーとか思ったり。
二人しか見ていない感じは良かったです。
受けが、もっとヤンデレな方が好みですが可愛い良い子な受けでした。
画力は相変わらず凄いです!表情が本当に良いなぁと思います。
最後は、二人で仲良く海外生活ですが、やっぱり攻めがヒモなのかは私も気になりました…。



















紙本購入
修正はトーンと白抜きです。

4

作者買いです

前作「歌舞伎町バッドトリップ」でハマりました。
今作は前に比べて大人しい印象でした。

刺激的な内容ではない分、桐野の内向きなドロドロした気持ちが真に迫っていて、これはこれで好きでした。
あんまり深入りする前に冷静になると言うか、高瀬の才能を潰さないよう手放そうとするところが、狂気をあまり感じない、大人しい印象の原因かな?と思いました。

高瀬はなんだかブレてるような気がしました。前半は明るい後輩の殻を被った狂気の人のような印象があったのに、後半になるにつれて太陽のような陽の人になっていきました。

凄く丁寧に表情を描き込んで下さるので、感情移入しやすいのですが、高瀬の顔がブレてる気がして、所々誰?となりました。

表情を見ただけでセリフがなくても気持ちが分かるような所とか、凄いなと思います。本当に画力凄いです。

前作のような振り切れたような内容ではなかったですが、今作も好きでした。

3

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