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表題作とその番外編の2本立てです。
個人的には後半のカプのほうが好みでした。
表題作「暴れる犬」
年下わんこ系の・貴利×ツンデレな先輩・佑次。
後輩で尽くす系でメガネキャラって佐倉さんが如何にも描かれそうなキャラクターに思えるのですが、体格差のあるツンデレ系先輩とは収まりがよく、読みやすいお話でした。
途中で佑次の過去の恋人が出てきて引っ掻き回すのですが、それでもドロドロのシリアスにならないところが佐倉さんの作品です。
貴利は最初から佑次を好き好き言ってるのですが、互いに向いてるベクトルの大きさは同じくらい。…だというのは分かるのですが、個人的に佑次の考えていることや心の揺らぎが分かりにくく、ちょっと感情移入し辛い作品でした。
暴れる犬番外「迷える狼」
暴れる犬で出てきた、佑次の元恋人・洋一が主人公。
バツイチで35歳になっても独り身の洋一の姿が哀愁を誘うのと、佐倉さんの作品であまり見ない感じの無表情な敬語キャラが受けというのがツボで、こちらは凄く萌えました。
洋一は、飲み会で出会った好みストライクな昇をダメモトでホテルに誘うのですが、昇は黙って付いてきます。
終わった後、「お疲れ様でした」と言って去っていく様や、家に誘いたいのに「家が近くなんですが、どうされますか?」という口上などもう面白くて…。
昇はクールに構えていても内心では今まで上手くいかなかった恋愛の葛藤がある…というというギャップもよかったです。
短篇集というわけではないですが、一冊に2話入ってました。
甲乙つけがたいですが、一話目のほうが好きだったかなー…
一話目には、幼なじみのワンコ(攻め)が
でてくるのです。
ああ、ワンコ攻めに弱いなぁ、私。
しかも幼い時の思い出が、
可愛すぎる!
主人公(受け)の攻めに対する扱いは
ちょっとヒドイです。
※幼いころから。
まあ、強気という設定なので、
そういうところもいいのですが。
(強気受けも大好物)
佐倉さんの漫画は本当に
独特の雰囲気があって好きですね。
登場人物の性格が適当なところが特に!
ホント、最近、コミックを出してくれないので
寂しいです。
小説の挿絵をしたりしているのは
見るのですが…。
またコミック出して下さい!
楽しみにしてます。
佐倉さんは私にとっては癒しを与えてくれる作家さんで、ほのぼのでほわ~んとした作品を読みたい時に読んでいるんですが、今回もその期待に応えて下さいました。^^
表題作シリーズとそのリンク作が収録されています。
表題作は幼馴染で年下ワンコ攻xツンデレでほんとにつれない受け様に健気で可愛い攻め様でした。
長年知っている年下相手に中々素直になれない年上の意地みたいなものが描かれているんですが、う~ん、とっても分かる気がする(笑)。
リンク作の方もとても良かったです。表題作よりも気に入ったくらい。
私は受け様の可愛さにとっても癒されました(笑)。
天然という程ではないと思うんですが、ちょっとポワ~ンとしているところがあって、それで攻め様と上手くかみ合っていなかったりするのも面白くて。
両作品ともに言えるんですが、何気ない普段の出来事の中に、ほんわかと萌えポイントが隠されているんですよね。
強烈に萌える!ということはないんですが、ちょっとずつの萌を沢山感じました。
佐倉さんのコミカルなところも、もちろん萌えツボの一つです。^^
年下わんこしかも眼鏡な5歳年下の攻め、貴利とショップ店員でツンデレ、なんだか適当な年上、佑次のほわほわして可愛い恋物語。
貴利のド直球な愛情表現に振り回され困惑し、なかなか素直になれない佑次。
もう、なんだか見てられない!
歯がゆくて、ドギマギして、BLという非日常な物語にも関わらず、普通の少女漫画の様にサラっと心に入ってくる作品です。
もちろん絵も崩れる事なく美しい!エロシーンも過激ではないので、初心者さんでも大丈夫(私もまだまだ初心者ですが)!
番外編もこれまた美味しい!佑次の元恋人である小学校の先生、洋一(おっさん)と歯医者さんな天然、昇くんのお話。
佑次に逃げられてからというもの、恋愛ができなかった洋一。そんな時、同僚の飲み会に付いていった先で昇くんと出会います。
初めはなんとなく佑次に似てて可愛いから、って始まった洋一の恋。けど、どんどん〝昇くん〟の内面や甘え下手なところに惹かれていきます。
こちらも少女漫画のよう、きゅんとするってこういうことか、ってなります。
人生経験豊富なはずのおっさんが1つの恋に悩まされ葛藤する姿、可愛い!
是非手にとってみてください。
一冊に全部で2つのストーリーが入っていました。
しかも2つは人物が関連しているのでより一層楽しめました。
佐倉さん作品って、何度読んでも「カワイイ」と言う言葉がピッタリ
だと感じますねぇw
表題もかわいかったけど、2つめの作品のオッサンがイイ!
表題で出てきたときには、2人のジャマする
やなオッサン・・・なのかと思っていたのですが、
主人公となった2作目の方では、とってもチャーミングなキャラクター。
積極的な割に、時々ちょびっと臆病で。
オッサンだから?(笑)
オッサンも受けの昇くんも、ちょっぴり臆病でかわいかったです。
佐倉さんらしく、あっさりと読める作品でしたー。