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syounen wa kataki ni koiwosuru
長髪が大好きなので大興奮で読みました。さらに、中華風で衣装が美しい。
占地先生の描かれる艶っぽいキャラが、活き活きと動いていく様は、迫力がありました。
基本は、貴族の洋華が攻めで浩が受けですが...
初っ端、浩が洋華の元へ復讐しに訪れる場面で、逆っぽい描写があるので、ご注意ください。
がっつりとした描写ではないので、素通りできる方なら大丈夫だと思います。
個人的に、洋華の魅力をあまり感じることができず...
恋愛が大好きで、ふらふらと恋をしていく。
貴族の色男という感じですが、浩の師匠である風をあっさり切り捨てるあたり、クズっぽさも感じました。
風の提案した駆け落ちに怖気づいて、逃げ出し、風の元へ再び訪れることはしない。
にもかかわらず、浩と風の魅力について語ったりする。
天然でポジティブにもほどがあるだろ!とツッコミたくなります。
対する浩は、風と再会するために、憎き洋華の元で生活する日々。
浩と風の再会場面は、頑張ってきて良かったなあ、と頭を撫でてあげたくなります。
洋華のキャラに疑問を覚えるものの、全体的には面白く楽しむことができました。
最後は、洋華もしっかりと反省していますし。
個人的には、傷心の風を救った鷹の魅力にやられました...こちらのお話も気になります。
・異国の孤児の少年 浩(ハオ)
・孤児だった浩を拾って世話をした恩師(老師) 風(フォン)
・名門貴族の跡取り 洋華(ヤンフゥア)
・洋華の従者 楓 然(ファン ラァン)
主要なキャラクターになります。
ある夜、霧邸に忍び込んだハオ。目的は老師 フォンの仇を取る為。
仇の相手とは、霧の跡取りヤンフゥア。
老師フォンは異国では性奴隷としてしか生きれなかったハオを拾い1人の人間として衣食住、勉学を与えてくれ無償で愛してくれた命の次に大事な人だった。
そのフォンと仲睦まじく行為に及んでいるヤンフゥアを見て寂しくも感じていたハオに「ヤンフゥアと駆け落ちする事になった」と伝えたフォン。
寂しくも老師の幸せを願い見送ったハオ。
なのに、後日知ったヤンフゥアの婚約。
ヤンフゥアの裏切りとフォンの失踪に腸が煮えくり返る程の憎悪でヤンフゥアに襲いかかる。
憎悪のハオと裏腹にヤンフゥアは対等ではなく何故か刃物を向けられ何が何なのか分からず脅え逃げまどう。
この対比が掴みとして惹き付けられる。
ヤンフゥアという人物は、誰に対しても平等に愛せる人で返せば、本当に心の底から愛する事を知らない人でもあった。
その為、フォンにも他の人間と同じように愛し、駆け落ちにも軽く同意をしてしまったという経緯である。
とにかく、知らないからこその軽い男である。
で、その尻拭いに従者の然(ラァン)は追われているのである。「またか……」と思いながらも(笑)
ヤンフゥアは自身の行動に反省し、フォンの行方を探すのと同時に見つかるまでの間、ハオの面倒を見ると提案する。
初めは、裏切り者の世話になんかなるか!と思っていたが、フォンの発見の為に話に乗る事になる。
勿論、牙剥き出しのハオと、誰にでも優しく愛情を注ぐヤンフゥア。
この対比が読んでて楽しい。
異国の人間と邸で働く者達に陰口叩かれても「またか」と黙ってるハオに、優しい口調で「私の客人の悪口は言わないで欲しい…」とお願いし、ハオを庇うヤンフゥア。
本当に誰にでも優しく、ハオにも「私は時期当主だから誰も私が言えば文句言わない…私が必ずお前を庇う」と。
こんな事言われたら、もうハオも憎悪の塊だったのに変化しますよね。
ヤンフゥアもハオとフォンと住んでいた家に共に行き、帰ってないフォンに落ち込むハオを見ながら自身が何か出来ないか?と申し出た時にひっくり返した籠。そこからヤンフゥアにとったら、屑同然の石ころや木屑等が転がり出てくる。
「屑籠」と言ったヤンフゥアに「屑ではない!これはフォンが自分にくれた大切な宝物だと。」
この台詞でヤンフゥアの心が大きく動きます。
初めて誰かを羨ましく、誰かを他の誰でもなくその個人を気にかけるという事に目覚めるんですよね。
そこからは、今までの自身の行動を見つめ直すヤンフゥア。
憎悪の塊だったのに、ヤンフゥアを拒まない、どちらかと言えば受け入れてしまうハオ。
この2人の気持ちの変化にそれぞれが葛藤し、もがいてる様が読んでて、早く!早く!と読むペースも上がります!
フォンが見つかり、ヤンフゥアとハオと再会し、ヤンフゥアの反省と初恋、ハオの本心…
読んでて萌えました!
可愛かった♡
ヤンフゥアは本当に最初から優しくてハオと心から繋がった後のsexも優しく、でもヤンフゥアにとっても本当の愛を知った行為だから余裕がなくて。そんなシーンも凄く良かったです。
優しいヤンフゥアに惹かれ、過去には性奴隷だったのに、自分から心からヤンフゥアを求め、自身でも驚いてるハオも愛らしかった。
最初の憎悪の塊のシーンから最後の幸せなシーンの真逆な終わりと美しい絵に満足でした。
とても良かったです♡
脇役の従者ラァンというキャラクターもヤンフゥアの家族もユーモアあるキャラクターで脇役ながらも光ってました。
番外編のラァン!楽しかった(*^^*)
次作も多いに期待しています。